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子どもを信じること自分を信じること(地方公務員✖️凸凹子育て 25 )
前回の投稿で、息子が小さい頃、外で大泣きする彼を見守りながらじっと立っていた時の気持ちを思い出した。
最初は私もイライラしたし、恥ずかしいし虚しいし、自分も泣きたかった。
でも、そのうちに息子を待てるようになった。
私が待てるようになったのは「大丈夫、できるよ」と子どもを信じることができるようになってから。
実際に、そういう眼差しで子どもを見れば、泣く時間が短くなったとか、大泣きはするが暴れないとか、マイナス場面にもプラスの変化を発見できる。
その眼差しを獲得できてから、随分楽になった。
子育てで大事なことは、この「子どもを信じる力」を親の中にしっかり育てることだと思うのです。
子どもは親とは違う人間。
持って生まれた性質も、生まれた時代背景も、生きていく時代も違う。
愛しているからこそ、将来を思うと心配で心配で仕方ない。
だけど、全てを見通して全てを準備することなど誰にもできない。
だから、信じる。
この子は大丈夫、失敗しても乗り越えられる、自分の頭で考えられる、人を大切にできる、そういう力があるから、大丈夫。
そして、「この子は大丈夫」と思えるようになったある時に、気づいたのです。
私は「私も大丈夫」と思えるようになってきたことに。
昔は、自分がいくら努力してもできていない気がして、理想と現実の永遠に埋まらないギャップに目を向けて、私は大丈夫か、このままじゃダメだよね、と常にそわそわと心配していた。
私が親として「自分は大丈夫!」と思えていれば「子どもも大丈夫!」と最初から信じてあげられたはず。
だけど、私は残念ながら、自分は大丈夫だと思える育ち方をしてこなかった。
だから、子どもたちの不登校をきっかけに、まずは「子どもを信じる」を育てた。
自分を楽にするやり方は分からなかったが、子どもを楽にしたいその一心で、必死で考え方を変え、子どもへの接し方、夫への向き合い方を変えた。
徐々に家庭が温かくなって、今では家族みんなの安心できる場所になった。
そうしたら、ようやく私にも「自分は大丈夫」なベースが整ったのだ。
大丈夫、今までも散々失敗してきたけど、何とかなってきた。
自分で考え迷って選択し、ここまできた。
だからこれからもきっと大丈夫。
大丈夫じゃない時期があっても、それでも大丈夫。
自分に対してもそう思えるようになっている。
いつも心の中を覗くと温かい火が灯っている感じ。心地いい。