大きいステージで夢を叶えて
12月6日
お誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。
少しずつ元気を取り戻せている頃ですか。
まだそうはいかないとしても、今日くらいはゆっくりしてくれていると嬉しいです。
「心にあいた切なさのよう」
これは大好きな曲の歌詞の一部分ではあるが、まさか自分が痛感する日が来るとは思ってもいなかった。
今後の人生の中でも滅多に出会えなさそうな感情とぶつかっている気がする。人生で一度経験するか分からない、できるなら二度と味わいたくないが。
未だに整理が付かず、あまり物事も考えられないような時間に苦しむことがあるが、率直な気持ちや今までの思い出を文字に起こすことで、少しは楽になるのではないか…と思い、書き始めてます。
今回はSNSでは言い切れない、自分が初めて通った地下アイドル Jams Collection との出会いから来る最後の日までの思い出を、赤裸々に記していきたいと思います。
※ちなみにとてつもない長文となっています↓↓
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2024年11月16日、Jams Collectionの公式Xにて大場結女の脱退を知らせる投稿が発信された。
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Jams Collectionとは自分が約1年前から好きだったグループで、その中でも大場結女さんを推していた。
(ここから先は愛称であるジャムズとばゆめという呼び方をさせてもらいます)
思い返すと、ばゆめとの出会いは2023年のTIFだった。
TIFは立ち回りが特に重要であるが、当時虹コンが好きだった僕は、2日目のHOTでのふるっぱー→ジャムズ→虹コンという3連続を見に行こうとしていた。ふるっぱーと虹コン目当てだったこともあり、正直ジャムズのことはメンバーも楽曲も全くもって分からなかった。
じぇーむず、、コレクション??じゃむず???何て読むん??なんだこのグループ???
マジでこんな感じだった。
ただせっかく見るなら何か一曲くらいは予習しておくか〜ということで、TIF前日、検索して一番上に出てきた動画を見ることにした。
今思うとその時の自分を全力で褒めたい。
見たのは、新体制後のReady→NOW!だった。
見終わった感想、『…ん??めっちゃ良くね…?笑』
(皆さんも余裕があればぜひご覧ください)
メンバーみんな可愛いし、曲も歌詞も最高だし、グループとしてのクオリティも高いし、とにかく自分の好みに近いグループだった。
この時、中でも自分の目を引いたメンバーは、神楽だった。クールビューティーな容姿でかっこいい系のパフォーマンスで魅了させるかと思いきや、サビでニコニコ笑顔で歌い出した。いーやギャップ。
てか髪型。金髪で三つ編みおさげは刺さるだろ。(癖)
いや〜この子良いなぁ〜〜とかなり心を掴まれていた。
他の曲も聴いた。キケンなサンサンサマーやニューエラとかだったかな、とりあえず全部良かった。
もう既にふるっぱーや虹コンを超えるモチベにまでジャムズが進化していた。
絶対にTIFでジャムズを見届けるんだ。
そのモチベは翌日になっても冷めることなく、当日を迎えた。予習した3曲くらいだけを武器に、HOTステージへ乗り込む。こんな状態でこんな高いモチベ、今思い返すと、既に見る前から勝負アリだったのかもしれない。
もはや一番の目玉レベルになってしまったジャムズのHOTステージが、遂に始まる。
メンバーが出てきた。ヤバい、本当に始まる。
そして遂に、一曲目がスタートした。
正直どんなセトリだったかは思い出せないのだが、たしか初手がニューエラだった気がする。
今では考えられないと思うが、初手ニューエラ。
知ってる曲がいきなり来て昂り続けていたらもうラスサビを迎えていた記憶がある。記憶がないくらい脳汁が出ていた。
動画で見た通り、やっぱり最高なグループだった。
前述の通り、このTIFの記憶はあまりない。
テンションの高まりも相まって、ニューエラ含めて2曲くらいしか記憶にない。
ただ、もう一曲は鮮明に覚えている。
そのもう一曲とは、
あの、Ready→NOW!だった________
⊹ . ݁˖ . ݁*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(,,ºoº,, )・*:.。. .。.:*・゚゚・*. ݁₊ ⊹ . ݁˖ . ݁
この時だった。
心を奪われた。
正直言うと、神楽はそのハイトーンと歌割りでめちゃくちゃ目立っていたのと、顔立ちも自分の好みだったので"きっとこの子を推すんだろうな"という気持ちで他のメンバーをあまり見ずに早合点していた部分があった。
初めて見たジャムズのステージ、初めて見る大好きなReady→NOW!、
ニコニコ笑顔、大きなフリで衣装とハーフツインを揺らしながら楽しそうにパフォーマンスするアイドルが自分の目に映りこんできた。
その姿は正に、自分の理想のアイドルだった。
たしかこの子の名前、、
______ 大場結女だ。 ______
なんだこの子??すげぇぞ???
