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【感想】BPL Season2 -DDR- Regular Stage Round9・Round10 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。早くもファイナルの日程が発表されましたが...セミファイナルと同日かつ3週間後というめちゃくちゃな日程でした。計画に無理があるのでは...?
 それはそれとしてBPLS2 DDRの振り返りをやっていきます。今週はレギュラーステージ最終戦ともあり、これまでよりもハラハラする展開が多かったと思いました。

※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、DDRでは楽曲予想は行いません。

BPLS2 公式サイト

BPLS2 Regular Stage 第9試合・第10試合

Round9 -A group-
GiGO VS TAITO STATION Tradz

 前回惜しくも敗北してしまった2チームによる対戦です。どちらもまだ1位の可能性を残しているゆえに、意地でもレギュラーステージ最終戦を取りたいという気合いが伝わってきました。

1st match -WHITE TRICKY-
TSUYOSHI VS MENN

選曲(太字がpickされた曲)
TSUYOSHI
・Monkey Business (激13)
・Star Trail (激13)
・地方創生☆チクワクティクス (激13)
MENN
・阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられない (激14)
・IMANOGUILTS (激14)

・Cytokinesis (激14)
試合結果

予想 TSUYOSHI WIN
結果 TSUYOSHI WIN!!

 両者ともちゃんと嫌な選曲をしてきました。TSUYOSHI選手はMENN選手と比べればまだ慈悲のある選択ではあるものの…TRICKYの奥深さを感じられるラインナップだと思いました。
 有情なTSUYOSHI選手の選曲から選ばれたのは、メロディに合わせた8分主体の譜面を踏み続ける地方創生☆チクワクティクス(ちゃんと読めてえらい。そしてTSUYOSHI選手の自己ベストがMFCでビックリ)。唐突に挟まる12分や変拍子など事故が起こりやすい譜面ではあるものの、序盤からTSUYOSHI選手が安定感を見せ続けており、1Missを出したもののPerfect4個という破格の精度で勝利となりました。
 危険な選曲が目立つMENN選手の課題曲から選ばれたのは、唯一マシな譜面曲に合わせた16分刻みをしっかりと踏むスキルが求められるIMANOGUILTS(前回選ばれたときはCHALLENGE譜面でしたが、今回はEXPERT譜面です)。自選の勝利でエンジンがかかったのか、TSUYOSHI選手の安定感がこの曲でも発揮されており、16分ラッシュを丁寧に捌き切って驚異のPerfect4個でPFCというムチャクチャなスコアを叩き出してカウンターを決めました。細かいところで一切ブレを見せなかったTSUYOSHI選手の2タテにより、1st MatchはGiGOが2ptを獲得しました。

2nd match -GOLD STANDARD-
UN-LIM VS THOR

選曲(太字がpickされた曲)
UN-LIM
・MUTEKI BUFFALO (激15)
・We're so Happy (激16)
・Avenger (激17)
THOR
・ insist (激15)
・ Fleur (激16)
・ Snow Garland Fairy (激17)
試合結果
予想 DRAW
結果 THOR WIN!!

 今回は珍しく両チームがLv15, 16, 17の譜面を1曲ずつ選択してきました。そして特定の傾向に囚われないチョイスをしており、ジャンル問わずとにかく自信のある選曲をしたのだろうと感じました。
 とはいえUN-LIM選手の選曲はこれまでの傾向通り体力が求められる譜面という印象でした。そして選ばれたのはストロングスタイルでほとんど休憩なく踏み続けるWe're so Happy。序盤からTHOR選手が判定を合わせてきており、長い16分が来るたびにジワジワとUN-LIM選手を離していきました。そのまま中盤の長い乱打や終盤のフレーズもしっかりと踏み抜き、まさかのPerfect5個でPFCを叩き出してカウンター(そして渾身のカメラアピール)。この譜面、Lv16なんですけど…?
 先制点を決めて勢いに乗るTHOR選手は捉えどころのない選曲をしてきましたが、選ばれたのはBPM200で休みなく矢印が迫ってくるSnow Garland Fairy。どちらかと言えばUN-LIM選手が得意とする譜面であり、THOR選手の選曲中ではかなり異質さを放っていました(それにしても体力譜面2連発はキツそう)。かなり難しい譜面ながらほとんど点差がつかない戦いとなりましたが、中盤の長い16分でTHOR選手が差をつけてそのまま逃げ切りに成功Perfect13個でPFCというあり得ない強さを見せつけてTHOR選手が2タテを決めました。UN-LIM選手という強敵を完膚なきまでに叩きのめしたTHOR選手の咆哮、かなり印象に残りましたね。

大将 -CLASSIC TRICKY-
HIBIKI&UN-LIM VS YUDAI&MENN

選曲(太字がpickされた曲)
GiGO
・Pierce The Sky (鬼16)
・POSSESSION (激17)

