コンサータについて語る
こんにちは、こーたです。
今日はADHDの薬であるコンサータについて語ります。
良かったら読んでみてくださいね。
目次
結論:めっちゃおすすめ!でも全てを解決してくれるわけではないのでご注意を!
題目にも書いてある通りコンサータを服用することは強くオススメします。特に僕みたいに不注意型のADHDにとってはパフォーマンスが上がるので飲んだ方がいいでしょう。ただし、困りごとを全て解決してくれるわけではありません。ここ大事ですからね。あくまでコンサータは脳内のドーパミン濃度を上げるだけなので。薬を飲んだからといって脳内回路が変わるわけではなく、ドーパミン濃度が上がることによって頭がスッキリしている感覚が保たれるという風に考えてください。
メリット
①集中力が上がる:★★★★★
どういうことかというと、基本的にADHDって思考があっちへいったりこっちへいったりしてまとまりが無いじゃないですか。何かを考えようにも、意図せず別のことが頭に浮かんで、それが脳内を支配する感じ。僕はそれを「思考が飛ぶ」と表現しています。コンサータを飲むとそれが減ります。目先のことに集中できるようになり、思考が飛ぶことも減ります。
では、僕の頭の中をお見せしますね。
服用する前後だとこんな感じ。
(服用する前の脳内)
「さあ今から仕事やるかあ。今日やることはっと、えーっと確か昨日あの業務やってたから今日は続きからやらないといかんかったな。具体的に何をやらないといけないんだっけ。えーっと、、、てか昨日の株価どうだったんだろう。資産増えたかな。(ここでいきなり昨日観たテレビの音声が流れる)上田と女が吠える夜〜。いかんいかん、何考えてたんだっけ。そうだ、今日のタスクはっと。えーっと、、、(ここで前にグサっときた一言がフラッシュバックする)あーもう、うるさい。えーっと、、、(ここで脳内に子供が観ていたYoutubeの音声が流れる)。えーっと、なんだっけなんだっけ。そうだ、今日はあれをやらないといけないんだった。ふぅ〜、よし、Excel開くぞ。」
(服用した後の脳内)
「さあ今から仕事するぞ。何を今日はやろうか。確か昨日はあの業務やってたから、その続きからやらないといかんな。ということは、今日はあのタスクを取り掛かるか。Excel開いてっと。」
一目瞭然ですよね。お分かりの通り、脳内の雑念が無くなっています。心理学の言葉だとマインドワンダリング現象が減り、マインドフルネス現象になったとも言えますね。仕事に集中できるようになります。
②覚醒度が上がる:★★★★★
これも「①集中力が上がる」ことにも近いのですが、脳の覚醒度が上がります。別の言い方だとやる気が出てくる、とも言えるかと思います。寝不足だと常にぼーっとして何もやる気が出て来ませんよね?ADHDの人ってそれがデフォルトなんですよ。
しかし、コンサータを飲むとですよ?
頭シャキィ!PCカタカタカタカタカタカタ!エンターキータンッタンッタンッ!シュババババ!