パフォはもちろん、顔立ちもとんでもなく良い。
とんでもないアイドルがいる。
当時はノイジョイ真剣部で地下の推し方や通い方も熟知していなかったため、特典会に行くなんて発想もなかった。
その日の帰り道、とりあえずSNSをフォローする。
ばゆめをフォローする。いやでも神楽もやっぱり良かったしな……でもさすがにばゆめが優勢かな……
そんな葛藤がありつつとりあえず2人ともフォローした。
初めてノイジョイ以外のグループを追いかける在宅オタ生活が、ここから始まった。
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基本は引き続き動画を漁っては見返し、サブスクで曲を聴き、SNSでリプを送る。
そして、Jam Vacationのリリイベに通い始めた。
と言っても、まだ特典会参加の心は習得できていなかったので、無銭ライブだけ見て帰ってしまっていたが、行ける関東の現場はほとんど通ってみた。
ノイジョイには無いリリイベ文化は新鮮で楽しかった。何回も通った。
掘り起こしたら懐かしい画像が出てきてしまった。
ちなみにこの年のアトジャでもジャムズを見た。
そんなこんなでリリイベも通い続け、ジャムズのパフォーマンスがなんと無くわかってきた時、自分の中で次第に考えがまとまっていった。
「俺、ばゆめ推しだわ」
あのTIFで見た直感は間違っていなかった。
どのステージでも変わらず最高の笑顔とパフォで俺のことを魅了し続けてくれた。運命を感じた。
この頃から神楽への未練も断ち切り、完全にばゆめ推しとしてジャムズと関わる生活が始まっていった。
そんなこんなで時が経っていき、2023年も終わりを迎えようとしていた12月末。
ノイミーの特別公演で泊まっていた札幌のホテルでこんな動画が更新され続けていた。
「Jams Collection 重大発表ティザー」
何が起こるんだ?と思いながら迎えた年明け、
公式から発表された内容は、11月12日に武道館でワンマン。
どうやらジャムズが11月12日に武道館に立つらしい。
正直な感想は、「へぇ〜」だった。
少し現実離れを感じていた部分もあったかもしれない。
ただティザー動画が良すぎたこともあるが、メンバーの武道館に掛ける思いの強さがビシビシ伝わってきた。こんな熱いグループだったのか。
生配信で、1人ずつ胸の内に秘める熱い気持ちをみんなに伝えた後に、最後に歌った疾走ドリーマー。
この疾走ドリーマーがとんでもなく素晴らしかった。
ここで一つジャムズへのギアが上がった気がする。
もっとちゃんとこのグループのことを見てみようと。
そしてそのまま1月末に発表があった、冬空ラプソディーのリリイベ開催。
初日の池袋から参加し、実はこの日、ついに初めて特典会に行ってみようと覚悟を決めていた。
ただし、全くもってルールが分からない状況だった。
さらに、その日は仕事終わりでスーツ姿。
強風にもさらされて髪もぐちゃぐちゃ。
とりあえずそのままばゆめの列っぽいところに並んでみた。
大場結女の最後列札を受け取って、さらに後ろに並んだ人に渡していく。
ふむふむ、こういうルールか。
並び続けている間に、とあることに気付いた。
特典券というものが必要なのではないか…?
てかCDはどのタイミングで買うんだ…?
ちょっと分からないことが多い。初見ソロ参戦には厳しかった。
初めての接触をこんな中途半端にしたくないという無駄プライドもあったためこの日は退散することにした。
そんなオタク初心者な苦い日もあったもんだ。
そして体勢を整え直して臨んだ2/20のヴィレヴァン渋谷でのリリイベ。
いろいろ予定が合わず終盤にして2回目のリリイベになったが、前回よりもコンディションを整えて挑むことに成功。
今回は事前にCDを購入。特典券を握りしめながらライブを楽しんだ。ばゆめは今日も最強だ。
そしてライブ後、いよいよ緊張の初接触。
対面での会話というと、それまで永田詩央里さんと菅田愛貴さんとしか話したことが無かった。
しかも、どちらも秒で剥がされるやつ。
そんなイメージしか無かった自分が目にした光景は、一種のカルチャーショックだった。
え、みんな2000円でこれ??10000じゃなく??
