17年追いかけてきたアイドルの20周年を祝ってきた

馬鹿笑って、馬鹿泣いて、馬鹿騒いだ、SUPER EIGHT 超 DOME TOUR 二十祭の福岡公演二日間が終わりました。
エイターやって17年。こんなに感情が揺さぶられたのは初めてかもしれない。
まとまらないかもしれないけど、ライブで感じたことと今の気持ちを書き出しておこうとPCを立ち上げました。
これの為だけにNOTEに登録しました。今後使うかは不明です。

お気持ち満載の気持ち悪い文章になることは間違いないし、二十祭のネタバレもめちゃくちゃすると思うので、それが嫌な方は読まないでください。

気が付いたら古参と呼ばれてもおかしくないほど追いかけてきた一人のオタクの今の気持ちです。





二十祭に参戦するまで

当初、仕事も忙しい時期だし1日だけでいいかと思って、FC枠で2日目のチケットだけを確保していました。
通常は月曜日が定休のところ、月曜にも仕事になる可能性がある時期だったので、さすがに2日間はね~と。
私のモットーは「無理のないオタ活」
時間もお金も有限。自分が楽しめる範囲で楽しもうと、いつの頃からか思うようになりました。
昔はエイトが出ているレギュラー番組は網羅していたし、電波が入らない地域なのにも関わらずラジオを聴こうとしたりもしていたけど、年々「全部追わなくてもいいよね」と緩んできました。
だからフェスもKAMIGATAも現地には行っていません。KAMIGATAは配信で観たけど。

がしかし、神様の気まぐれか、はたまたシフトを組む上司の起こした気まぐれか、月曜日が休みとなっていたのです。
悩みました。一般チケットは余っている。どうしよう。でもきついよね。どうしよう。
シフトが出て、数日はこんな感じでした。

20周年のお祝いのライブだから、何の曲がきてもおかしくない。
そう思って車内で過去のカップリング曲をランダム再生して通勤していたある日。
突然「20周年は一生に一度しかない」と思い至りました。
職場の駐車場について、すぐに初日のチケットを取っていました。決断したときのオタクの行動は早い。

そんなこんなで晴れて福岡2日間に参戦することになったのでした。


関ジャニ∞からSUPER EIGHTへ

初日はいわゆる見切れ席で、メイン画面が全く見えない場所でした。
ただ下手側だったこともあり、開演直前の円陣の声が聞こえてきました。何を言っているのかは、さすがにわからなかったけど。
横にある小さな画面で、初っ端から大号泣している横山さんを見て、こっちも泣きそうになりながら、あーー初日来てよかった~~~と思うなど。
北九州の成人式ばりに派手な袴を着て登場したメンバー。
20周年=二十祭=成人式という構図でしょう。いかにもエイトらしい。
ビルを模したセットの上に立ち歌うエイト。Xで「この演出はテイチクの屋上でデビュー発表したときのオマージュでは??」とポストしている人見かけて「天才か???確かにそうだわ」と思いました。

ステージに降りたメンバーが画面に映る「関ジャニ∞」を背負って歌う。(初日はマジで何も見えてなかったので、2日目に確認しました(笑))

結成から20年以上掲げてきた屋号。
初日の挨拶で大倉さんが
「デビュー20周年を目前にして名前を変えなくてはいけなかった。悔しかった。」
と言っていたけど、ほんとエイターもみんな悔しかったし寂しかった。
どこかで「関ジャニ∞を成仏させてあげられてない」と語っていたらしいけど、今回のライブでやっと成仏させてあげられるんだろうな。
3曲目では「SUPER EIGHT」を背負って歌っていて、改めてこのグループ名でやっていくんだっていう決意の表れのようにも思えたし「関ジャニ∞」からの卒業のようにも思えました。

今年の2月になんとも言えない絶妙にダサい、らしいと言えばらしい理由で決定した新たなグループ名。周りの人たちは「関ジャニ」と言ってしまうし、本人たちもエイターも必死で慣れよう慣れようとしていたけど、この二十祭が無事終わった頃には今よりもっと自然に「SUPER EIGHT」と呼べている気がしています。


