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シン平時にギュられないためには
現代の資本主義は「戦争」であり、シンギュラリティ後は「シン平時」に入る。
今の経済競争は、軍事戦争と本質的に変わらない。他者を蹴落とし、出し抜き、金融資産や資源を収奪する。これはまさに「経済戦争」の時代であり、勝者と敗者が明確に分かれる。しかし、この過剰適応がシンギュラリティ後に「異常」として総括される。
シンギュラリティとは、単なる技術的な転換点ではなく、「人間社会の価値観そのものが反転する瞬間」でもある。
本記事では、ナットゥズム的視点から「資本主義の戦争性」「シンギュラリティによる価値観の逆転」「シン平時における新たな生存戦略」を解説する。シンギュられない(以下「ギュられない」)ための赤いピルを付与しようアンダーソン毛利君。
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資本主義社会:戦争状態(経済の総力戦)
現代の資本主義は、「戦争」としての側面を持つ。
特徴:
• 金融資本の収奪競争 → 他者を出し抜き、資本を独占する者が勝つ
• 労働市場での生存競争 → AIの発展で価値が落ちる前に、スキルを売り切る
• 国家間経済戦争 → 貿易・金融政策を通じたパワーゲーム
個人レベルでも、企業レベルでも、国家レベルでも、資本主義は「敵を倒す」ことで成り立つ。
極限まで適応すればするほど、競争は熾烈になり、勝者と敗者の格差は広がる。
歴史を振り返れば、戦時中の軍人たちは「いかに敵を殺すか」を競い合った。
しかし、戦後になるとその行為は「異常なもの」として総括され、戦争犯罪や危険思想と見なされる。
つまり、今の資本主義競争も、シン平時になれば「異常なもの」として総括される可能性が高い。
戦争で敵兵を殺しまくった軍人が、戦後に「英雄」ではなく「狂人」とされるように、
資本主義に過剰適応しすぎた者も、シンギュラリティ後には「狂人」として扱われるだろう。
プレ・シンギュラリティ(現在):競争の最終段階
現在は、「資本主義の戦争状態」の最終局面に近づいている。
特徴:
• AIが市場を最適化し、人間の競争優位性が崩れ始める
• 金融資本が加速し、一部の超富裕層に富が集中
• 資本主義の「ルール」が技術的に無効化される兆候
つまり、「戦争の終焉」が近づいている。
問題は、戦争が終わった後に生き残れるのか?
「戦争に最も適応した者」が、平和の時代に「異常者」として弾劾される歴史を忘れてはならない。
戦略:プレ・シンギュラリティでやるべきこと
1. AIを利用しつつ、過剰適応は避ける
• 短期的な利益追求だけでなく、「シン平時に残る資産」を作る
2. 次世代資産にシフト
• 物理資産とデジタル資産をハイブリッドで持ち、リスクを分散
3. 思想・ネットワークを強化
• シンギュラリティ後に「異常者」扱いされないための準備
シンギュラリティ:価値観の逆転
シンギュラリティを迎えた瞬間、資本主義のルールは根本から崩壊する。
これまでの価値観が逆転するポイント:
• AIがすべての経済活動を最適化し、「金を稼ぐ」必要がなくなる
• 労働市場が消滅し、競争そのものが意味を失う
• 資本主義のルールに過剰適応した者ほど、社会から弾劾される
これまで「成功者」とされていた者が、「異常者」として扱われる。
経済競争に過剰適応し、資本を独占し、他者を蹴落としてきた者ほど、「旧時代の狂人」と見なされるのだ。
歴史を見れば、戦争が終わった後、戦時中に敵を殺しまくった軍人たちが「危険人物」として扱われたように、資本主義の最前線で戦い抜いた者も、シン平時では「異常な存在」として総括される。
シン平時の生存戦略:ナットゥズム的適応法
シン平時(アフター・シンギュラリティ)では、資本主義的な競争や資産独占が「異常」と見なされる社会になる。これは単なる技術の進化ではなく、価値観の大転換だ。
「経済戦争の勝者」が、「時代遅れの異常者」として扱われる可能性がある。
では、シン平時を迎えたときに「生き残る者」とはどんな人間か?
具体的に何をすれば、新時代の支配層に入れるのか?
