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それは、ママが悩むことじゃない(地方公務員✖️凸凹子育て 14 )
親の期待とは違うことを子どもがしようとした時やした時にそれを手放しで認めること。
私にとって、それはとても難しいことだった。
だから、コントロールを手放すこと、子どもの人生を乗っ取らないことの練習をずっとしてきている。
学校に行きたくない、もそうだし、習い事を辞めたいとか、手伝ってほしいけど断られたとか、ずっとゲームしているとか、個性的な服装をしている、などの場面だ。
まず、そういう時は何か言う前に「この人は職場の同僚だ」と思い込んでみる。
そうすると、大抵のことは「そっか、分かりました(あなたにはあなたの考えがありますよね)」と認められる。すぐにオッケーと言えなくても、相手(子ども)の考えを聞いてみることができる。そうやって練習を積み重ねてきた。
だから、自分は大丈夫だと過信していた。
年末、上の子が「友達1人と縁を切る」と事前に私に伝えてきた。そして、行動に移した。
私は、子どもの味方でいたいと思い、止めなかった。
行動した結果、子どもも傷ついたようだった。
暗い表情の子を見て「自分は止めるべきだったのではないか」「こういう考え方がある、と伝えた方がよ、よかったのではないか」と私はかなり落ち込んでしまった。
すると、子どもに言われたのだ。
「ねぇママ、これは私が、自分で考えて行動したこと。それで嫌な思いをしたとしても、それは私自身の問題で、自分で引き受けること。だから、ママがそのことで悩むのは違うと思うし、そうされると腹が立つ」と。
決して感情的な態度をとる訳ではなく、落ち着いた声で淡々と言われた。
その言葉で気付かされた。
自分は今回「子どもの問題に踏み込んではいけない」と余計なことは言わないようにした。
だけど、それを自分事として悩んでいる時点で、もう充分に、子どもの領域に踏み込んでいたことに。
子どもを傷つかないように守りたい思いもまた、コントロールだということに。
できていると思っていたのに、全然できていなかった。
「子どものため」というエゴでいっぱいだった。
見事失敗。
だから、反省して次に活かすしかない。
自分のことがまた一つ分かってありがたい。
こんなふうに教えてくれた子どもの成長に、心から感謝して。