・SABER WING (Akira Ishihara Headshot mix) (鬼17)
TAITO STATION Tradz
・Flow (True Style) (鬼13)
・New York EVOLVED (Type A) (激16)
・TRIP MACHINE EVOLUTION (激16)
試合結果
予想 GiGO WIN(GiGO 9-3 TAITO STATION Tradz)
結果 GiGO WIN!!(GiGO 9-4 TAITO STATION Tradz)

 GiGOはこれまで通り高難易度譜面を投げつけてきたものの、それぞれの譜面属性は分かれている妙な選曲となりました。その中から選ばれたのは正統派譜面のPOSSESSION(あんまりTradzっぽくない選択です)。UN-LIM選手とMENN選手はMIRRORを選択してきましたが、とにかく序盤からGiGOが強すぎました。道中の難所も一切崩れることなく、余裕でワンツーフィニッシュUN-LIM選手に至ってはPerfect6個でPFCという意味のわからないスコアを出してしまいました(Round8でプレーしたMAMURU3選手も真っ青な光り方しています)。Lv17ってそんな簡単に1桁落ちが出てはいけないと思うんですが…
 Tradzの選曲は期待通りTRICKY要素が強い中難易度となりました。そして選ばれたのはなんと複数回来る速度変化の対応力が求められるFlow(True Style)GiGOの2選手が本来のフィールドではない精度勝負を選択したことは非常に意外だったため、どういう意図があったか非常に気になりました。そしてYUDAI選手はBoostに加えてFLATと非常に独特な画面になりました(NOTEに慣れていると酔いそう…)。いままでと打って変わって低難易度の選曲になったことにより順位が激しく入れ替わる戦いになりましたが、オプションを積みまくって対策したYUDAI選手が1位(初?PFCです)、そして最後にMENN選手を2点差で抜き去ったHIBIKI選手とUN-LIM選手が同着で2位となりました(UN-LIM選手とMENN選手も自己ベスト出ています)。

 2位同着という少々珍しいことが起きましたが、結果としては11-8でGiGOの勝利となりました。そしてこの結果によりGiGOは2位以上が確定、Tradzは4位が確定となりました。猛威を振るったGiGOはこの勢いのまま、悔しい試合が続いたTradzは次こそ勝利を目指してクォーターファイナルを駆け抜けてほしいです。

Round10 -B group-
SUPERNOVA Tohoku VS LEISURE LAND

 窮地に追い込まれたスーパーノバが、全くブレない安定感抜群のレジャーランドに挑みます。追い詰められてから強さを発揮するスーパーノバが大爆発を起こすか、今回もレジャーランドが変わらぬ強さを見せるのか注目でした。

1st match -WHITE STANDARD-
OOON!! VS RIN-GO!!

選曲(太字がpickされた曲)
OOON!!
・AWAKE (激13)
・爆なな☆てすとロイヤー (激13)
・ベィスドロップ・フリークス (激13
)
RIN-GO!!
・Confession (鬼14)
・Right on time (Ryu☆Remix) (激14)
・Chronos (walk with you remix) (激14)
試合結果
予想 DRAW
結果 RIN-GO!! WIN!!

ビックリマーク対決お互いの選曲がここまでおとなしめだったのは初めてなんじゃないかと思いました(これSTANDARDか?みたいな譜面がないとは言いきれませんが…)。
 ボーカル曲にそろえたえいえいOOON!!選手の選曲から選ばれたのはハネリズムで精度が取りづらいベィスドロップ・フリークス(意外にもソフランはありません)。両選手ともかなり高い精度を発揮していますが、前半のフレーズでRIN-GO!!選手が少し前に出ました。そして後半でOOON!!選手が捲り上げたものの、最後の最後で再びRIN-GO!!選手が2点差をつけて逃げ切りに成功。いきなりカウンターを決めることに成功しました。
 比較的マトモな譜面が並ぶRIN-GO!!選手の選曲から選ばれたのは休憩なく16交じりのフレーズでリズムキープする力が問われるChronos(walk with you remix)(こっちはソフランがあります)。こちらも点差が大きくつかない戦いとなりましたが、難所で崩れず安定感抜群のプレーを見せたRIN-GO!!選手が再びリードを守り切り勝利、2タテを達成しました。とはいえOOON!!選手もかなり高い精度を発揮しており、非常に観ごたえのある戦いだったと思います。

2nd match -GOLD TRICKY-
YOSHIMIZ VS NAYU

選曲(太字がpickされた曲)
YOSHIMIZ
・Black Emperor (激17)
・TYPHØN (激17)

・最小三倍完全数 (激17)
NAYU
・STAY GOLD (激16)
・DDR TAGMIX -LAST DanceR-(激17)

・ORCA (激17)
試合結果
予想 NAYU WIN
結果 NAYU WIN!!