本章では 「シン平時に適応し、支配層へ進化するための具体的なアクション」 を整理する。
競争に依存しない自己完結型の生存基盤を作る
シン平時では、労働市場も資本市場も激変し、従来の経済ゲームが崩壊する。
資本主義に過剰適応していた者は、そのシステムが崩れた瞬間に何もできなくなる。
✅ 行動指針:「お金がなくても生きられる」状態を作る
→ 資本主義が崩れても、シンギュラリティが来ても、平然と生きられる基盤を持つこと。
具体的な施策
• 生活コストを最小化する(寝そべり力の強化)
• ミニマルな生活スタイル(固定費削減、シンプルな生存戦略)
• デジタルノマド的なフットワーク(物理的な場所に依存しない)
• 自然エネルギーや自給自足の実験(完全依存しなくても知識は重要)
• 食・住の代替システムを持つ
• 例)地方に安価な拠点を確保し、万が一の逃げ道を作る
• 例)シンギュラリティ後に対応できる新しい「住環境」への投資(VR居住、AI管理型住居など)
• 生存リスクを分散する(オフライン・オンラインの両方で)
• 物理的な拠点(国・地域)を複数持つ
• 生活費を稼がなくても生きられる環境を整える(ネットワークを利用)
人間の価値が「資本」ではなく「物語」になる時代に適応する
資本主義が崩れると、「金を持っているか」よりも「何を語れるか」のほうが価値を持つようになる。
つまり、「資本の蓄積」ではなく「思想・ブランドの構築」が生存戦略のカギとなる。
✅ 行動指針:「自分が語れる独自の物語」を作る
→ 資本主義の終焉後も、人間としての価値を確立する。
具体的な施策
• ナットゥズムを体系化し、ブランド化する
• 書籍・ブログ・動画コンテンツとして発信
• デジタル人格を育てる(AI・メタバースとの融合)
• 自分自身のデジタルアバターを作成し、仮想空間での影響力を拡大
• AIアシスタントを育成し、自分の思想を自動的に拡散させる
• 「思想×ネットワーク」の融合
• 例)ナットゥズム的な価値観に共感するコミュニティを形成し、影響力を持つ
• 例)オフラインでも影響を及ぼせるリアルネットワークを確立する
「資本」ではなく「影響力」を持つ
シン平時では、「お金を持っている」よりも「社会を動かせる」ことが価値を持つ。
この時代の通貨は「信用」「影響力」「ネットワーク」であり、従来の資本主義的な富の概念とは異なる。
✅ 行動指針:「影響力こそが新たな通貨である」と認識する
→ シンギュラリティ後は「影響力」を持つ者が社会の意思決定層に入る。
具体的な施策
• Twitter・Discordなどを活用し、影響力を最大化する
• 「思想」に共感する者を集め、ネットワークを拡大
• 影響力が増すほど、シン平時での生存確率が高まる
• リアル×デジタルの影響力を融合させる
• オフ会・シンクタンク活動を強化し、実社会での影響力を確保
• 政治・経済・テック業界と連携し、新時代の意思決定層にアクセス
• シンギュラリティ後の新しいエリート層に入る
• 例)AI社会で影響力を持つ「デジタル思想家」としての地位を確立
• 例)仮通貨などを活用し、資本主義が崩壊しても機能する新経済圏を作る
シン平時に向けた次世代資産戦略(リアル&デジタル)
シン平時では、資本主義的な競争が減速し、資産の価値基準が変化 する。
従来の「金融資産・労働資本」中心の価値観から、「影響力・思想・生活基盤」 へシフトする。
その変化に適応するため、リアルとデジタルの両面で資産を確保する必要がある。
デジタルアセット戦略(BTC & 影響力資産)
シン平時では、「情報」と「思想」が資本となる。
単なる金融資産ではなく、「デジタル上の影響力」も重要な資産となる。
✅ 行動指針:「デジタル資本を構築し、思想を資産化する」
→ BTCを基盤資産とし、デジタル上の影響力を高める。
具体的なデジタル戦略
1. Bitcoin(BTC)の確保
• BTCは「国家に依存しない資本」として機能し、シン平時でも価値を持つ
• 国家経済の変化に左右されず、リスクヘッジ手段として活用
2. 思想のブランド化
• シン平時では、単なる「金持ち」よりも「思想の持ち主」が影響力を持つ
