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3Q決算銘柄・ムゲンエステート

割引あり

 私は兵庫県民なので今回の知事選挙に関しては言いたい事が山ほどありますが…とりあえずテレビというメディアは一定以下の年齢層には全く信用されていないどころか、「テレビを信用するなんて時代遅れもいいとこ」ぐらいに思われているという事ぐらいはテレビ関係者は認識すべきでしょうね。私もそのクチです。
 ただ、正義のミカタ(関西ローカル)だけは良番組です。

 ところで、今回は初めて「ツイッターで拡散してくれたら無料」という機能を使ってみました。どれほど効果があるか分かりませんが、後半部を読んでみたいという方はぜひとも拡散ご協力お願い致します。
 
 
 さて、決算チェックもようやく終わりました。毎度の事なのですが8月と11月の決算チェックは本当に大変な労力で、終わった直後の解放感は半端ないものがあります。今後は高評価銘柄を中心に何か特別な情報が無いか調べていきますが、まあ特段の目新しい情報が出てくる事はほとんどありません。なのでこれからは、基本的には現状の高評価銘柄たちが期待通りに伸びていってくれる事を願うのみです。
 
 そしてここからは、当ブログ的には個別銘柄の見立てを書いていくフェーズに入っていきます。皆様はどの銘柄の見立てを読みたいでしょうか?とりあえずは3か月前の決算チェック時の高評価銘柄で今も保有している読者様が多いと思われる4114日本触媒や7991マミヤオーピーの現在の見立てを書こうかなと思っていますが、今回はちょっと目先を変えて、「3Q決算銘柄」とその一角である3299ムゲンエステートについて書こうと思います。これも8月決算時に高評価した銘柄ですね。
 
 まず「3Q決算銘柄」に関しておさらいしておきます。私の銘柄選別の基本は2Q決算(=中間決算)のチェックであるという事は以前から何度も述べている通りで、実際にこれまで2Q決算で高評価した銘柄を買う事でそれなりの利益をあげてきました。ですがここ1年ぐらいは、3Q決算のチェックも結構重要と思うようになってきました。それこそ最近では2Q決算銘柄よりも3Q決算銘柄の方が手堅いかもと感じているぐらいです。
 
 2Q決算のチェックでは株式指標・直近業績・今後の業績見通し・増配期待度などを色々調べてトータルで評価しますが、3Q決算銘柄に期待するのはただ一点、「期末配当権利取りに向けた株価上昇」だけです。例えば今回題材とするムゲンエステートは今期予定配当額が92円ですが、この92円は4日に1円ずつ365日かけて貰える訳ではなく、12月末に一括して貰えます(正確には12月末に配当を受け取れる権利が貰え、実際に配当が振り込まれるのは翌3月頃です)。理論的にはこの12月末の配当権利日が近付くにつれて株が買われる筈なので、3Q決算発表後(つまり今ぐらい)に株を買っておけば、高配当権利取り狙いの株価上昇を享受できるだろうというのが3Q決算銘柄の狙いになります。
 
 なので3Q決算チェックで私がやっているのは、期末(今回の場合は12月末)にどれだけの配当が出るのか、そしてその配当には減配懸念が無いのか、それを調べているだけです。本当に単純な作戦ですが、これまでの経験的には手堅く好成績を残せています。3か月前の決算チェックでの大成功銘柄7505扶桑電通も3Q決算銘柄でした。3Q決算銘柄は目前に高配当が迫っているので、その高配当に支えられる形で株価の下値リスクが小さいというのは言葉にする以上に大きな長所・強みです。
 
 そして3Q決算銘柄は売り時がハッキリしているというのも大きな特徴(長所)で、その売り時とはズバリ配当権利日の前です。かつて私が期末一括高配当銘柄の配当権利落ちに関して調査した際には、配当額よりも権利落ちによる株価下落の方が大きいという結果が出ました(サンプルは少ないですが)。そもそもの狙いが「配当権利取りによる株価上昇」なので、配当を受け取るよりも、受け取らず権利落ち前に売却するという方針をあらかじめ立てておく方が理に適っていると言えます。ただ、最近の高配当銘柄を見ていると、投資家たちが配当権利落ちを怖れて配当権利日の2~3週間前から株価が下落するというような例をよく見るので、私としても配当権利日の2~3週間前に売った方が良いかもと思い始めています。よって今回の3Q決算銘柄に関しても、利確できる株価水準と思えるなら12月の序盤ぐらいに売ってしまった方がいいかもしれません。
 
 なので今回の3Q決算銘柄であるムゲンエステートについても、買うと決めたら出来るだけ早い内で、12月の前半~中盤辺りを目処に売るというのが基本方針となります。もちろん売りのタイミングは相場や株価との兼ね合いもあるので調子が良ければ11月中に売る事もあれば逆に配当権利日ギリギリまで引き延ばす事になるかもしれません。その辺りの絶対的な判断基準は無いですが、基本方針は今述べた通りです。
 
 という訳で3Q決算銘柄の原則的な考え方についてまず書きましたが、これだけでは味気が無いので今回はムゲンエステートの株価に関して少し掘り下げて考察してみたいと思います。

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