余裕でヤバいことが起きていた。パーテーションもない。ゼロ距離で1分くらいおしゃべりしてる。こんなことがあっていいのか?
などと困惑しているうちに次はもう自分の番だ。
ガチで近い。待機列でももう満足な距離。
そして、チェキ券を渡す。ツーショで!と前の人が言っていたので、自分もツーショで!と答えた。
すると、チェキスタの向こうにいるばゆめが俺の方に目を向けてきた。
目が合っている。
そのままおいでおいでと言わんばかりに手をピョコピョコ招いてくれた。
目が合っている。。?
「ありがと〜」と言いながら片ハートを差し伸べてくる。
慌ててもう片方を一緒に作る。
「はいチーズ」
そこから先は、たしか初めまして〜〜から始まるなんてことない会話をしていたと思う。
なんていうか、この初接触が、うまく言葉にできないのだが、めちゃくちゃに良かった。
ガチ恋では無いのだが、めっっちゃくちゃ良かった。
これはばゆめのトーク力もあると思うのだが、本当に楽しくて最高で幸せな時間だった。
恐らく今までこんな体験したことなかったので、余計に最高だったと感じていたと思う。
永田詩央里さんと初めて対面でお話した時もとてつもない幸せを感じていたくらいなので。
ただ本当に多幸感に溢れ続けた1分間だった。
そんな自分は、そのまま追加で2枚購入していた。
そしてそのまま特典券をもらい、そのまま2周目に並んでいた。
そう、ハマったのだ。
ばゆめに完全にハマってしまったのだ。
ここから、ばゆめを真剣に推し始めることになる。
そこからは空いている週末にジャムズ現場へ通い始めた。
残りのリリイベ、ジャムズライフ!、3周年記念ライブ@サンリオピューロ、など、
一気に回数を重ねていくことになる。
ばゆめに会う時間も増えていくとともに、ばゆめへの気持ちもどんどん大きくなる。
SNSへのリプもほぼ毎日返していた。
時にはDMも送っていた。
地上と違って、会える回数が多いからこそ、
高いモチベをキープしたまま「早く会いたい」という気持ちが強まっていることに気づいた。
これが地下の沼か…。
永田詩央里さんに掛ける想いとはまた違った、推しに対する想いが生まれていた。
この時すでに、永田さんに注ぐ熱量と同等のものをばゆめにも注いでいた。
早くジャムズのライブを見たい。ばゆめに会いたい。
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そんな気持ちで迎えた5月上旬。
事件が起こった。
その日はちょうどノイミー学園の鹿児島校へ登校をしていた。
ノイミーツアー初参戦だったので、この日は永田詩央里さんしか見えない顔つきで楽しんでいた。
ライブは夕方5時頃からなので、日中はいつものメンバーと一緒に思い思いに鹿児島観光を楽しんでいた。
その時だった。一緒にいる1人がおぼろげに喋り出した。
「なんか大場結女さん、炎上してますね」
は??
まさかこの場所でその名前を聞くとは思わなかったし、話している内容もよくわからなかった。
何を言ってるんだ?と急いでXを見てみたところ、
なんと繋がり情報が流出していた。
え。
マジで…?