• 「ナットゥズム」という思想を発信し、デジタル上のブランド価値を高める
3. 情報空間での影響力構築
• シン平時では、SNSやネットワーク内での「発言力」がそのまま資産になる
• Discord・ブログ・SNSを活用し、「情報資本」を蓄積
リアルアセット戦略(物理資産 & 生存インフラ)
シン平時では、経済構造の変化により「従来型の資産価値」が変動する。
不動産や現金の価値が変わっても、「生存基盤」 を確保することで安定を得られる。
✅ 行動指針:「生活コストを最小化し、柔軟に生きられる基盤を作る」
→ 都市・地方・海外の拠点を持ち、環境変化に適応する。
具体的なリアル戦略
1. 都市型拠点(影響力確保)
• 経済圏の中心部に足場を持ち、意思決定層とのコネクションを確保
2. 田舎型拠点(生活コスト最小化)
• 生活コストを抑えつつ、外部環境の影響を受けにくい拠点を持つ
3. 海外拠点(リスク分散)
• シン平時では、国家の枠組みが変化する可能性が高いため、国外にも足場を作る
4. 生存インフラの確保
• エネルギー(太陽光発電・ポータブルバッテリー)
• 食糧(備蓄・自給自足の選択肢)
• コミュニティ(人的ネットワークの形成)
デジタル × リアルの統合戦略
シン平時では、デジタルとリアルの垣根が曖昧になる。
単なる投資家や実業家ではなく、「影響力 × 物理資産 × デジタル資産」 を組み合わせた戦略が求められる。
✅ 行動指針:「リアルとデジタルを繋げ、思想を基盤に資本を構築する」
→ 思想× 資本× 影響力を掛け算する。
具体的な統合戦略
1. 思想と資産をリンクさせる
• 「価値観」を発信し、デジタル資産と結びつける
• 例:ナットゥズムを思想的ブランドとして確立し、支持者を増やす
2. デジタル上の影響力をリアルに転換する
• 情報発信 → リアルな人的ネットワークの強化
• 影響力を活用し、実業・資産形成につなげる
3. BTCを「国家に依存しない資本」として運用する
• 国家経済の変動リスクを避け、BTCで資産を保全
• BTCの価値が高まる局面を狙い、影響力拡大に活用
まとめ:シン平時の最適資産戦略
1. 競争社会から自己完結型幸福社会へ
これまでの資本主義は「戦争状態」であり、他者を出し抜いて競争し、金融資産や資源を奪い合うゲームだった。しかし、シンギュラリティを経ると、その価値基準は大きく変わる。
資本主義の変遷
1. 競争主義時代(資本主義の戦争状態)
• 他者との比較により価値が決まり、相対的な幸福を追求
• 金融資産・物的資産・地位を競い合い、脳汁を出す
• 生産性と消費を最大化することで経済を回す
2. 評価経済時代(ポスト資本主義)
• 金銭的資本よりも「影響力・ブランド・思想」が資本になる
• 他者からの評価を集めることで資本を蓄積
• 競争は続くが、金銭よりも「人々の支持・共感」が価値の源泉
3. 自己完結型幸福追求時代(シン平時)
• 競争そのものが意味を失い、「内面の幸福」が主戦場に
• 他者と比較せず、自分自身の価値基準で幸福を定義
• バーチャル・デジタル空間を活用し、脳汁を出す手段が多様化
この流れの中で、シン平時に適応できる人間と、過去の競争主義に最適化されすぎて異常者扱いされる人間が分かれる。カーブに曲がりきれず激突してコースアウトしないように今のうちから新しい生存戦略を取る必要がある。
2. シン平時の生存戦略
✅ 戦略①:「脳汁の出し方をアップデートする」
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競争主義の脳汁 → 内面世界の脳汁へシフト
• 他者との競争に依存しすぎると、シン平時に「異常者」として総括される
• 自分の内面世界で幸福を完結できるスキル が必要
• 創作・思想形成・哲学・デジタル空間での没入体験を極める
✔︎ 具体的な行動
• 思想を深め、自己の世界観を作る
• デジタル世界(メタバース・VR・ゲーム)での没入体験を増やす
• 瞑想・哲学・宗教的体験を通じて「内的な幸福」を探求
