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立山黒部アルペンルートに行ってきた。

前回の投稿の続き。

今回のメインイベント、立山黒部アルペンルートへ行ってきました。


富山駅→立山駅

富山駅から立山黒部アルペンルートの入口、立山駅へは富山地鉄で。

立山行きのきっぷ。

Suicaが使えなければ、きっぷを通す自動改札もない。駅員さんが改札するので、見覚えのない「改札中」とはこういうことか、と思いました。
地鉄の駅は古い駅が多くて、近代的な駅にはない雰囲気が好きです。降りたかった……。
途中、2件ほど仕事関係のメールを送っているうちに、山奥に連れて行かれました笑。さっきまで田んぼ道走ってたよね? なんでこんな山の中にいるの?

田んぼと建物と山
これまだ電車の中です。

そして最後の山道で、線路上に落下物があるということで電車が止まる。運転士さんが自ら取りに行き何事もなかったかのように運行再開。枝だったらしいので日常茶飯事なんだろうな笑。

立山駅→美女平駅

第1走者はケーブルカー。駅間標高差は500mで、最大傾斜角はなんと29度。壁のように見える坂道をぐいぐい登っていきます。
そしてこのケーブルカーには荷物を載せる荷台が付いているのです。昔は黒部ダム建設の資材運搬に使っていたそうです。

写真でも分かる傾斜。

美女平駅→室堂駅

第2走者は高原バス。約1500mの標高をバスで登っていきます。道中には称名滝などの見どころもたくさん!! 綺麗な景色のところではスピードを落としてくれたり止まってくれたりするので「ええー見られなかった(´;ω;`)」とならずに済むのも良い。あと、標高が上がると樹木が減っていく様子がよく分かる。めちゃくちゃ綺麗でした。

私たちを2400mへ連れていくバス。
称名滝

室堂で散策

室堂平では少し周辺を散策。みくりが池や地獄谷(今は火山活動の影響で立ち入り禁止)など、小一時間歩きました。
室堂をちょっと歩いただけで漂ってくる硫黄の匂い。火山活動が活発なのが伝わってきます。
そして広がる立山連峰の雄大な景色。目の前にするとまさに言葉を失います。

みくりが池
地獄谷(立ち入り禁止エリアの手前から撮ってます)

太陽が出ていたので暑いっちゃ暑いけど、標高2400mはさすがに涼しい。長袖でも十分なほどの気温でした。毎日この気温でいいのに。
途中、次の日の仕事の電話を立山を前にする私。こんなところでも繋がるスマホ、恐ろしい……。
室堂駅では立山そばを食べました。多分国内最高地点にある駅そば。白えびのかき揚げを乗せたおそば美味しかった。

白えびのかき揚げそば

室堂駅→大観峰駅

第3走者は今回のメイン、トロリーバス!! 今年で運行を終了するので乗ってきました。
トロリーバスは無軌条電車という電車の仲間です。バスの上の電線からエネルギーを供給してもらって動くわけです。
立山の主峰、雄山を貫いているというのもなかなかすごい乗り物。来年からは電気バスになるそうなので、新しい乗り物になってからまた乗りに行きたいな。

トロリーバス、間もなくラストラン。

大観峰駅→黒部平駅

第4走者はロープウェイ。国内で最長のワンスパンロープウェイという、1700mのロープウェイの間には1本も支柱がないんです。まさに空中を飛んでいるかのような感覚でした。窓開いてたからちょっとどきどきした。

ロープウェイは遠目から見たほうがきれい。

黒部平駅→黒部湖駅

第5走者は再びケーブルカー。でもこちらは国内唯一の全線で地下を走るケーブルカーなのだそう。ここでの車両は開業当初から同じものを使っているそうです。大事に使っているんだね。

地下を走るケーブルカー

黒部湖→黒部ダム

ここは歩いて黒部ダムを越えます。ちょうど放水をしていたので、放水している側に顔を出すと水しぶきが飛んでくる。そして虹がかかってて綺麗。

時間的に虹が黒部湖駅側からしか見えなかった。

黒部湖では遊覧船ガルベが運航しているので乗りたかったんですが、時間的に厳しかったので動いている遊覧船を眺めて終了。ちなみにガルベも今年で運航終了するそうです。

遊覧船ガルベ

黒部ダムでは上から見たり横から見たりしました。階段いっぱいのぼった。
売店では西園寺さんのキーホルダーが売ってたので思わず購入笑。嬉しい。ただめちゃくちゃ混んでてダムカレー食べられなかったのだけが心残り。

黒部ダムを上から眺める。
西園寺さんキーホルダー

黒部ダム駅→扇沢駅

最終走者は電気バス。黒部ダム建設時の名場面、立山トンネルの破砕帯を通ったり、富山と長野の県境を越えたりと、意外と見所の多い電気バス。破砕帯の周辺は湿気が多く、窓がうっすら曇り出す。そしてあっという間に長野県に突入しました。
そんな電気バスですが、昔はここもトロリーバスだったんです。一足先に電気バスになりました。でも、ここの電気バスにはパンタグラフがあるんです。というのも、充電する時にパンタグラフからエネルギーをもらっているそうです。

電気バス
昔使ってたトロリーバス

扇沢でバス待ち

扇沢駅では、長野駅までのバス待ちの間にトロバス記念館へ。駅ノート的なやつにコメント書いてきたよ。西園寺さんのコメントも読んできた。皆西園寺さんの動画見て来てる。同志が多くてにやける私。西園寺さんの等身大パネルも写真撮ってきた。

西園寺さん

ちなみにここでもダムカレーを食べようとしたんだけど、やっぱりめちゃくちゃ混んでて食べられなかった。残念なのでリベンジを必ず。結構扇沢と黒部ダムの往復をしている人が多いようなので、大町温泉郷に泊まって黒部ダムに行く、っていう旅行もありだなあと思いました。

扇沢駅→長野駅

扇沢からは信濃大町が近いんだけどね、仙台に帰りたいので長野駅までバスを利用しました。途中疲れて寝ちゃったけど、1時間半くらいで山から都市へ。ちょっとずつ離れていく感じが、余韻を感じていいね。
ちなみに、道路標識で「明科→」っていう看板を見たんですけど、明科っていうと西園寺さんが最長片道切符の時に「がんか」って読んだの、未だに思い出して笑っちゃうの。ごめん。未だ面白い。

長野駅でお買い物

長野駅には早めに着くようなバスを選んだのですが、そのバスすら早く到着。長野駅のお店でお土産買って駅弁も買って帰ります。本当は善光寺行きたかったんだけどね、ちょっと行くには時間が足りなかった。また長野に行って善光寺に行きたいな。

まとめ

今回、立山黒部アルペンルートに行って、まだまだ自分の知らない景色があるなあと実感しました。旅行に行くのに旅行雑誌とかネットの写真、動画で予習をして行ったけど、やっぱり本物を見ると言葉を失うというか、私の言語力がこの景色に追いついていないな、と思いました。
あとはすごいミーハー全開なんだけど、西園寺さんもこっから景色見たんだよなあって思うと嬉しくなりました。

今度は逆ルートで通り抜けしてみたいなと思います。あとトロリーバスが新しい乗り物になったらまた乗りたいし、雪の大谷とか紅葉とか色んなシーズンのアルペンルートを楽しみたいな、と思います。

立山黒部アルペンルート楽しかった!

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