【感想】BPLS2[SDVX] 各チーム振り返り 【GiGO編】
こんにちは。様々なドラマにボルテらしい演出の数々でインパクトを残したSDVX部門も終わってしまいました。
今回はどんな相手でも常に揺るがない強さと、驚異的な成長力を発揮したGiGOについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
Get into the Gaming Oasis
GiGO
戦績
Regular Stage Lリーグ 1位 総合1位 勝ち点5[1勝2分0敗]23pt
インターリーグ 10pt
チームへのコメント
ドラフトを終えて揃ったメンバーを見た感想としては、ボルテっぽくないという印象でした。が、他機種のKACチャンピオンが2人もいる時点でこのチームのヤバさに気付くべきでした。
①複数機種でトップクラスの実力を持つ、器用さMAXの悪人マルチプレーヤー--H.R.--選手
②BPL期間中に脅威の成長を遂げ、レベル・属性構わず高い精度力を発揮し続けるSIRON.選手
③ノリと勢いであらゆるテクニカル譜面を高精度で捌くDPE選手
開幕戦はアピナが相手かつ引き分けだったため、「アピナ相手に引き分けるのすごいな~」くらいしか思っていませんでしたが、エース--H.R.--選手の強さはもちろん、SIRON.選手、DPE選手がジャンル・難易度問わずブレない強さを持っていることがあまりにも驚異的過ぎて、「このチーム、本当に負ける未来が見えない」と思えるようになってきました。実際に決勝戦に至るまで負けなしを誇っており、このままストレートに勝ってほしいという気持ちもありました。結果は準優勝でしたが、このチームだからこそ決勝のあの激闘を繰り広げられたと思いました。
そしてこのチームを語る上で外せないのは、圧倒的な成長力です。一般的にVF21台は短期間で伸ばすことが困難になる領域のはずですが、このチームの選手は3人ともVFを伸ばしており、SIRON.選手、DPE選手は特に信じられないほど伸びています(しーけーアドバイザーもドン引き)。
この本番力の高さと、ここまできてもなお成長を続けるこのチームですが、来シーズンは一体どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。今後の活躍も楽しみにしています。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
不死のマルチプレーヤー
--H.R.--(ほうらい)
出場回数
レギュラーシーズン 6回(先鋒3 中堅1 大将2)
クォーターファイナル以降 4回(中堅2 副将1 大将1)
プレー曲数
レギュラーシーズン 8曲 メガミックスバトル3回 (5勝4敗1分1回無効試合)
クォーターファイナル以降 7曲 メガミックスバトル1回(6勝2敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 16pt
クォーターファイナル以降 14pt
9thKACノスタルジアチャンピオンをはじめ、複数機種でトップランカーレベルの実力を持つマルチプレーヤーです。複数機種のプレーで鍛えた鍵盤精度の高さが非常に飛びぬけており、かつ数々の大会経験で鍛え抜かれた本番力の高さを兼ね備えたGiGOの悪人絶対的エースです。
エースポジションの選手としては珍しくメガミックスバトルの出場回数が多いのが他にない特徴です。が、出場したメガミックスバトルでは(無効試合になった1戦を除いて)全ての試合で勝利しており、中でもセミファイナル副将戦ではすべてのターンでポイントを獲得するという凄まじい強さをみせていました。この強さはタッグバトルでも活かされており、GiGOの快進撃の中心となっていました。
圧倒的なパワーと安定感でエースとしてその実力をいかんなく発揮した--H.R.--選手、今後もBPLだけでなく様々な大会で大暴れし続けてくれることを楽しみにしています。
BEMANIロボット
SIRON.(しろん)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(中堅3 大将1)
クォーターファイナル以降 4回(先鋒2 中堅1 副将1)
プレー曲数
レギュラーシーズン 9曲 (6勝3敗)
クォーターファイナル以降 6曲 メガミックスバトル1回(5勝2敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 15pt
クォーターファイナル以降 7pt
過去リフレクビートでチャンピオンに輝いた経験を持つ選手です。ボルテでももちろん実力が非常に高く、ハネリズム・24分等の細かいズレが混ざる鍵盤譜面が特に強いです。また上で述べたようにBPLシーズン中にVFを約0.6伸ばしており、元々のフィールドではなかったLv19、20で急激な成長を遂げたことが伺えます。
試合では主にタッグバトルに出場しており、いずれも安定感のあるプレーを見せてポイントに繋げています。シングルバトルでも同様で、自選は安定して高いスコアを、他選も粘り強いプレーを見せ、トータルではかなり高い勝率を誇っています。僅差で勝利する試合が多いのもあり、メンタルの強さが光っているのもうかがえます。
高い本番力と精度で相手を悉く薙ぎ倒し、試合を重ねるごとに実力に磨きをかけていくその姿は恐ろしさすら感じました。今後も成長を続け、今シーズン以上に猛威を振るう存在となってほしいです。
ノリと勢いと精度の男
DPE(でーぷ)
出場回数
レギュラーシーズン 6回(先鋒1 中堅4 大将1)
クォーターファイナル以降 4回(次鋒2 中堅1 大将1)
プレー曲数
レギュラーシーズン 11曲 メガミックスバトル1回 (8勝4敗)
クォーターファイナル以降 5曲 メガミックスバトル2回(3勝4敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 17pt
クォーターファイナル以降 6pt
アルティメットマッチや頂上決戦などでのスコア力が光る選手です。GiGOの中難易度担当として指名され、主にタッグバトルを担当しました。GiGOの他のメンバーに負けず劣らず鍵盤譜面の精度が非常に高く、かつ高スコアを安定して叩き出せる実力を持ち合わせているのが特徴で、加えて鍵盤だけでなく必殺の武器となる灼熱Beach Side Bunnyをはじめとするツマミ曲への理解も深く、GiGOの快進撃を支え続けてきました。
高い精度と安定感を持ち、かつ尖った武器を備えているなどBPL選手として必要なスキルをバランスよく持っている非常に強い選手であると思います。そしてSIRON.選手同様シーズン中にVFを大幅に上げている驚異の成長力を見せているため、今後も脅威であり続けると思います。来シーズンで強さにさらに磨きがかかったDPE選手の姿が見られることを期待しています。
チームへの総評
BPLボルテ部門では、レギュラーステージにおけるVF差がほとんどないと言われていました。GiGOはそれを体現したチームであり、自身の強みを常にMAXで活かせることがどれほど難しく、恐ろしいのかというのを見せつけてくれたと思います。また選手の可能性に賭けたドラフト指名戦略を展開したことも非常に良かったと思います。VFからは見えない本番力の高さを見出せたのはもはや神眼といってもいいのではないでしょうか。
今回は惜しくも準優勝となりましたが、BPLに与えたインパクトは絶大だったGiGO。来期はさらに強さに磨きをかけて王座を取りに行くでしょう。