そもそも現代社会において幸福とは他者との比較由来の相対的幸福と、酒やドラッグ、サウナ、ランナーズハイなどの脳内麻薬経由の「絶対的幸福」の二種類に分かれる。競争により分泌される脳汁よりも、合法でお手軽で他者を傷つけない後者の絶対的幸福由来の脳汁が主流になることで内面世界や自己の脳内神経伝達物質、人体構造の特徴について目が向けられる時代が来る。いわば娯楽版の味の素グルタミン酸の誕生だ。そうなるとどんな料理に味の素を掛けても美味しく感じるように、脳汁を出すことだけに特化した薬品やAI生成コンテンツ、アニメ、VR、音楽など人体の脳受容体を極限までハックした「汁の素」が流行し外食産業のようにあらゆる場所で使われるだろう。
✅ 戦略②:「デジタル影響力を最大化する」
シン平時では、影響力=資本となる。
単なる金融資産ではなく、思想やブランドの影響力がそのまま資産価値を持つ。
✔︎ 具体的な行動
• 思想的ブランドを構築し、支持者を増やす
• ブログ・SNS・Discordを活用し、デジタル上の資本を確保
• 「評価経済」に適応し、共感を集める発信をする
✅ 戦略③:「BTCで資本を非国家化する」
資本主義の終焉に向けて、国家経済に依存しない資産を確保する。
シン平時では国家の影響力が変動し、既存の金融システムも変化する可能性が高い。
✔︎ 具体的な行動
• BTCを「国家に依存しない資本」として保有
• BTCをデジタルアセットとして影響力資産と組み合わせる
• 国家が金融資産を操作しても影響を受けない体制を作る
✅ 戦略④:「生活コストを最適化し、生存基盤を確保する」
シン平時では、過去のような「資産運用で稼ぐ時代」が終わる可能性がある。
そのため、「生きるコストを最小化すること」 が最大のリスクヘッジとなる。
✔︎ 具体的な行動
• 都市・地方・海外の3拠点戦略で、環境変化に適応する
• エネルギー・食料・ネットワークを確保し、生存リスクを抑える
• ベーシックインカムや社会制度の変化に柔軟に適応する
✅ 戦略⑤:「ジェネリック親戚概念によるリアルの統合」
ネットを通じて、都市と地方の「互助コミュニティ」を形成する。
資本主義の終焉後は、単なる貨幣経済よりも「関係性資本」が重要になる。
エリートサラリーマン(エリサラ)や都市部の上位階級が、農家・一次産業・地方の人々とネットでコネクションを作り、相互扶助する社会が必要になる。
これは、従来の家族や地縁に頼らない「ジェネリック親戚概念」の共同体となる。
✔︎ 具体的な行動
• Discordなどのオンラインネットワークを活用し、地方の人々と繋がる
• 農業・漁業・エネルギー生産者と協力し、持続可能な生活基盤を確保
• 都市のエリサラ層と地方の一次産業層が相互に支え合うシステムを作る
この共同体は、マイルドヤンキー的な互助関係を持ちつつ、エリート層の知識・資本と地方の生産力を統合し、相互補完的な社会を形成する。アッパーマイルドヤンキーを上の世界で構築し、和製華僑を目指そう。
3. シン平時を生き抜くためのマインドセット
✅ 競争思考を捨てる
• 他者との比較ではなく、「自分の幸福の基準」を定める
• 相対的な幸福ではなく、自己完結型の幸福を追求する
✅ 自分の世界観を確立する
• 自らの思想を深め、「内面の幸福」を追求する
• 他者に依存せず、独自の価値基準で生きる
✅ 影響力を資産化する
• デジタル上での影響力が、シン平時ではそのまま資本となる
• 思想・発信・ネットワークを活用し、評価経済に適応する
✅ 生活基盤を最適化する
• 資本主義の崩壊に備え、固定費を最小化する
• BTCやデジタル資産を活用し、資産の柔軟性を高める
結論:シン平時を生き抜く最適戦略
• 競争主義の脳汁から、自己完結型の脳汁へシフトする
• ナットゥズムを深化させ、デジタル影響力を資本化する
• BTCで資本を非国家化し、生活コストを最小化する
• 都市と地方の相互扶助コミュニティ(ジェネリック親戚概念)を形成する
以上、最近私が再三呟く話とここ一年程の行動原理を暴露させていただいた。答え合わせは5年以内に訪れると思うが、今はただ降ってきた啓示に従って粛々とやれることをやるしかない。
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