実は私〇〇病を持ってます😳
私の人生には、常に影を落とす存在がある。それは、吃音病だ。私は吃音と言う名前より(どもり)のほうが馴染み深いが、小学生の頃からこの病気を抱え、今もなお私の一部として残り続けている。人前で話すことは、私にとって大きな恐怖であり、毎回緊張のあまり手が震えるほどだ。
小学校に入ったばかりの頃、周りの友達と同じように元気よく話したいという思いがあった。しかし、言葉がうまく出てこないときのもどかしさや、周囲の視線が重くのしかかる。友達が私のことを理解してくれるとは限らない。そんな不安が積もる中、授業中に発言することはますます恐怖の対象となった。
「次は君の番だよ」と先生に指名されるたび、心臓がバクバクと鳴る。言葉がつっかえたり、繰り返したりする自分が恥ずかしくて仕方がない。教室の中で、私の声が聞こえなくなることが一番の恐怖だった。周りの反応が気になり、ますます言葉が詰まってしまう。だから、授業で手を挙げることはほとんどなくなった。
時間が経つにつれ、吃音と向き合うことができるようになった部分もある。しかし、今でも人前で話すことに対する恐怖は消えない。大学に進学してからも、プレゼンテーションやディスカッションでの発言は、私にとって大きな壁だ。クラスメートや教授の前で、自分の考えを伝えることができるのか、いつも不安が付きまとっている。
そんな中で、少しずつ自分の気持ちを表現できる方法を見つけてきた。日記を書いたり、友人と気軽に話したりすることで、自分の思いを言葉にする練習を続けている。また、吃音を抱える人たちのコミュニティに参加し、同じ悩みを持つ仲間と話すことで、共感を得ることができた。彼らとの交流は、私にとって大きな支えとなっている。
人前で話すことは今も怖い。しかし、少しずつ自分のペースでコミュニケーションを楽しむことを心掛けている。吃音があるからこそ、言葉の大切さやコミュニケーションの難しさを実感し、それを克服するための努力が必要だと痛感している。自分の声を大切にし、少しでも前向きに向き合っていきたい。これからも、恐れを乗り越えながら、自分を表現していく旅を続けていこうと思っている。
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