古参殺しでありトリセツでもあるセトリ

その後、シングル曲が数曲続いたんですけど、どれを出されても振り付けが自然と出てきて…周りも同様で一体感が半端なかったです。ずっとやってきた証だなと。

合宿所時代の「プリン事件」を基とした映像を微笑ましく見ていたら、突然黒スーツが出てきて阿鼻叫喚。察するの早すぎて、丸ちゃんがガムのお面被る前には、みんな確信していましたよね(笑)
みんな大好き8UPPERSの再来。
当時、匂わせMVがあったり、特設サイトで遊べたり、ショートムービーを映画館で上映したり(抽選に外れて残念ながら行けなったけど)初のコンセプトアルバムに、わくわくしたもんです。

ライブの演出として、亮ちゃんがタバコをふかして投げ捨てるというものがあったのですが、今回この演出をまんま再現していて、タバコは横山さんに代わっていました。会場に響き渡る悲鳴。
同時によこりょ推しの私、大歓喜の瞬間でもありました。
たださっき更新されたOclubを読んで、よこりょだと喜んでいた私はなんて浅はかだと…。

「5人で表現できるようになった感慨深さがあった」

確かにそうなんですよね。パッチの演出に限らず「これは5人じゃ無理かな」「もう見られないかもね」って思っていたものを、最近やるんですよね。
「パワーダウンしたと思われたくない」
すばるが脱退して6人になったときに言っていた言葉。5人になった今も多分そう思っているんだろうな。

過去のライブのいいとこどりをしまくっていて、私のように長い間応援してきたエイターはもちろんのこと、ここ数年で好きになったよという人にも過去のことを知ってもらえる、丸ちゃんが言っていたように「トリセツ」みたいなライブになっていると思いました。
今回のグッズにペンライトがなくて、新規に優しくないって若干言われていたみたいだけど、「トリセツ」ライブである前に「20周年のお祝い」ライブなのだから、今まで応援してきたエイターが優先になっているのは勘弁してほしいし、分かってほしいなと個人的には思う次第です。
「詰め込みすぎてみんなの帰りのこと全く考えられなかった」「でもこれでも足りないくらいだ」と大倉さんと村上さんが言っていたくらい濃密な時間になっておりました。

大正解を叩き出したユニット&ソロ

何を歌うのかという予想の中で、ユニットやるならどれだろうと考えた人は少なくないと思います。ソロも含めると5人だけでも組み合わせは結構あったわけです。
個人的には「夜な夜な~」で叫びたいなという気持ちがありました。ただそうなると残りは「パンぱんだ」…横山さんが「この歳でパンダ被るんはちょっとな~~」と言っている光景が目に浮かび、これはないかとか考えていたら、まさかの「Kicyu」ですよ!ピンクのハートのサングラス!!
安田さんの可愛さも爆発していたけど、ヒラトツツジをチューチューする真似は笑った。音がえぐいんよ。
最後に「Kicyu」をやったのは十祭の気まずいコンビが最後だったと記憶しております故に、オリジナルは本当に久しぶりでしたね。

となれば「YOU CAN SEE」なわけじゃないですか。PUZZLE以来やっていない曲。密にやってほしいと願っていたので嬉しかった~~~。爆イケの村上丸山を拝めるの有難すぎる。

そして大倉さんはあの伝説の「だってアイドルだもん」
…わかっていらっしゃる。「可愛くアイドルやってる大倉見たいやろ?」ってことですよね。歌い方も可愛い感じで、もう爆散です。
当時プレミア価格にもなったオオクマ人形(ステージの登場したのは大きいやつだったけど)久しぶりに見ました。

十五祭の時のユニットは、亮ちゃんと誰のコンビが見たいかを優先した結果だったと思うけど、今回は「久しぶりに見たいやろ?」だった気がします。

10年老いはしたけれど

そしてバッチバチに盛り上がったのが「四十路少年」
エイターの妄想が現実となった瞬間。歌詞が10年分しっかり老いてて馬鹿笑いました。

ここまでくると大倉Pが恐ろしくなる。なんで私たちが聴きたいもの、見たいものがわかるんですか??
水が落ちる「ポチャン」って音だけで、悲鳴をあげるだろうことも予想済みでしたか??
大倉Pが一番のエイターだってことは承知しているけれど、分かりすぎていて怖いよ。

