【読書感想文】るきさん
「あれ、私なにに悩んでたんだっけ?」
これは、乾いた心を潤してくれる本です。
この本を読んだら、日頃の悩みを忘れてしまうようなほっこりした気持ちになります。
その本が、
「るきさん」
です。
私がこの本と出会ったのは、草叢BOOKSさんの選書サービスを利用したのがきっかけです。
社会人2年目、感情移入できる本、心が動かされる本、春を感じる本……というような希望テーマで依頼したところ、以下のようなお返事をいただきました。
社会人2年目とのこと。ほんの少し身の回りも落ち着いてきた、といったところでしょうか?つまらない大人にならないためには、とても大切な時ですよね。なので、とてもとても真剣に選びました。
新本:るきさん 高野文子 ちくま文庫 638円
⇒女優でエッセイストの菊池亜希子さんが「お守りのような存在」と呼ぶ1冊。バブル時代の一番勢いがよかったころのHanako(マガジンハウス)の連載をまとめたコミックです。オールカラー。色使いが抜群に素晴らしいです。
懐かしい色合いに加え、「こうじゃなきゃ」「やらなきゃ」に囚われない“るきさん”。当たり前を疑う機会をくれる本です。きっと皆さんにとってもお守りになるような、落ち込んだ時に読み返したくなるような1冊になることでしょう。
改めて、この本は乾いた心を潤してくれる温かい本です。
日常生活で「心が渇いているな……」と感じているあなた!おすすめです。