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人工授精(1回目)

こんにちは、りんごです。
この記事では1回目の人工授精の体験と結果について書きます。
これから人工授精を予定されている方の不安が少しでも解消されればいいな~と思い、流れも細かく書きます。

月経スタート

1回目の人工授精は2024年8月でした。
8月12日に月経がスタート、月経3日目の8月14日にクリニックを受診しました。
まずは診察へ。初診の際に行った夫と私の検査結果をもらいます。結果はすべて陰性、AMHの値も正常値でした。
この日はフェマーラという、卵胞の発育を促すお薬をもらって終了です。フェマーラは月経5日目から、毎日朝/夕食後、5日間服用します。
ちなみに、このフェマーラというお薬、のちに出てくるルトラールも含めて、最初はきつかった…。服用後の軽い吐き気・日中の眠気を感じることが多くありました。私は仕事でオンラインミーティングが多いのですが、舟をこいでしまうほど強く眠気を感じる日もありました。

10日後受診

8/23フェマーラの服用が終わったタイミングで受診しました。
この日は、まず内診。経腟エコーで卵胞が育っているか(大きさ)、いつ頃排卵しそうかを確認します。私の場合は「あと2日後くらいかな~」ということで、26日か27日どちらかを選択するよう指示されました。

精子は病院で採るか自宅で採って持参するかを選択するよう指示されます。何度かこなした今となっては、どちらもアリだと思うのですが、当時は「そりゃあ、採りてたの方が新鮮だよね!」と思っていました。
クリニックで夫に電話、採精方法と日程を決めました。
ちなみに、私の夫は基本的に治療方針を私に任せてくれているので、「どちらの日程も調整するよ」と快く休みを取ってくれました。そうして、8月27日が人工授精の日と決まり、この日は帰宅。

人工授精当日(採精~注入)

朝10時に病院へ行きます。(私が通うクリニックでは人工授精ができる時間は10時~と決まっていました)
受付を済ませたら、夫がまず採精室へ。約20分後に出てきました。
私「どうだった?」ときくと、
夫「小さなテレビがある個室で、いわゆる男性の気分を盛り上げるDVDが用意されていたよ」とのこと。
私「へえ、使ったの?」ときくと、
夫「いや、イマジネーションで頑張りました」とコメント。笑 
そのあとは、小窓から精液が入った容器を提出して終わり。小窓にはカーテンが付いていて、誰かと顔を合わせることはないそうです。

実は、私は今まで夫が射精するところは1度しか見たことがなかったので、ちゃんと射精は出来るんだな~と、安心しました。(心因性EDとの戦いについては、また別記事で書きます)
ここで夫のお役目は終了。クリニック近くのカフェで待っていてもらいました。
ここから約1時間程待ちました。精液の調整は45分程かかるものだそうです。1時間待って診察に呼ばれ、精液初見の説明を受けます。精液初見とは、要は精子の成績表みたいなもので、量・運動率・濃度などを基準値と照らし合わせて、今回の精子の成績を説明されます。
初めての精液初見は悪かったです。あとから調べると、禁欲期間が長すぎると、古い精子が新しい精子に悪い影響を及ぼすことがあるそう。夫はそれを知らなかったので、2週間以上の禁欲期間を取っており、そのため精子所見が悪い状態でした。とはいえ、調整して何とか行けそうとのことで、人工授精を行うことになりました。

30分程度待って、内診に呼ばれます。まずは器具で膣を広げて、膣から細い管を通して精液を注入するのですが、この管が入る時と精液が入る時がちょっと痛いです。手際よく進めて下さるので数秒程度の痛みなのですが、「はーい、管はいります」「では精子注入しますね」のこの数秒が今でも慣れません。
どんな痛みかというと、子宮の奥がチクーンと痛むような感じです。
終わった後は少しピンク色の液がタラっと出ます。これは、問題ない現象だそうで、私も毎回起こります。なので毎回ナプキンを装着した状態で臨んでいます。(クリニックからもナプキンを持参するよう事前に指示される)
その後、排卵を促すための注射をお腹に打ってもらって終了。この注射はお腹の皮下脂肪に注射するので、おなかの脂肪を軽くつまんで打ちます。針を刺す時よりも液体が入ってくる時が痛い。

診察~会計

30分程度で待ったのち、診察に呼ばれ、今後の流れの説明とお薬をもらいます。
今回のお薬はルトラールといって、子宮内膜に受精卵が着床しやすくするためのお薬です。抗生物質も3日分もらいます。
抗生物質は当日から、ルトラールは翌日から毎日朝/夕、10日日間のみます。これも眠気・軽い吐き気やだるさを最初は感じました。どうやら、ホルモン系のお薬は慣れるまでが結構しんどいみたいです。私は3回目くらいから徐々に慣れてきました。
お会計は7000円程度。人工授精は保険適用の3割負担なので、人工授精自体は5000円程度で済みます。

反省会

その後、夫と合流しランチをしながら反省会。精液初見が悪かったことを伝え、禁欲期間を短めに・サウナは控える・膝の上にPC置かない・適度な運動・をお願いしました。
実は、クリニックの待ち時間にかなり検索しており、禁欲期間や精巣を温めることが精子に悪影響を及ぼすなど、めちゃめちゃ調べていました。(今となっては定期的な射精、つまり禁欲期間の短縮が精液初見の改善に大きく貢献したと思っています。実際この後かなり改善された。)

結果

9月12日に生理がきて、今回はだめっだたことが分かりました。生理が来たら5日以内に来院し再度人工授精のサイクルスタート、生理が来なかった場合は生理予定日から1週間後に自分で妊娠検査をして来院という流れにります。私の場合は生理が来たので、2回目の人工授精サイクルに入りました。

人工授精1回目の費用はどれくらいかかったのか

私の場合はこんな感じです。夫の検査以外、すべて保険適用の3割負担です。検査結果は1年間有効なので、人工授精1回あたり実質1万円くらいですね。
8月27日 人工授精:7000円
8月23日 卵胞検査:1670円
8月14日 検査(私):8230円
7月26日 検査(夫):8800円 ※10割負担
7月24日 初診:3500円
合計:29,200円

人工授精1サイクルで通院回数・時間はどれくらいだったのか

人工授精2回目以降も同じですが、月に3~4回程度。
基本的にクリニックは混んでいるので、1回あたり2時間は確実に超えます。長い時は3時間半くらいかかります。余裕で半日潰れた…。
私の場合は、クリニックまで片道40分程度、電車賃も往復340円だったので、アクセスには恵まれていて助かっています。

仕事の調整

1回目の通院は、生理1~5日目なので、比較的調整しやすいのですが、(特に今回はお盆休み期間中だった)2回目以降は事前に決めることが難しく、特に人工授精の日取りは卵胞状態を見ないと決められません。もう排卵しそうなので翌日しましょう。というパターンもあれば、卵胞が育っていないので2日後に様子を見て、日程決めましょう。というパターンもあります。
しかも人工授精は時間が指定される、かつ時間もかかるので、午前中は確実に潰れていました。私の場合は仕事がフルフレックスで中抜けができる、PCがあれば仕事の一部はできたので、クリニックの待ち時間にメール等の作業をすることができました。ただ、打合せなどは急に休んだり、代わってもらわざるを得なかったです。
なので、私は1回目の時から早々に職場に伝えていました。「今不妊治療をしており、通院等でご迷惑をおかけすることになる」と伝えて理解を得ることが出来ました。

仕事との両立は、まさに今戦っておりますので、また別記事で書きます。
それではまた。


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