何も考えられなくなった。
この後ノイミーのライブがあるのに。
人生で初めて、推しのスキャンダルが発覚した。
この時の感情としては、シンプルに悲しかった。
応援してる人のマイナスな情報を目にするのは辛かった。
その相手はメン地下だった。
まあアイドル業界何があるかわからないので、メン地下とも関わる機会があるのかもしれないし、ばゆめが好きで通っていたのかもしれない。
それは別に良いとして、ばゆめがトリガーとなって少なくとも自分自身とそのグループをマイナスなイメージへ持っていってしまった構図が悔しかった。
詳しいことはわからない。もしかしたらアイドルじゃない頃のことなのかもしれない。
とりあえずよくわからないまま、本人からの説明も無いので、ノイミー鹿児島のライブはできる限り楽しんだ。
ノイミーのライブはちゃんと楽しかった。
ただ、ホテルへ戻った後、しっかりと本件を今一度確認している自分がいた。
夜な夜な全ての引用リツイートも見るくらい漁った。
楽しかった感情はすぐに悔しさと悲しさに変わった。
たぶん本当に悲しかったんだと思う。信じたくもなかった。
その気持ちが癒えないまま、数日が経った。
ツアー中だったジャムズはその間もライブをやっており、渦中のばゆめもそのまま参加していた。
その後も今まで通り、ライブには参加していたが、
明らかに様子がおかしかった。
目が笑っていないし、SNSもしばらく更新が無かった。
この期間がまた自分を辛くさせた。
このままいなくなっちゃうのかな。
良くも悪くも、運営もばゆめも、本件について何も説明が無かった。
この対応については、今でも少しモヤモヤしている部分はある。
ただその数日後、ばゆめのXから「本件についてしっかりお話する機会」として、有料のオンラインお話会が急遽実施されることになった。
正直この対応も微妙だったなとずっと思っている。
それでも金を払ってでも、ばゆめがけじめを付けようとしているのかなと思った自分は申し込みサイトへ飛んだが、即完でその機会も失った。
ただ、この投稿がばゆめからの反省の意思であったことには違いない。
そう思うくらいにはばゆめのことを断ち切れなかったし、何よりもこれまで自分の目に映っていたアイドル大場結女は、そんな裏を微塵も感じさせないくらいのキラキラアイドルだった。盲目だなぁ。
ただそのくらい自分がばゆめに染まっていたことは事実だし、何よりもばゆめが掲げるアイドルへの野望のようなものも知っていた。
そして、ばゆめは根っからアイドルが大好きだった。(と少なくとも自分は感じ取っていた)
反省すべき点があるなら反省をし、それでもまたアイドルをやりたいなら、初心に返ってやり直せば良いじゃないか。
生半可な気持ちでこの世界に飛び込んできたわけではないと思う。ただ少し弱い部分もあるアイドルだったのかもしれない。
でも、世間からの信頼獲得には時間がかかるかもしれないが、ばゆめにその気持ちがあるのならば、自分も引き続き応援したい。
こっちだって生半可な気持ちで推していない。
次のライブが、6/4のマーキー祭だった。
申し込んだ。
そして当日。
ばゆめも含めた8人全員がステージに並んだ。
久しぶりにばゆめを見た。
久しぶりに8人のジャムズのパフォーマンスを見た。
見て思った。
やっぱり、このグループが大好きだ。
8人揃って初めてジャムズだし、ばゆめのパフォーマンスがどうしても大好きだ。
まだSNSも更新されないような、本調子では無い時期だったけど、ばゆめもまだ不安を抱えながらのパフォーマンスだったかもしれないけれど、
それでも俺は大場結女のパフォーマンスが大好きだ。
ライブ後の特典会で、一方的ではあるが思いを伝えた。
簡単に書くと、
「いろいろあったのかもしれないが、ばゆめが気持ちを入れ替えて、またこれからもアイドルを続けたいという気持ちになっているなら、その気持ちに応えられるようにこっちもまた全力で応援させてください。」
これに対してばゆめは、
「優しい言葉をありがとう、また気持ちを入れ替えて期待に応えられるようにアイドル頑張るから、これからも応援してくれるとすごい嬉しい、本当にありがとう。」
このアンサーで、火がついた。
そっちがその気ならば、この子を全力で支えたい。
ここからの信頼の回復はそう簡単なことじゃないし、ちょっぴり弱い部分もあるのかもしれない、だからこそこれまで以上に現場に通い、ばゆめを支えてあげたい。