ただのKACお互いのチームのエース同士の対決はリミッター解除したとしか思えないとんでもない選曲となりました。生半可な気持ちで選んじゃいけない譜面しか映ってないです…
 正統派高難易度譜面が並ぶYOSHIMIZ選手の選曲から選ばれたのは激しいラッシュが何度も襲い掛かるTYPHØNYOSHIMIZ選手がRound4で一度プレーしているにもかかわらずあえて選択するというNAYU選手の強気の姿勢が気になりましたが、期待通り両選手ともLv17をプレーしているとは思えない高精度を発揮。そんななか序盤のフレーズでNAYU選手がリードしましたが、中盤の連続停止で点差が一気に3点まで縮まりました。しかし後半の地団駄や混フレをNAYU選手が悉く華麗にさばき切りPerfect37個でPFCを叩き出して勝利を決めました。YOSHIMIZ選手のスコアは前回+4点とかなり安定していたものでしたが、NAYU選手の精度が異次元過ぎました。
 YOSHIMIZ選手とは打って変わってTRICKYというジャンルが何たるかをまとめたかのような選曲が並ぶNAYU選手の課題曲から選ばれたのは、TAG曲がBPM200+αで次々と襲い掛かるDDR TAG Mix(自己ベストがPerfect2個…?)。両選手ともギミックが体に染みついており数々のソフランや停止を確実に攻略してきましたが、やはり細かい精度の差で着実にNAYU選手が差をつけていき、Perfect14個でPFCという驚異的な記録を叩き出して勝利となりました。YOSHIMIZ選手は2曲とも健闘してきましたが、やはりNAYU選手の精度は理解不能なものでした。

3rd match -CLASSIC STANDARD-
YOSHIMIZ&RINBO- VS NAYU&YUK1-S

選曲(太字がpickされた曲)
SUPERNOVA Tohoku
・Anti-Matter(激17)

・London EVOLVED ver.C (鬼17)
・ZETA~素数の世界と超越者~ (鬼17)
LEISURE LAND
・roppongi EVOLVED ver.A (激15)
・roppongi EVOLVED ver.B (激15)
・roppongi EVOLVED ver.C (激15)
試合結果
予想 LEISURE LAND WIN(SUPERNOVA Tohoku 5-7 LEISURE LAND)
結果 DRAW(SUPERNOVA Tohoku 6-6 LEISURE LAND)

 スーパーノバの選曲はTHE・体力譜面の高難易度となりましたが…レジャーランドの選曲はroppongi EVOLVED縛りというとんでもないことをしでかしてきました(ver.DだけはTRICKYらしいぞ!)。
 スーパーノバの選曲から選ばれたのは、唯一マシなマラソン譜面のAnti-Matter。このレベルのプレーヤーにとっては精度勝負(?)とあり、どの選手も高い精度で踏み続けてきましたが、序盤からNAYU選手だけ明らかに精度がおかしいことになっていました。中盤でYOSHIMIZ選手が差を詰めたものの、NAYU選手が6点差で逃げ切りに成功。YOSHIMIZ選手が2位、RINBO-選手が3位なのでスコアは同点となりましたが、レジャーランドは他選ながら3ptを取ることに成功しました。
 レジャーランドの選曲から選ばれたのは、低速地帯の精度を確実に取るスキルが求められるroppongi EVOLVED ver.C。序盤からNAYU選手とYOSHIMIZ選手が競ってきましたが、中盤でYUK1-S選手とRINBO-選手が追い上げてきました。しかしNAYU選手は一歩も譲らず。そのまま走り切ってPerfect8個でPFCと異次元スコアをまたまた見せて1位を奪取となりました。そしてYUK1-S選手と激しい争いを繰り広げていたRINBO-選手が5点差を守り切り3位、さらにYOSHIMIZ選手がRINBO-選手に1点差で2位につけてきました。

 とはいえ試合結果としては驚異的な安定感を見せつけたレジャーランドが6-12で勝利となりました。スーパーノバは屈辱の3連敗となったものの、追い込まれてから強いのがチームの伝統であるためまだ可能性は残っています。レジャーランドはレギュラーステージ2位が確定となりましたが、まだまだ勢いをつけて走り続けてほしいです。

 次回の試合はレギュラーステージ最終回!6/14(水) 21:00~です!あっという間ではあるものの、まだまだハイレベルすぎる戦いが見られると思うとワクワクが止まりません。来週も楽しみにしたいと思います。

各チームの振り返り配信はこちら!

Tradz ラジオ #57

【BPLS2 DDR】SUPERNOVA Tohoku vs レジャーランド 試合振返配信

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