【感想】BPLS2 各チーム振り返り 【LEISURE LAND編】
こんにちは。4か月にわたって一気に駆け抜けたBPLS2も終わってしまいました。SDVXの開幕まで待てない日々を過ごしております。
今回は昨シーズンの雪辱を晴らすため、チーム一丸となって成長しBPLの場に帰ってきたレジャーランドについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
挑む頂点の星 笑顔の奥に燃える闘志
LEISURE LAND
戦績
Regular Stage 1位 勝ち点15[5勝0分2敗]55pt
Semi-Final Stage 2勝3分 14pt
Final Stage 1勝4分2敗 10pt
チームへのコメント
ゲームパニック同様、昨シーズンと全く同じメンバーで挑んだチームでした。
①ガチ押し・ジャリ系を得意としつつ、全フィールドに一切の隙の無い優等生1-PIN選手
②ズレ・ハネ・高密度をはじめ人が嫌がる譜面にこそ最大の強さを発揮する高火力戦士DINASO選手
③物量譜面だけでなく低難易度の精度にも自信を持ち、日々成長を続ける若きホープG*選手
④レジャーランドの癖譜面担当、研究力と執念はBPL選手屈指のテクニカルエキスパートU76NER選手
元々総合力がかなり高いチームであるものの去年は今一つ勝ちきれない場面が多かったため、今年は昨シーズンの課題をどれだけ克服できたか注目していました。
ところが、今年のレジャランは「昨シーズンと同じ点がメンバーだけ」というほどに変貌を遂げていました。初戦で前回王者アピナを下すと、そこから怒涛の4連勝。ラウンドワン・タイトーにも1点差まで迫るなど、レギュラーシーズンはやりたい放題の大活躍。各選手が実力を底上げしたことに加え本番力も成長しており、レジャーランドの可能性に誰もが期待をしていました。
惜しくも最後の最後で頂点には届かなかったものの、BPLにチーム一丸で挑んだその姿に感動を覚えた視聴者は多かったと思います。今後のレジャランの活躍が非常に楽しみです。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
BEMANIマエストロ
1-PIN(いーぴん)
出場回数
レギュラーシーズン 6回(4勝1分1敗 先鋒2 大将4)
セミファイナル以降 2分1敗 中堅1、副将2
プレー曲数
レギュラーシーズン 12曲(9勝3敗 ストラテジー 使用1)
セミファイナル以降 6曲
獲得pt
レギュラーシーズン 19pt(全体5位)
セミファイナル以降 4pt
昨シーズンに引き続きレジャランのエースとしてチームを牽引してきた選手です。元々武器の豊富さに自信がありましたが、今回はCHARGEでの出場が中心となりました。
前回の課題であった格下相手時の決定力不足は解消され、2巡最強格のPEACE選手でさえも2タテする勝負強さを発揮しました。勝利した試合では自選曲はもちろん、他選曲でさえ最小9点差という圧倒的な実力差を見せていたのも印象的でした。
ただファイナルではかなり緊張している様子がみえ、副将戦でI6VV選手に1点差で負けてしまったときはかなり落ち込んでいたことが伝わりました。それでも昨年の悔しさをバネにここまで這い上がれた1-PIN選手、この悔しさもまた成長の糧にして頑張ってください!
フィーバーロボに乗ってきました
DINASO(ダイナソー)
出場回数
レギュラーシーズン 6回(4勝1分1敗 中堅4 大将2)
セミファイナル以降 2勝2分 五将、中堅、三将、大将
プレー曲数
レギュラーシーズン 12曲(6勝6敗 ストラテジー 使用2 被使用1)
セミファイナル以降 2曲 ストラテジー使用2、被使用1
獲得pt
レギュラーシーズン 22pt(全体2位)
セミファイナル以降 14pt
昨年度もレジャーランドが活躍した試合では必ずDINASO選手が活躍していました。元々格上との戦い方や本番での実力の出し方はポップンで鍛えられているため、誰が相手だろうと100%の力を発揮する勝負強さがDINASO選手の持ち味でした。
そして今シーズンは異常なほどの本番力を発揮し開幕から連勝を重ね、ラウンドワン戦では自選曲のFarewell to Marrakechで歴代スコアを更新する暴れっぷりを見せました。振り返ると全体で敗北した試合はタイトー戦のRIOO選手との対戦だけであり、その試合も自選は引き分けに持ち込んでいるため明確な敗北は1つもないという人智を超えた強さを発揮しました。
得意なズレハネで強敵を蹂躙し、時に己の限界さえも突破するDINASO選手の今後は一体どうなってしまうのでしょうか…来期では今期よりもさらにぶっ飛んだ活躍を期待しています!