あと、四十路だって歌っているのにバリバリにダンス踊るし、花道駆けずり回るし、体力どうなってるんですか??
「エイターを楽しませたい」「一緒に楽しみたい」「みんなでお祝いしよう」
その気持ちが溢れに溢れていて、そしてそれがストレートに伝わってきて、ファンサがどうのとか席がどうのとか銀テがどうのとか、すごく些細なことに思えました。楽しんだもん勝ち、これに尽きる。

5色と3色、そしてこれから

村上さんが挨拶で「メンバーのことが今一番大好き」と語っていて…じゃあ今までは違ったのかって話じゃなくて、メンバーの脱退に安田さんの病気と怪我、そして事務所のアレコレに伴うグループの改名…この6年くらいは驚くほど色んな事があって、それを一緒に越えてきたメンバーだからってのが大きいのかなって思っています。前回の超アリーナツアーではずっと泣いていた村上さんが、今回は本当に晴れ晴れした顔していて、心の底からこの時間を楽しんでいることが伝わってきました。

対照的に今回ところどころで泣いていた横山さん。「十祭の時も泣いてたなぁ」と自身でも振り返りながら、この20年を思い返して感涙している姿が印象的でした。泣いていてもギターは止めないという気概を感じた「ツブサニコイ」…アコギを弾いている姿はおそらく初めて見たと思うんですけど、めちゃくちゃ練習したことがうかがえる出来で、涙なくしては見られなかったです。

すばる最後の関ジャムの時も泣かなかった大倉さん。初日の挨拶、途中大声でわざと笑って涙を止めようとしている程に泣いていました。最年少で最後にグループに入ったメンバー。グループに対する愛情は人一倍だし、理解度も人一倍。そして、怖いくらいにエイターの心をわかっている大倉さんがいたからこそできたライブだと感じました。

終始ニコニコ楽しそうにしていた丸山さん。今回グッズの団扇の裏面がデコれるようになっていて、それはそれで大変だ、いつもよりファンサが少なかったらごめん!なんて言いつつ、できる限り多くの団扇に答えていたのが印象的でした。「いつもの丸ちゃんでいさせてくれてありがとう」に対して「いつも笑顔にしてくれてありがとう」を返したいです。

ふにゃふにゃ喋っているかと思ったら、熱い言葉で煽ってくる安田さん。「楽しくて涙が出る」「もっと大きなところに立ちたい」…病気と怪我を乗り越え、ステージに立ってくれているだけでも嬉しいのに、これからのことも語ってくれて、本当に本当のグループの最後まで見届けたいと思えました。

「この5色と旅立った3色、8色を祝ってくれ!」

この言葉を聴いて泣かないはずないでしょ。

私は旅立った3色の内の1色、黄色の錦戸亮を今でも応援しています。
エイトを好きになったきっかけが彼だったこともあるのですが、彼の作り出す楽曲やライブがすごく好きだと気が付いたからです。独立して5年、今年の10月で6年目に突入した亮ちゃんですが、昔と変わらずせっかちでMC苦手でお茶目でかっこいい亮ちゃんのままです。独立した当初はぼやかして話していた思い出話も、最近では名前を出して話をするようになりました。「アイスクリーム」を自分のライブで歌いたいからと安田さんに連絡した時に、グループ名が変わるってことを聴いたと言っていました。
時間が経って、自然とこういう話してもいいかなって思えるようになったんだと思います。
超アリツアの時にも村上さんは「今、メンバーのことが一番好き」って言っていて、そのレポをたまたまXで見て「そっか~~」と寂しがり亮ちゃんを発動していましたが、村上さんの発言の意図はちゃんと分かっていたと思います(笑)

話がずれましたが…17年間、その時々によって好きの度合いが違ったり、気持ちの浮き沈みがあったりしながらも、ずっと応援してきたグループの20周年に立ち会うことができて本当に幸せでした。
ここまで来たら、最後の最後まで添い遂げる覚悟でいます。
「10年後またここで会おうよ」その約束を果たすために生きていきます。

まだまだ東京、大阪と続く二十祭。参戦予定のみなさま、悔いのないよう全力で楽しんでください。

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