数日後、ばゆめのSNSが再開した。
世間には結局本件の顛末は明かされないまま再開されたが、少なくともばゆめと直接話して気持ちを聞けた自分は完全に応援モードになっていた。
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そこからやってきた夏は、オタク人生で一番注いだ。
先に言ってしまうと、この夏の勢いのまま最終章へと突入することになる。
そんなこと毛頭考えられるはずもなかった当時の自分は、ばゆめへの熱量がピークに達していた。
6月のポップアップストアイベントから始まり、
六本木アイドルフェスティバル、ジャムドライブ、TIF、サマジャン、ヒロインズサマー、お試しジャムズ、リリイベ(計5日程)、マーキー祭、アトジャ、UPDANCE LIVE、yell Live(生配信)、夏ジャ、浴衣特典会、津代生誕、ヒロインズハロウィン、ハロウィン特典会、そして学祭。
この3ヶ月間に、相当な量通った。
多い週は、週3でばゆめに会った。
遠征にも行った。
自分の中のルールで、遠征に行くのは相当熱量の高いアイドルのみと決めていたのだが、ジャムズは余裕でその枠に食い込んでいた。
そして、各日のイベントはどれもめちゃくちゃに楽しかった。
オタク人生史上一番楽しい期間だったと言っても過言ではない。
そのくらいばゆめを全力で推していた。
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あれはたぶん夏ジャ付近からだろうか、ジャムズメンバーの武道館への想いの強さが増した気がした。
たくさん会える喜びが勝ってしまって大事な大箱のことを忘れかけてしまっていたが、メンバー全員が夏ジャ付近から「絶対に武道館を成功させたい」という気持ちがビシバシ伝わってきた。
それに呼応するかのように、オタク達も武道館に向けて高まっていた気がする。
対バンでのオタクの雰囲気も、「ジャムズならいける」「俺らのジャムズいくぞぉ!!!」のような気合いをどことなく感じ、メンバーとオタクの強い一体感が伴った最高な空間が作り出されていた。
そんな自分も、武道館までの1ヶ月はジャムズしか見えていないくらいMAXまで高まっていた。
武道館4日前、ばゆめのSHOWROOMが始まった。
そこでの内容は、ほとんど武道館への意気込みと期待感で埋めつくされていた。
その配信の中で、ばゆめはこう言っていた。
「私のアイドルのスタンスとして、武道館に立つことを全力で楽しみたいし、アイドル大場結女を全力で表現したい。そのために、カメラに一番キレイに映るようにカメラワークを意識したステージングになってしまうと思う。いつもは1人でも多くの人にファンサを届けたい一心でライブをしているけど、この日はどうかそんなばゆめを許してほしい。もしかしたらファンサがあまり来ないかもしれない。その代わり、1分1秒残さず最高な大場結女を届けます。」
「あと、私はたぶん武道館では泣かない。泣きたくないです。せっかくの武道館、泣いたらもったいない。泣いたらそれに感情が支配されてしまう気がしていて。人生で一度経験できるかどうかわからない時間を、涙で無駄にしたくないので泣きません。全力で楽しみたいと思います!」
ニュアンスは違えど、こんなことを言っていた。
なんてかっこいいんだ。
本当に自慢の推しだ。
この言葉からも、ばゆめは本当にアイドルという職業が好きで楽しんでいたんだなということがよくわかった。
すごく嬉しかった。
ばゆめには、この日くらいはオタク達のことを考えず全力でわがままに武道館を楽しんでほしかった。
この気持ちを伝えたくて、SHOWROOMにコメントをした。
ばゆめがそれを見つけて、読んでくれた。
『目と目を合わすのは次の日でいいからとにかく武道館を楽しんでくれ!!!』
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そんな自分が武道館前最後にばゆめに会えるタイミングは、11/2の学園祭だった。
実は武道館前最後の特典会で、リリイベで溜めた私物サイン券を使うと決めていた。
使い道は、ペンラフィルム。
世界で一つのばゆめ推しペンライトを掲げ、全力で武道館の晴れ姿を応援すると、決めていた。
その時のチェキがこちらである。
今から書くよ〜とフィルムを広げて見せてくれている。
「どんな感じがいいかな?どこにサイン書く?ここ?
