ニュージーランド移住13年、英語はどうなの???ーその1ー
キウイの英語
少し、前回の投稿jから間が開いてしまった。やはり一週間一回の投稿は少し大変、汗。月2回の投稿を目標にすることにした。
今回はTAの話ではなく、ワーホリ、移住者の方のよくあるトピック、英語について書いてみようと思った。
私が39歳の時にニュージーランドに移住した。もっと若いうちに英語でそんなに苦労しなかったのかなと思うこともある。でも来た当初は英語ゼロではなかったし、旅行するぐらいの英語ならなんとかなった。ただ、夫の家族とのコミュニケーションとなるとちょっと微妙だった。だが、そこは家族。わからないなりにお互いフィーリングでテキトーになんとかなるものだ。でも病院や学校の先生の面接となると一人ではビビりすぎていけず、いつも夫と一緒だった。
ニュージーランド人は早口で、もごもごとしゃべる。訛りも強い。初めはさっぱりわからなかった。アメリカ人の話す英語がすごくゆっくり聞こえた。
そして、マオリ系の人の英語はさらにわからなかった。マオリ語独特のなまりがあるのだ。ぽわんぽわん、と最初は聞こえた笑
ニュージーランド訛りでいえば、例を挙げると、peg がpig、 bedが bid、 fishが fush、sixが sexに聞こえる。(私には)
息子の保育園で子供たちが先生と数を1から10まで一緒に数えた時に
sixのところで大声で子供たちがsexと数えていた時は、ちょっと笑った。
もちろん本人たちは6sixと言っているつもりだが、訛りのせいでそうなってしまうのだ。
5年ぐらい住んだら勝手にペラペラになると思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。やはり勉強したり、それなりに努力をしないと英語が主要言語の国に住んでも言語は上達しないのだった。中国系、韓国系の人たちなんかはコミュニテイーの団結力が強いので、英語が話せなくともその世界だけで生きていくことは可能だし、何十年も住んでいるけど英語ができないという人も結構いる。でも最近は移住者の条件が厳しいので移住には英語力が求められるようにはなってきている。
私も移住後はもちろんクラスににも行ってみた。仕事もした。クラスより現地コミュニティーに入って英語を使った方がぐんと伸びる。これは私が日本語教師歴の中で、日本にいた時に生徒たちがアルバイトを始めた途端、急に会話力がUPしていたので分かっていた。最初はつらくても英語コミュニケーション上達のためにはやるしかないと思う。自分の思うことが伝えられなかったり、相手の言ってることがわからず、心が折れることも多い。ある面で図太くなるのは必須かもしれない。各いう私も、今でも相手が何を言っているかわからないこともあり、いつになったら全部わかるのかなと思って落ち込むこともある。仕事でも、ごめん、もう一回言ってもらえる?、と頼むこともある。仕事は間違えたくないので確認しなければならない。めんどくさい奴だ。なので、あまり仕事を頼まれなかったりすると、やっぱり私には頼みづらいんだろうか。。。などと、ネガティヴになってしまったり。。
いやいや、こういう気持ちが相手に伝わるのだ!さらばネガティヴ!と、自分に言い聞かせるワタクシ。
20代でワーホリでニュージーに来て、現在40歳の知り合いはもう英語でのコミュニケーションの問題はない、と言っていた。うらやましい限りだ。大学に留学したりすれば、カルチャー上のずれ(ジョークや、昔流行ったこと)などで多少、理解できないことがあっても、卒業後は仕事や日常で英語で困ることは皆無だろう。(と勝手に想像しています。)
でも最近、キウイの友達や知り合いなら、結構日本語を話す時と同じ心持ちで話しているな、ということを自分自身で感じるようになった。あれ、なんか話してて英語を話すことに自分が構えてないな、心がリラックスしているなと、自分で気づいたのだ。今まではそんなことを感じたことはなかった。ホントにここ最近の話なのだ。英語が上手ではないけれど、親しい人なら私に慣れているし、話すトピックもわかるし、相手の嗜好もわかる。何を英語でどう話そうかなーというようなストレスがないために、英語を話すためだけに脳内が動くので、英語の会話だけに集中できる。さらに、複雑な内容でなければ考えなくとも話せる。結構言葉が口から自然に出てくる。それは、知っている相手、慣れている相手だからこそだ。そういう存在にこの13年の間で出会えたことは私の宝だ。
仕事場ではなかなかそうもいかない。人も多いし、トピックもどんどん変わる。会話は秒刻みだ。そして今年から仕事場が変わったので、そんなにみんなのことをよく知らない。仕事の英語会話プラス、新しい人の英語を聞く、同僚とのコミュニケーションを取るという、この3つの作業で私の脳内はフル回転以上に働いている。ものすごく、今、英語を話す!!ということに集中している自分がいる。正直、ものすごく疲れる。キウイの友達と話すときはそれがなくなってきているのだ。
と、いうことは私は今、次のステップとして、新しい英語の環境にまたチャレンジしている、ということになるのか。。とこの記事を書いていて気付いた。
ちなみに私は日本語なら誰とでも話せる。あっ、でも決してぐいぐいと押していく圧強めではないですよ笑
仕事場で子供たちがホントによくここまで成長した、ということを言う時に、"He has had a long journy"ということをよくいうのだが、私もここまでくるのに長い旅をしたんだな、としみじみ思った。
それと、最初戸惑ったのが、英語云々の問題ではないのだけれど、大体週明けには”How was your weekend?”から会話が始まる。なんでいちいち何をしたか言わなきゃいけないんだろうと、生真面目にそう思っていたが、そのうち、”good"だけ答えてもいいんだとわかり、気が楽になった。別に詳しく答えてもいいんだろうけど、相手によると思う。でも最初のとっかかりというか、会話を始めるきっかけにはなる。