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simeji1039
仕事でいいなと思うこと(地方公務員✖️凸凹子育て 36 )
noteを始めてから、公務員の方がたくさん発信していることを知った。
そして、この仕事が好きです、という方の投稿を目にして、私も自分の仕事の好きな部分を書きたいと思った。
もちろん、組織が大きすぎて誰のための仕事か分からなくなるとか、本当に前に進んでいるのだろうかとか、様々な疑問や悩みはあるが、ここまで働いてきたのは、好きなところがあるから。
私の場合は、ここに暮らす様々な方と接することができる、ということ。
地域の人と直接関われる業務がいいなと思って地方公務員を選び、これまでも内部の事務ではなく住民の方との交流がある部署を希望してきた。
役所では、高齢者から赤ちゃんまで、本当に様々な立場の方とのやり取りがある。
それは、身近に頼れる人がいなくて心細いおばあちゃんだったり、
育児と仕事の両立に悩むお母さんだったり、
地域をよくしようと活動するボランティアさんだったり、
或いは、ご自身が病気を抱えていたり、ご家族が障害を持っていたり、離婚したり子どもを引き取ったり。
とにかく、たくさんの方が通過していく。
そこでお話を伺って、できることとできないことを整理して伝える。
制度の説明をして(大抵制度は不充分で、相談者の求めるものをカバーできない)、細かい(うんざりするような)申請書を書いてもらうう。
役所なんて、来たくて来る人はいないだろう。
皆さん、何らかの必要性があるから、仕方なくやってくるのだ。
だからこそ、その方の抱えるものや困り感を想像し、人生のほんの一瞬に思いを寄せている。
頑張ってと思うのはおこがましいし、幸せを願うというのも大袈裟なのだが、基本的にそういう優しい気持ちになれるのだ。
私はそこに、この仕事のありがたさのようなものを感じている。