「k」が就活するならどこを目指せばいいのか
師走にごきげんよう。全日本序列プロレス代表メキシコ出身エル・タマカークと申します。本日は身内にJTCの総合職通称エリサラがおらず、右も左もわからない公務員家庭や自営業、士業のガキ向けに自分の代から初めて民間就活を行う場合どこに出願すればいいのか解説していくぜ。バフェットが嫁に向けて書いた手紙がプライバシーガン無視で本屋に並ぶ現代日本にとって、兄からの手紙だと思い読んでくれ。なおこのノートを読むと、同窓会に行く際、四季報業界地図を参照して公立中420高橋ちゃんが内定した企業の福利厚生や業界内立ち位置を検索するクセが付くかもしれない。
学歴と生涯賃金
会社というものは数多の業態がある。コンサル、外銀、金融、商社、鳶職、弁護士、会計士、お医者さん、保育士どれも重要な職業だ。しかしながらこれら職業には明確に就活界隈における序列が存在する。簡単に言えば生涯年収の差である。
大卒の生涯年収の平均は約2.9億円と言われており、東大卒の生涯年収の平均は4.6億円、慶応は4.4億円、早稲田は3.8億円だと言われている。皆さんはかつて冷房も暖房も効かないような公立中の給食後の黄昏に最高水準問題集を周回していたと思うが、その時の目標はいい大学に入りいい会社に入ることだったはず。つまり今お見せしているデータは、あの14歳の頃に抱いていた夢のその先、手にしたアポカリプスたちがどのような人生を送り、どのような生涯年収に落ち着いたのかという魂の結晶である。
では具体的にどこの企業帯に入り込めれば勝ち組なのかというと壁内人類を目指してくれ。つまり生涯賃金3.5億円以上、通称ウォール・ローゼを超える企業に就活しようという話である。
先月進撃の巨人を全話一週間ほどで鑑賞し、この世界が階層社会であり我々が鳥かごに囚われている哀れな小鳥にすぎないことをカギ括弧理解した。
それぞれの会社の平均年収は四季報による概算でシーナが1052万円、ローゼが921万円、マリアが789万円である。
ローゼは元々メガバンチュアラインとも呼ばれており、総合コンサルや大量採用の金融機関など高学歴のみなさんがそこに入れたら少なくとも同窓会は行けるという会社群である。味の素などの勝ち組とされるメーカーやみずほFG、サントリー、ソニーなど就活界隈で大人気の高級ホワイト会社はここに並んでいる。
ウォール・マリアは関西電力や大阪ガスなどのインフラや楽天、サイバー、商社やNTT、財閥系などの上位子会社、日経のメーカーなどの所謂安定している職業が当てはまるだろう。都庁ラインとも呼ばれることがある。
シーナには総合商社やキーエンス、M&A仲介、外資系戦略コンサル、外銀、三菱地所、就活の帝王マリン、GAFA、などが当てはまるだろう。所謂エリサラであり港区文学レギュラー出演の明石家さんまだ。
一応紹介しておくと塾講師の生涯賃金が1.8億円、看護師が約2億円、弁護士が4億程度、会計士が3億円程度だと言われている。損益分岐点的な観点で行けば、シーナを割りそうならば司法試験や予備試験を受ける経済的な合理性があり、民間就活でローゼを割ってしまった早慶の人間が公認会計士を受けて壁内に留まる例はツイッターでもよく見るだろう。東大生の法曹人気が下がり外資系コンサルなどに人が流れていると昨今言われているが、実態として東大法学部でも外資系コンサルどころかコンサル業に就職できている人間は全体の1割もおらず、ガクチカも留学もしておらずガリ勉しかできないので資格で蘇生するというのが昨今のトレンドの背景である。大体の予備試験合格者に就活段階で三菱商事に内定できてたら四大法律事務所を目指してたか?と聞くと「そんなわけない」と即答されてしまう。皆、安定を求め学歴を手にし、学歴の相対的な効力が弱まると難関資格に逃げ希少性を高めて就活を乗り切るのは古今東西同じなのである。
ではなぜミスるのか
t出身kが就活で失敗する理由は簡単で情報不足である。私も2年前の大学時代就活していたが自分だけESの書き方も何もわからず、兄も姉もおらず親に聞いても民間就活をしていないので普通に終焉してしまった。ESやWEBテストすら通過せずBIG4の総合コンサルを全滅したあの日の屈辱は今でも昨日のように思い返すことができる。そもそも、t家庭ではニトリとマリンの差が分からない。就活界隈では勝ち組とされていて早期選考とかもあるらしいけど、親が「知らない」変なカタカナの会社に入ることは気が引ける。そんな友達も情報もおらず、たまたま勉強できただけの実質的な高卒たちの救済手段が第二新卒だの資格試験予備校の隆盛だろう。大学受験のように最初から攻略本や参考書ルートが存在していれば、現代日本ではそこまで人生が壊滅することはありえない。たまたま東京に生まれたバカガキだけが有するエッジ情報のパス回しにカットインできず、気づいたらハーフタイムが終わり、ヤケクソで塾講や地銀にオウンゴールを果たすのだ。ネイマールのように痛がって転がっても人生にイエローカードは存在せず、転落する坂をひたすら加速して転がっていくだけ。
こういう活動してても上位企業の「椅子」自体は数が限られてるからマイナスサムゲームでやってる意味はないという批判も考えられるが、私はその椅子に座る人間が少なくとも「バカガキ」でなければ何でもいいと思っている。階級の流動性を高めるためには情報弱者たちに攻略本を提供し、都会のバカガキが選抜コミュニティやインターンで回すパスを奪い、椅子取りゲームに勝利しなければならない。そして加速する東京一極集中でその難易度は指数関数的に高まっている。もはやシンギュラリティと言えよう。公立中で470を取り地元のトップの高校に進学し、そのまま京大などの地帝に進学した人間が明治大学や中央大学に逆立ちしても勝てないレベル差の情報イベントが東京では核爆発のように発生している。どうせ頭良く生まれたなら、地方でダラダラせずに夢の先進都市トンキンに行ってもらいたいものだ。
神の騎士団の更に上へ
生涯年収4.5億ラインより上の選ばれし勝ち組サラリーマンたちを神の騎士団と呼称するようになって久しい。MBBやGSなどのコアシックス、財閥系三大商社、四大法律事務所、地所、東京一早慶のエリサラ達100人中100人が勝ち組と認める現代日本の貴族階層。しかも努力次第で潜り込めるという物語は毎年数多の就活生を挫折と狂気の世界へ引きずり込む。しかしその更に上に、5億10億の世界も存在しているという事実から目を背けることもできない。当アカウントでは壁の中に潜り込めるゲチエッジ抜け穴についても今後詳しく述べていく予定なのでフォロー必至だ。
2024年を振り返ると各々、蘇生を完了した人間も多いと思う。蘇生の次は離陸だ。hakkyo gechi airline のコックピッドに対して管制塔はgood luckと言っている。目前の滑走路も空いている。パンクしていたタイヤも治り、強迫観念のように苛んでいたフォグが消えて視界も良好、エンジン満タン。
さあ飛び立とう、「上の世界」へ。