三つ目の病院
大きい病院での診察の10日後、三つ目の病院の診察となった。
診察と言っても、病気は確定しているので、後は手術をするだけ。手術日を決めて、事前の検査をサクサク進めてくれないかなぁ。と淡い期待を抱いていたが、今まで様々な病院を受診していて、そう上手くは事が運ばないことも重々承知している。
案の定、受付で、ことの経緯を一から説明するハメに。紹介状を渡しているにも関わらず。落ち着け、落ち着け、病院とはそういうところではないか。待合のソファに座って、すかさず旦那さんにグチる。いつも私の負の気持ちを吐き出させてくれてホント感謝してる。
ただ、ここからは思った以上に早く進んでいく。
予約時間ほぼジャストに診察室へ案内され、お馴染みのベッドに横たわり、足の可動域や痛み、力のテストをした。この日は運良く痛みがない日だったため、先生は普通に歩けていることを不思議に思っていた。どうやら紹介状には【歩けないほどの痛み】と書かれていた模様。
日によって、痛みが強い日とそうでない日の差が激しいことを力説し、どうにか早めに手術をしてもらえないかと話した。先生もピンピンしている私を目の前に、手術日をいつにするか、少し悩んでいた様だが。約20日後に手術日が決まった。こころの中は、手術が決まった安堵感、決まってしまった不安感、手術までまだ20日間あり、その間に症状が悪化してしまったらという焦り等、矛盾する様々な感情が湧いてきたが、とにかく少しでも前進したことは嬉しかった。
その日は血液検査、尿検査、次回のCTと造影剤を使ったMRIの予約をして終了となった。