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10月7日/最近の円安に関する認識&DOE銘柄②

※追記
掲示板の場所が分からないというコメントを頂きました。
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もし分からない場合は、恐れ入りますが再度コメントでその旨をお伝え下さい。


 週明けの日経平均は+697円の大幅続伸でした。この株高を牽引している最大の要因は円安です。米国が0.5%利下げに踏み切ったと聞いた時には1ドル130円台の定着は確実と思いましたが、現実は130円台どころかむしろ150円台と目指すような動きになっており、円安ドル高圧力の根強さを感じずにはいられません。
 
 直近の円安ドル高の直接的要因は先週末の米国雇用統計で良好な数字が出て米国の利下げ観測が後退した事と、石破総理の「変節」で日本の利上げ観測が後退した事ですが、これらの直接的要因とは別に中長期的なファンダメンタルズ要因もあると私は見ています。それは米国の中立金利です。
 
 金利を上げれば景気は悪化し逆に金利を下げれば景気は良くなりますが、中立金利というのは簡単に言うと「景気を良くも悪くもしないちょうど中間の金利」の事です。現代の先進国では中立金利はおおよそ2%強ぐらいだと考えられているのですが、近年の米国は様々な理由から中立金利が高くなっていると考えられており、3%ぐらいになっているのではないかとも言われています。中には4%に達していると主張する識者もいる程です。これは即ち、金利を2%台とかまで下げると景気が必要以上に過熱しインフレが再燃しかねないという事を意味します。なので米国の政策金利は今後あまり下げられないのではという予測が強まっているのです。
 
 一方で日本は利上げ局面にあるとはいえ、所詮は来年末でも政策金利1%ぐらいだろうと予想されています。なので今後日米金利差が詰まるとはいえ結局は米国の方が金利がかなり高い状態がずっと継続すると考えられており、これが根強い円安ドル高の要因となっているというのが私の認識です。近い将来の円高反転を予想する声は多いですし私自身もいつ1ドル130円台になってもおかしくないと思っていますが、しかし今書いたような強力な円安ドル高要因がしばらく存在し続けるという事は、今後の投資方針を立てる上で認識しておくべきであると思います。
 
 まあ、どんな理由であろうが円安は日本経済及び日本株にとって良い事なので、私としてはこの円安圧力がまだまだ続いてくれる事を期待しています。
 それから、為替に関しては現在ちょっとした特集記事(無料)を現在執筆中です。今週末3連休のどこかで投稿する予定なので、ぜひ読んで頂ければ嬉しいです。

 ではここからは、前回に引き続きDOE銘柄の紹介です。
 今回は、私自身は保有していないものの十分に割安と感じる銘柄をいくつか挙げてみようと思います。

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