って感じで目が冴えます。これが覚醒度が上がる感じ。朝飲めば日中メガシャキ状態です。悟空もびっくり、超サイヤ人を長時間維持できるんですね〜。
③誘惑に負けなくなる:★★★
ADHDって目先の快楽をどうしても優先しがちじゃないですか。コンサータを飲むとタバコを吸っている人は吸いたい欲が無くなります。Youtube好きな人は無意識的にYoutubeのアプリを開くことが少なくなります。お酒を飲んでいる人は飲む本数が減ります。これらは脳内のドーパミンを増やそうとする行動ですが、コンサータを服用することでドーパミン濃度が高くなるため、渇望状態を満たそうとする行動が減るんですね。ADHDが元々誘惑に負けやすい理由としては、1. 思考が散漫なので欲望が頭に出てくる頻度が高い、2. ドーパミンが枯渇しているため我慢耐性が低い、という2つが掛け合わさっていると思いますが、コンサータを服用することで両方とも改善され、誘惑に強くなります。ただし、これらが0になるわけではありません。無敵になるわけではありません。あくまで軽減されるだけ、という認識は持ってください。ストレスがかかったり、依存レベルが高い場合は、普通に負けます。
デメリット
①食欲が無くなる:☆☆☆☆
コンサータ飲んだ後は食欲無くなるんですよ。胃が圧縮されている感じ。胃もたれに近いかもしれないですね。吐き気とか気持ち悪さはないんですけどね、なんか胃に違和感を感じます。昼ごはんとかあまりいらなくなるんですよね。なので、軽く済ませる感じになりましたね。
②夜にグッタリする:☆☆☆☆☆
これが一番デメリットとして大きいかもしれないですね。コンサータは言わば集中力の前借りなので、仕事から家に帰ってきて気が抜けるとめっちゃグッタリします。何もやる気がなくなります。夜ご飯を食べる気も、お風呂に入る気も、歯を磨く気もなくなります。ソファに座ってグッタリしてスマホ触って、それが止まらなくなります。気づいたら長い時間が経っていて、ようやく重い腰を上げてやるべきことに取り掛かる感じ。
③発想力の低下:☆☆☆
コンサータを服用していない時ではマインドワンダリングで色々な考えが突拍子もなく出てくるので、何かしらの発想やひらめきが生まれてましたが、コンサータを服用すると脳内に波風が立たず凪のような状態になります。発想力が無くなくなるため、クリエイティブな職業や企画業務の方は逆に不利に働くかもしれませんね。僕の場合でも、仕事にクリエイティブさはさほど求められないので、大きなディスアドバンテージにはなってないですが。
④血圧上がった(多分):☆☆
これは血圧計を持ってないので何とも言えないですが、コンサータを飲むと血圧が上がると担当医から言われており、実際そう感じます。心拍数も上がっているのが分かり、普段だと心臓の鼓動って意識しないと感じられないと思いますが、普通に聞こえてきます。これが何か悪影響を及ぼしているかと言われるとそうでもないので、特に気にしてないんですけどね。心臓バクバクいってるなって感じです。
変わらないこと
①:相手の話の理解力
コンサータを飲んでも相手の話が理解できるようになるわけではありません。ワーキングメモリの低さもあって僕は相手の意図を把握することがめっちゃ苦手なんですよ。初めて飲んだ時コンサータ飲んだら理解力も上がるのかなって期待していたんですけど、今まで通りわけわかめでしたね。もちろん集中して聴けるようにはなりました。ただ、相手の意図を把握できたり、的確に指示を把握したりするようにはなりませんでした。ですので、未だ服用したことのない人は、過度な期待は持たないでくださいね。コンサータはあくまで覚醒度を上げる薬です。
②:ワーキングメモリ
コンサータを飲んでもワーキングメモリは改善されません。思考がさまようことは少なくなるので、忘れる頻度は多少減るでしょう。しかし、一時的に記憶する情報量は服用前後で変わりません。海馬が大きくなるわけではないですし、シナプスが増えるわけでもないので。
③:吐き気や気持ち悪さ
これは僕だけのケースかもしれませんが、コンサータを飲むと吐き気を覚えたり、気持ち悪くなったりする人もいるみたいなんですね。僕はそのような副作用は一度もなかったです。ただし、これは処方されるグラム数にもよるかもしれません。僕は今18mgで一番低い物なので。
まとめ
今回はコンサータについて語ってみました。いかがだったでしょうか?
コンサータが全ての困りごとを解決する特効薬ではないことを理解いただけましたでしょうか?解決できないことや副作用もあることを認識できたと思います。ただし、これは主観的な観点で観点で書いたものなので、人それぞれということは頭に入れておいてくださいね。マイナスな面もありますが、それでも僕はまだ飲んでない人に強くお勧めします。というよりかは、飲む選択肢を持って欲しいと思ってます。コンサータを飲むことでどんな変化が自分に起きて、何が良くなって、何が悪くなって、何が変わらないのか、体感して欲しいからです。もし自分に合わなかったらそこで止めればいいし、薬の量や飲む頻度を調整してもいいと思います。僕が初めてコンサータを飲んだ時、コンサータすげええええええ!!!って思ったんですね。と同時に、もっと早く飲んでおけばよかった、そうしたらもっといい人生を送ることができたかもしれないのに、って後悔しました。なので、どうしようかなって悩んでいる人は勇気を出して処方してもらうように行動していきませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!