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8月26日/今後の大まかな方針とか

 週明けの日経平均・TOPIXは反落。円高が重しになっている格好で、為替に関しては「二番底」を試す展開です。これはいずれ書こうと思いますがマネタリーベース比率で見た時の円ドルの理論レートは1ドル120円程度であり、現在の1ドル140円台というのは実はまだまだ円安水準です。なので今後米国が利下げして日本が利上げするのであれば、円安に戻る理由はありません。残念ながら1ドル130円台は時間の問題という雰囲気になっており、為替の落ち着きを見るまでは買いを絞って現金ポジションを高めておくか、あるいは買うにしても自動車等の輸出関連株は見送って内需系の銘柄を中心に据えるべきかなという思いが強くなってきています。本当に難しい局面です。
 
 また、今週は日本時間29日(木)未明にエヌビディアの決算があり注目です。エヌビディアの業績が良いのは分かり切っていますが期待値もべらぼうに高く、この高い期待値を超えるような超絶決算が出れば半導体株が活況を取り戻す可能性がある一方、ちょっとでも期待に届かなければ半導体株の失速が加速するという事も十分有り得ます。というか私は、実は後者の展開になって欲しいと思ってたりしています。資金が半導体株に集中して日経平均が押し上がるというのが個人投資家(というか私)にとっては最悪の展開、逆に半導体株から資金が逃げてバリュー株に移ってきてくれるようだと、日経平均は下がるでしょうけど私にとっては嬉しい展開と言えます。ちなみに3か月前のエヌビディアは高い市場予想をさらに上回る超絶決算を出しましたが、日本の半導体株は大して反応せずにむしろその頃から株価は下落傾向です。なので私としてはその傾向がより進んでくれる事を期待しているのですが…しかし逆にエヌビディアの決算を期にまた半導体株に資金が向かうような展開になってしまったら、私自身も現金比率を高めるなどしてポジションの調整を図るべきかもしれないと思っています。

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