大人の遠足　其の一　飛田新地「鯛よし百番」へ

2024年12月17日 20:02

過去友人から面白かったよ！と聞いてからずっと気になっていた、「鯛よし百番」へ行ってきました。　

子供の頃の天王寺動物園付近といえば、浮浪者のテントが立ち並び、其処彼処にくたくたのおじさんが佇んでいた…

しかしここ数年てんしば、あべのハルカス、星野リゾート開発等やローカル感が楽しい、外国人観光客に人気のスポットに。

が、いまだ星野リゾートの反対側は街全体、下水の臭いがするし、そもそもあいりんの立て看板の存在感あるし、かなりカオス。また街の後ろにはあべのハルカスがそびえ立っていて、なんちゅうか、コントラストがすごい。

俄然散歩意欲が湧く街。それが西成…！

さて、前置きが長くなりましたが、目的地の「鯛よし百番」は、飛田新地の中にあります。

飛田新地は大正時代の飛田遊郭の跡地で現在は風俗街として有名な場所。当然気軽には行けないかなりのディープスポットなのです。

ただし、表向きは「料亭」という形で営業していて「料亭」に来た客が「たまたま」店の女の子と恋に落ち、なぜか部屋に敷いてあるお布団で、事が起きるって設定で、売春禁止法上はお咎めなしらしい…（なんでなん？？）

その中で鯛よし百番は表向き…ではなく、本当の料亭なので飲食目的で行けるお店。もちろん女性もOK。しかも大正時代の妓楼建築で登録有形文化財。
これは行くしかないよ。

事前に下調べをし、参加者の方と動物駅前8番出口からスタート。飛田新地への最短の出口のようだが、商店街通った方が分かりやすいのでそちらに向かう。
（なお道中出口からすぐのところにホルモンのマルフクを発見。次回絶対来ると心に誓う）

まずは商店街をトコトコ。

日曜日だけど思ったより賑わってない。半分くらいシャッター。空いてる居酒屋は、ほぼカラオケ付のスナック形式。ただ居酒屋なのでガラス越しで丸見え。意外にこの形珍しい。というか初めて見たかも。
なお西成の代表スーパー、スーパー玉出も電飾を灯し商店街に鎮座していた。
スーパー玉出って独特のオーラある…（バブル遺産の珍宝館にみたいな、禍々しいオーラ…）

そして5分ほど歩いたところで、飛田新地の入り口に到着。

ドキドキしながら皆で進む…

入るとすぐ飛田新地料理組合がありどんな活動するのかな〜と話しながら歩く。

すぐ店開きしてない雰囲気のエリアがあった。
シャッターチャンス！と風景を撮ってたら…

後ろから組合のおっちゃんが追いかけてきて、「写真禁止！！」
「削除してください！削除確認！」と迫ってこられた…人を写してはいけないくらいの軽めの認識だったので街全体が撮影禁止とは知らず…

最近は盗撮でネットに上がったりもあるので、それくらい厳しくても仕方ないかと反省…

でもおじさん、冷やかしじゃなくてちゃんとお店予約して食事に行くから許して。　

その後はひたすら前だけを見て店に直行。
おじさんはもう追いかけてこなくて安心した。

重厚な店構え！！大正時代の趣そのまま。
お店は写真可なので心置きなく、写真を撮る。
ちなみに大正時代なので、鬼滅ぽい。
（鬼滅読者談）

応接も装飾が凝ってて豪華！

みんなここで遊女を待ってたのかなぁ。

宴会の間は何部屋かあって、今回は装飾少なめのお部屋でしたが、座敷で良い感じ。

今回は鯛ちりコース（6500円）で鯛鍋。
突き出し、刺身、最後はうどんすきでなかなかのボリューム。
味は標準的だけど、若いバイトの人もたくさんいてオペレーション良かった。
なおすき焼きコースも有り。
ドリンクも高くないので、たくさん飲んでも1万円以内は収まりそう。
予約時も電話で確認してくれたりと、対応が良くてありがたい。
ホームページ昼13時〜となってるけど、早めの開始もできますよと教えてくれた。
当然キャッシュレスも可。