公園
住宅街の真ん中に公園がある
小さな公園だ
よっつのブランコ、滑り台がひとつ、
ベンチがふたつ、あとはトッヂボールができるくらいの砂利のスペース
私もよく遊んだし、今も小さい子が親と、小学生くらいの子たちが友達と遊んでいる
私の家は公園のすぐ目の前だ
この公園は、私の部屋の窓から見下ろせる
窓の前には机を置いてあるので、椅子に座って前を見ればすぐ公園が見える
最悪だ
ただの公園なら最高だろう
ふと顔を上げれば元気に遊んでいる子供が見れるし、夜まで誰か遊んでいなければ騒音なんてことも無い
別にこの公園がうるさい訳でもない
ただただ気味が悪いのだ
この公園ができたのは私が小学生5年生の時だったろう
その前までは草むらだったし遊び場が増えるのは単純に嬉しかった
公園ができて2年程は友達と集まり毎日のように遊んでいた
中学生になってからは部活動も始まりあまり遊んではいなかったが気味が悪いとは感じなかった
そう感じるようになったのはつい最近
2ヶ月ほど前のことだ
公園に誰かいるのだ
見た事のない誰かが
老人にも見える
若い男にも女にも見える
青年に見える時もあれば
赤子に見える時もある
どんな人物かは全く分からない
ただそこにいるだけだがそいつを見ると鳥肌が立つ、何故か不安が迫ってくるのだ
何に対しての不安かは分からないが、とにかく気味の悪いそいつは毎日いる
夜になると姿を見せ、朝になってみると姿はすっかり消えている
だが夜の何時頃に出るかは決まっていない
最初は一番奥にいたはずが近ずいている気がする
一昨日の夜は私の家の前の道路まで出ていた
昨日は庭に停めてある車の前まで
本当に気味が悪い
あの日、目を合わせてしまったのがいけなかったのかもしれない
だか、夜の闇の中にいるのに沈むように暗いあの目を見ずには居られなかった
気味が悪いのでもう寝よう
布団に入り、目を閉じよう
明日は早く起ないと、学校でやらなければいけないことがある
早く寝よう
早く寝よう
早く寝よう
音なんてしないんだから
危険を知らせるような心臓の音も、
不気味に響くドアを叩く音も、
いつもとは違うインターホン音も
きっと気のせいだから
〜〜〜
初めて物語を書きました。
下手くそだったでしょうし、内容もスッカスカですが読んでくださりありがとうございます。