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アメリカ留学 ①             Boston Children’s Museum

このアメリカ留学の主な目的はBoston Chilren's Museumの研修でした。なぜチルドレンミュージアムなのかというと、私の先生が金沢大学に来る前の大学で勤務しているときから毎年研修で行ってた場所がそこだったからです。簡単に説明すると、私の先生はアーティストです。大学のころは美大に通っていて大学を卒業してからアメリカの大学に学びに行き数年間アメリカで活動していました。そんな先生の専門はアートセラピーや心理学です。その中でも今は芸術思考や多重知能理論やSTEAM教育などを主に専門にされています。そんな先生の話は長くなるのでまた次の機会にします。Children's Museumでどういうことをやっているのか?というと、、、それは私の先生の専門とものすごく関係しています。その先生との活動を通して先生の話をたくさん聞くようになって私は大学院進学を決めたくらいです。面白いし楽しいし未来が明るくなりました。そろそろ本題に(笑)
それは、芸術思考を用いた活動の1つです。先生は金沢大学に来る前は美大の講師をしていました。そこでただただ自分の感情に任せて絵を描くのではなく、みる人のことを考えて絵を描くということを教えていました。
芸術思考とは…
「他者や社会に貢献しようとする意志のもとで人が何かを創り出す時の思考」です。(https://artthinking.jp/about
これは私の想像ですがアーティストの多くは自分の感情で、言ってしまえば利己的な作品をつくっていると感じます。見る人がどう感じるか、とかたくさん作ったり書いたりしてその作品の行き場はどうなるのかとか、は考えずに。それは正直環境的にも社会的にも適切ではないと思います。そして、美大などアーティストとして生きていける人は約1%いるかいないかでしょう。そんな中全員がつくりたいようにつくって、何かの基準で評価されて、つくったものはごみになるだけという状態。それで評価されなかった人の心がどんどんやられていくという現状があります。そして評価されなかった作品はゴミになっていく。すべてを否定しているわけではありません。その作品をうみだすことができる才能は私にはありません。そしてそれこそこの世の中で美大に入れるほどの才能を持っている人の方が希少です。それなら、その才能を人のために使おうよとうのが私の先生が取り組んできたことであり、私がこれから取り組んでいくことです。

ぴーす


Children'Museumはその作品を展示する場の1つです。作品を親子が見る、特に子供が。その子供たちが見る作品に例えば、自分の怒りや悲しみの感情に任せて描いた作品を見せられるでしょうか?もしかしたらそれがトラウマになってしまうこともあり得ます。そう、そういうことを考えて描くということです。それは描く方にも見る方にも大きな影響を与えます。今まで見る人のことなんか考えずに描ていたアーティスト側が見る人のことを考えて描けるようになる、そして見ている人も気持ちよく見れる。この思考が教育がアート会には足りないというかないのです。そのため、私たちがこのような活動をすることで普及させていくことが目標でもあります。前までは先生は美大で教えていたので教えていた学生が作品を描くということで成り立っていたのですが、今年からは美大生ではない私たちとの活動なので、私の役割はこの思考法を踏まえた教育を美大生や子供たちに伝えていくこと・教えていくことです。これから動き出します。
興味ある方はぜひご連絡ください。

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