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9月30日/石破ショック到来 

 「石破相場」初日となった今日の日経平均は-1910円でした。十分に「石破ショック」と言えるレベルの急落ではありますが、しかし先週水曜日の終値と比べるとむしろまだ僅かに高く、現状は「高市総理期待分」が剥落しただけとも言えます。私自身今日は-3000円が見られると思っていたので拍子抜けの印象です。
 
 株価が存外耐えたのは週末に石破が各メディアで金融緩和姿勢に関して従来のタカ派的発言を幾分修正した事がまず要因として挙げられます。総裁選中は「金融所得課税強化!利上げ!円高誘導!アベノミクスは終わらせる!」と息まいていましたが、いざ総理になった直後の日経先物の急落っぷりを見て内心青ざめたのでしょう。この辺りは、岸田が総理になった時と全く同じ構図です。
 
 また、突然出てきた解散総選挙の話も、今日の株価下落を限定的なものにした要因に挙げられると思います。総裁選中に石破は「私が総理になったらすぐには解散総選挙はしない!しっかりと国会で議論してからでないと無責任だ!」と言っていたので早速この男の嘘つき本性を見せられた気がして憮然としますが、いずれにしても来月末に解散総選挙が行われる事は内定事項のようです。また近い内にデータを探して持って来ようと思いますが、総選挙中は株価が上がるというのは有名で、聞いた話ではこれまで総選挙中は100%の確率で株価が上がっているようです。となると10月は株価上昇なのか?と考えるのは当然で、この思惑は総選挙が終わるまでは株価を支える要因になりそうです。

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