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発達検査を受けてみた(地方公務員✖️凸凹子育て 15 )

息子の凸凹は、発達検査(WISC)をして分かった。
得意と不得意の差がとても大きかった。
検査をしてくれた心理士さんの説明は丁寧で、彼がどんなところで困難を感じやすいのか、何が得意なのかを理解するのにとても役立った。
また、学校や行政の相談機関でその結果を見せると、みんながふむふむという顔をして数値を見るので、「不登校になった理由」として納得が得やすいことが分かった。
だけど、WISCは1人で受ける必要があるため、私は子どもがどんな検査を受けてこの結果を得たのかが分からない。
一体、この数値はそんなに大事なものなのか。

結果の受け止め方が分からなくなった私は、検査を知るため、自分でもWAIS(WISCの成人版)を受けてみることにした。

心理士さん曰く、大人でも受ける方は結構いらっしゃいますよ、と。「でも、結果を見るの怖くないですか」と聞かれ、そこで、自分のことだと思えば怖くないことに気付いた。

結果は、私にも見事な凸凹。
自分がなんとなく得意だと感じてきたことは高い数値が出て、苦手と感じる部分は低く出た。納得の結果。

だけど率直に感じたのは、ここで測られる能力って、この先は全てAIが担っていく分野なのでは、ということ。
そしてまた、もし私に周囲からいいなと思ってもらえている面があるとしたら、それはこの数値の高低では評価できない部分だろう、ということも。

自分で試してそういう実感を得たので、息子のことも、本人をそのまま見ればいいんだ、と思えた。

だって、私たちは人間なのだ。
凸凹があって、均一じゃないからこそ面白いし、愛しい。
そのバラつきを、ともに味わい合える世界が広がるといいなと思う。

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