あ、じゃあここにあーやの名前書いて、そしたらここにハートも付けちゃおっか!見て!いい感じ〜!これでばゆめを思いっきり応援してね!はいっ!」
そんなやり取りをしていた。
ほんとにさ、なんて最高な推しなんだよ。
こんなにたくさんの愛をもらえて幸せだよ。
世界で一つだけのペンライトがついに完成した。
よし準備万端。
ばゆめ、絶対に武道館成功させようね。
まさかこれがばゆめとの最後の会話になるなんて
皮肉にもなんて最高な幕切れだったんだろうか
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そして迎えた、11/12(火)。
ついにきた。この日が。
ここ数ヶ月のモチベは、この日のためにあった。
メンバーも全員体調は万全のようだ。
天気も快晴。雨女のばゆめも嬉しかったよね。
午前中から物販に並んでいたが、まさかの大行列だった。
ジャムズ、こんなに人気になったんだ。
これだけ人がいれば、最高のステージになることは間違いないと確信した。
どんなライブになるんだろう。
どんなステージを見せてくれるんだろう。
大好きなアイドルが挑む武道館、その伝説の瞬間に立ち会えることが本当に嬉しかった。
期待感を胸に、ついにライブが始まろうとしていた。
ばゆめ、本当に楽しそうだった。
いつもよりも何倍も縦にも横にも大きなステージで、キョロキョロと色んな方向を見て噛み締めている姿に感動した。
武道館の花道も叶えられたね。
旗振ったりトロッコ乗ったりこちらにマイク向けたり、ほんとに毎秒ずっと楽しそうなキラキラアイドルだった。
ステキな姿を見て、涙が出てしまった。
涙が出てはもったいない。
ばゆめの姿もボヤけてよく見えない。もったいない。
でも涙を拭ってばゆめの顔が見えると、さらに涙が出てきてしまう。
もうどうしよ止まんない。
幸せ泣きなんて人体の仕組みとしてあるのかわからないけど、言うならその涙だった。
ばゆめ、楽しんでるかい。
こっちは既にこんなにも幸せです。
終盤に撮可タイムがきた。
ばゆめは撮可タイムの時には全力でみんなのことを見つけたいと配信で言っていた。
幸いにもトロッコには近い席だった。
ただこんなにたくさんの人に囲まれながら、自分のことを見つけてくれるのはほぼ運ゲーだった。
それでもこんなにも近い距離で、武道館を楽しむばゆめを間近で見ることができて幸せだなぁなんて、自分の目の前を通り過ぎて行くばゆめを見つめながら思っていた。
でもやっぱり自分を見つけてほしいと思ってしまった。
その時、目が合った気がした。
そして…
本noteのサムネは、その瞬間である。
こちらを見て、"見えてるよ"のレス。
こんな自分を見つけてくれて、こんなにも幸せにしてくれて、本当にありがとう。
何にも返すことができない無力な自分だけど、このスケブに全ての感謝と応援の気持ちを詰め込んでいた。それが届いてくれたのかもしれない。
普段はスケブなんか持ち込むようなグループではない、最初で最後かもしれない大箱。
最初で最後のばゆめ用のスケブを作ってきた。
俺の気持ち、届いてくれたかな。
ばゆめ、超最高だよ。
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武道館も無事に幕を下ろし、余韻に浸っていた。
酒も入り、デカすぎる幸せに包まれていた深夜。
ばゆめが本当に大好きだ。
さて、感謝のポストでもするか。
これからもずっt………
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繋がり情報 #大場結女
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。。。。
あーーーー
マジかよ。ここできたか。
ん??一宮も????
うーん。。。
今一度しっかり内容を確認してみたけど、あまりよくわからない。
ただとりあえず、ばゆめは最前管理と繋がっていたようだ。いつの話かもわからない。でも俺が見る限り、そんな最近ではないような気がする。
それよりも一宮、これはちょっとヤバそうだな。
この時の自分は意外にも冷静だった。
それは、"きっとまた戻ってくる"と心のどこかで思っていたからだ。
自分の中での整理としては、例の5月の件よりも前か後かの前後関係を大事に考えていた。
もしあの後の情報だとしたら、それは一発OUTだろう。アイドル復帰なんてできるはずがない。
ただ、あれより前の情報だとしたら、あの5月の段階で過去の過ちを清算し、また一からリスタートしたと仮定すれば、個人的にはOKだった。
まあ、それでもダメなことはダメではあるとは思うが、また大きく反省して戻ってきてくれ。
それでいて、少なくとも自分が思うに流出した情報はどうも5月より前のものだったように見受けられたので、不思議とダメージは少なかった。
ばゆめが不器用なことは既に知っていたし、それでもばゆめのアイドルに対する熱意も知っていたので、不器用ながらも何度でも這い上がるタイプのアイドルだと思っていた。普通は両立できないが、ばゆめには許してしまっていた。
書きながらも痛感しているが、とんでもない盲目だ。
でももはやそれでも良いと思っていた。
そう思えるくらい、ばゆめからは曲がりなりにも大切なものをたくさんもらっていた。
翌日、武道館の感謝を次の日に伝えると言ったのに、ばゆめは案の定特典会には欠席となった。
昨日のあんなにも最高だったライブの感想を言い合えないことは、なかなか辛かった。
本当に昨日武道館だったのか?