物量の申し子
G*(ジー)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(1勝3分1敗 先鋒1 中堅3 大将1)
セミファイナル以降 1勝1分1敗 次鋒2、大将1
プレー曲数
レギュラーシーズン 10曲(5勝5敗 ストラテジー 使用1)
セミファイナル以降 6曲
獲得pt
レギュラーシーズン 10pt
セミファイナル以降 5pt
昨シーズンではBPL ZEROでの活躍を警戒され、非常に厳しいマークを受けたG*選手ですが、初戦からアピナのエースUCCHIE選手に自選を決める最高のスタートダッシュを切ると、その勢いは最後まで止まらず。最終的に1巡選手を4回も当てられたにもかかわらず、敗北したのはレギュラーシーズンのゲーパニ戦とファイナルの大将戦のみという大成長をみせてくれました!また今期は勝利時のリアクションも話題になり、特に初戦の顔芸やシルクハット戦で強敵SEIRYU選手を2タテしたときのイヤホンぶん投げはもはや伝説となったと思います(あのイヤホンは結局まだ無事なのでしょうか…?)。
BPL選手としては3年目のベテランですが、選手としてはまだまだ若手。つまり、本番力と未来への可能性を兼ね備えた最高の状態のG*選手。今後ももっともっと暴れ続けてIIDX界を牽引していってほしいです!
相手の弱点を逃さず刺す
U76NER(うなむね)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(1勝2分1敗 先鋒4)
セミファイナル以降 2分 先鋒2
プレー曲数
レギュラーシーズン 8曲(4勝4敗)
セミファイナル以降 4曲
獲得pt
レギュラーシーズン 4pt
セミファイナル以降 2pt
昨年に引き続き先鋒のポジションを徹底して担当した選手です。レギュラーシーズンでは驚異の4連続先鋒SOF-LANというトンデモなく偏った選出となりましたが、必殺の武器であるop.31 叙情以外も極限まで詰め、相手に恐怖を与える執念には昨年同様驚かされました。またレギュラーシーズンのシルクハット戦こそ敗北しているものの、相手が誰だろうと自選をほとんど通しているところは流石の勝負強さだと思います。
先鋒担当としてチームの士気を上げ、また癖譜面担当として肩書通り相手の弱点を逃さず刺したU76NER選手。ストイックな姿勢と研究力でまだまだ長く活躍してほしいです!
チームへの総評
昨シーズンはオールラウンダーゆえに勝ちきれなかったチームでしたが、今シーズンはオールラウンダーだからこそ結果を残したチームでした。昨シーズンの結果を踏まえてメンバーを入れ替えるチームが多い中、全く同じメンバーでそれぞれの強みを磨き上げて挑むということはとても勇気のいる決断であり、メンバーに対する絶対の信頼がなければできないことだったと思います。その期待に応えた絶対的な先鋒のU76NER選手に、先鋒・中堅・大将どこでも柔軟に対応できるG*選手、DINASO選手、1-PIN選手全員がそれぞれ見せ場を作って活躍したことが準優勝という結果に繋がったのだと思います。
チーム一丸となって試合に挑むことの強さを披露したレジャーランドは今シーズン最も輝いたチームだと思います。だからこそ、来期はあと一歩まで迫れた頂点にたどり着いてほしいです!
最後に
昨シーズンの屈辱からの逆転劇には誰もが驚いたと思います。昨年から継続視聴しているファンでさえ今期の快進撃は衝撃であり嬉しかったと思います。そしてレギュラーシーズン中からレジャーランドが勝利を重ねるごとに応援するファンが増えていく様子を感じ取れたのも非常に嬉しく感じました。
選手の可能性を信じて継続契約をすることは、チームにとっても選手にとっても非常にプレッシャーになると思います。そんな重くのしかかった重圧を跳ね返すどころか期待を大幅に超える結果を叩き出したレジャーランドは最高のチームでした。願わくば来期もまた同じメンバーで頂点を目指してほしいと思います。
がんばります