もうわけがわからずヤケになっていた部分もあった。
もし復帰するとしても、早くはないだろう。
ばゆめ自身のメンタルが落ち着くのはもっと時間がかかるだろう。
まあでも俺が何かできるわけでもなく本人の問題なので、引き続き公式からの情報を待とう。
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特典会は、武道館の翌日と週末の計2回あった。
翌日は前述した通り欠席となったが、週末はどうなるか、恐らく前日の土曜日に発表があると思われた。
たぶん復帰するんだろうなと思っていた。別に気にしてはいなかった。いや、もしかしたら逃げていたのかもしれない。それを目の当たりにするのが怖かったのかもしれない。そんなはずはない。
にしても発表が無いな。まあ一旦欠席が無難か。
それでいい。気にせずその時を待つか。
夕方頃からいつも通りの休日をこなしていた。
なんてことないただの休日だった。
20:00。
そろそろ明日の情報が出る頃だろうか。
ジャムズ公式のアカウントを開いた。
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2024年11月16日、Jams Collectionの公式Xにて大場結女の脱退を知らせる投稿が発信された。
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嘘だ。
信じられるはずがなかった。
5日前にこの目で過去最高のライブを見届けた推しが、急遽脱退した。
そんな話、ドラマでも今までにあっただろうか。
ステキな景色を見せたまま急に姿を消した。
嘘だ。
「本人より活動辞退の申し出があり、本日付けでグループを脱退とさせていただきます。」
『私をここまでアイドルとして活動させてくださり、本当にありがとうございました。』
こんなに泣いたのはいつ以来だろうか。
本人のコメントを見て、ついに現実として捉え始めた。
本当にいなくなっちゃうんだ。
悲しい。ただただ悲しい。
もうお話をする手段を断たれてしまった。
泣いている時、これまで見てきた色んなばゆめの笑顔が、永遠に脳内で点滅していた。
全て楽しい思い出だった。
ばゆめは俺に人生の楽しさをいっぱい分けてくれてたんだな。
あの笑顔をもう一度見たかった。
その夜、優しいオタクたち数名がLINEで声をかけてくれた。その中にはジャムズのオタクも含まれていた。急遽飲みに行くことになったが、こういう時は誰かに会った方が良い。悲しみが軽減される。
でもロボットではないので帰ってきてからもまだ傷は癒えていなかったが、ばゆめがこんなにも大きな存在になってくれていたことに感謝するくらいの余裕は生まれていた。
当時の感情としては、言葉を選ばずに言うと、失恋ではなく親友の突然死のような感覚に近かった気がする。
仲良くしてくれた大事な人が、急にいなくなってしまった感覚。
まだまだ喋り足りないこと、伝えきれない気持ち、懐かしいふざけ合う時間、
ばゆめとこれからも一緒に楽しい時間を過ごせると思っていただけに、本当に寂しい。
恐らくガチ恋のオタクは、世紀の大失恋だったと思う。
ばゆめとお話したいことはたくさんあった。
大好きな君色花火の振り付けで、腕を回すのは何を表現しているのか?
伊達メガネを持っていって、最高のばゆめがねちゃんになってもらう。
10秒動画でひたすら真顔チャレンジ。
など
真面目な話も、ふざけた話も、全て一緒に楽しんでくれた素敵な推しでした。
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急にばゆめがいなくなってから、早いもので1ヶ月が経とうとしている。
ばゆめがいた時には1ヶ月がかなり長く感じていたのに、こんなにも気持ち一つで変わるものなのか。
本当に体感としては、10月の夏ジャから武道館までの1ヶ月は、3ヶ月分くらい濃密な時間だった。
そのくらい楽しませてくれていたんだね。
ばゆめがいなくなってから、面白いくらいに時間が過ぎるのが早いです。
力を入れていた推しは、ばゆめを含めて4人いた。
自分の中では全ての推しに100%ずつ注いでいて、×4で400%の熱量でオタクをしているつもりだった。
なのでもし仮に1人欠けてしまったとしても、残りは300%なのでまだ十分に余力がある。
そう思っていた。
でも違った。
やっぱり4人で100%だった。
しかもばゆめは、1人で50%くらい担ってしまっていたようだ。
ばゆめがいなくなると、熱量の50%が一気に抜け落ちたような感覚になった。
オタ活にも影響が出た。
確かに推しへの気持ちは変わらないのだが、どことなく物足りなさを感じる瞬間があった。
4人で作りあげていた熱量は、4人でないと成り立たなかったのかもしれない。
新しい推しを見つける気力も、起ききらない。
とにかく今は残った3人を大事にしつつ、その%を拡張していけたらなぁなんて、考えたり。
そんな感じで、本日12/6はばゆめのお誕生日です。
どんな人間にも訪れる、一年で一回の素敵な日なのです!!
おーいばゆめ!!!聞こえるか!!!
せっかくなので、ここで俺の思いの丈を伝えさせてくれ!!!
何度でも言う!!!
間違いなく、武道館は本当に最高のステージだったぞ!!!
間違いなく、誰よりも輝くアイドルだったぞ!!!
武道館を楽しむばゆめを1分1秒も見逃さないよう、最初から最後までずっとばゆめを追ってたよ。
終始変わらないとびきりスマイル、衣装も喜んでいるんじゃないかと思うようなぴょんぴょんと跳ねさせる踊り方、誰よりもフリも大きかったし、ノリノリでマイクも向けてくれたね。
おかげでこっちも大声で「ばゆめぇええ!!!」って叫んでたけど、聞こえたかい?聞こえたよな!?笑
きっと届いてるって信じてるよ!
「大場結女」
名前の本当の意味はわからないけど、偶然にもそういうことなんじゃないかなと思ってます。
大きいステージ(場)でゆめを叶える
そんなアイドルになりたい!!!
そういうことなんじゃないかなと。
ばゆめ、もしそうだとしたら、
その名に恥じないスーパーキラキラアイドルだったぞ!!!
大きいステージでみんなを魅了する、最高のアイドルだったぞ!!!
一緒に笑ったこと、一緒に泣いたこと、
手をつないだあの日々は、ウソじゃなかったよ。
ほんの一瞬だけでも、ばゆめの思い出になれたこと、
本当にありがとうね。心から嬉しいよ。
夢でひとり、明日を描く、誰のものでもなくて、
自分が主人公のストーリー。
だけどひとつ、何かひとつ、わがままが叶うなら、
もう一度「好き」って聞かせて。
苦しいけど、さよなら美しい日々よ。
苦しいけど、さよなら、ばゆめ。
俺を救ってくれて、俺とたくさんの思い出を作ってくれて、俺に元気と勇気を分けてくれて、本当にありがとう。
ばゆめ、大好きだよ。
涙、ふわり。
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以上が、ばゆめとの思い出です。
殴り書きで読みにくい部分もあったかと思いますが、
感情に乗せてそのまま書いてみました。
未だに整理が付かない部分もありますが、日にちが解決する部分もあると思うので、ゆっくり向き合いたいと思います。
最後に、ここまで読んでくださっている方がどれほどまで残っているのか、恐らくいないのではないかと思っていますが。笑
ばゆめとの日々はこうして終わってしまいましたが、大切なことをたくさん教えてもらいました。
『推しは推せる時に推せ』
これは本当に間違いない。
少しでも行きたい、会いたいと思ったなら、行く。
やれるだけのことはやった方が良い。
いつか来る最後の日、それまで思いっきり推しとの日々を楽しんだ方が、その時に感じる後悔が少なくなる気がしました。
後悔は卒業後もまとわりついてきて、どうすることもできません。
自分もばゆめへの後悔が少なからずあります。
あの時あの言葉をかけておきたかったな、あのライブも見たかったな、たくさんあります。
そして、『推しの卒業発表』。
発表当時は落ち込んでキツイかもしれませんが、落ち着いたらその最後まで全力で応援する。
卒業すらできず、急に脱退になってしまう推しもいます。
もし『卒業』という形で最後を見送ることができるならば、推しが決めた最後の決断、悔いのないよう思いっきり応援して見送ってあげたいです。
それでは長い長い振り返りもそろそろ切り上げましょうかね。
ばゆめの人生のほんの一部分になれて、幸せでした。
最高のアイドル「大場結女」と出会えて、本当に幸せでした。
これから先のばゆめの人生の中で、このアイドルの思い出が力強い支えとなりますように。
大好きだよ。
あーや