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【感想】BPLS2 [DDR]各チーム振り返り 【GAME PANIC編】

 こんにちは。音楽ゲームのグローバル化を意識した演出と、プロ選手による極限の戦いが幾度となく繰り広げられたDDRも終わってしまいました。
 今回はレギュラーシーズンの苦境から一気に逆転したゲームパニックについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。


世界に轟く稲妻の闘士  
-GAME PANIC-

戦績

Regular Stage
GroupA 3位 勝ち点3[1勝0分2敗]22pt
決勝トーナメント
セミファイナル進出

チームへのコメント

 ゲームパニックの指名戦略はSDVXと同様、中〜高難易度に強みを持つ選手を揃える形となりました。
①DDRをはじめ、どの機種も超高水準の実力を発揮する超ハイパーオールラウンダーHO4-KETI選手
②高難易度をはじめ、大会課題曲を徹底的に詰めて仕上げてくる職人GIEZ-ACS
③常に崩れない笑顔の裏に秘めた熱い闘志で、得意の中難易度で抜群の精度を発揮するYO4-YEAH選手

 このチームの強いところは、先鋒戦で確実なポイントを期待できるYO4-YEAH選手がいながら、高難易度ができるオールラウンダーを2人抱えているというところです。そのためレギュラーステージも決勝トーナメントもブレなく強くあり続けられるというとんでもないチームとなっていました。
 初戦のGiGO戦やシルクハット戦では敗れてしまったものの、Tradz戦やクォーターファイナルでは高難易度で実力を見せて勝ちをつかみ取ることに成功しました。セミファイナルは惜しくも敗れてしまいましたが、随所に強さを見せたゲーパニの今後の活躍に期待です。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

BEMANI Master
HO4-KETI(ほしケチ)

出場回数
レギュラーシーズン 5回(1st 1回 2nd 2回 3rd 2回)
決勝トーナメント 3回(3rd 2回 5th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 7pt
決勝トーナメント 14pt

 KAC2013におけるBEMANI Master覇者で、KAC出場回数は日本トップクラスの選手です。近年はDDRに集中していますが、各機種で鍛えた様々なスキルを活かして、低難易度から高難易度まで幅広く高いスコアを一発で出せるというとんでもない強さを持っています。
 シーズン中はオールラウンダーらしくさまざまなポジションを担当して、トリッキーな譜面から政党は物量譜面まで様々な選曲でポイントを獲得してきました。特にクォーターファイナルでは脚を痛めながらも大量のポイントを獲得するなど、まさにエースらしい活躍をする場面が何度もありました。
 一方で他のチームのエースに勝ちきれない場面が多く、そこは来季の課題となったと思います。とはいえ苦境を跳ね除ける強さを見せたHO4-KETI選手は、今後もまだまだ色々なところで実力を見せる姿が見られると思います。

ストリーム・舞スター
GIEZ-ACS(じーず)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(2nd 1回 3rd 3回)
決勝トーナメント 4回(2nd 1回 3rd 1回 4th 1回 5th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 11pt
決勝トーナメント 11pt

 古くからDDRのトップランカーとして最前線を走り続ける選手です。高密度譜面が得意と言いながらも、GIEZ-ACS選手の本当の強さはどんなポジションでも徹底的に仕上げる職人気質なところにあると感じました。
 実際に選曲の傾向は対戦相手やタッグバトルのチームメイトに合わせて柔軟に変えており得意な高密度高速譜面以外にも様々なジャンルの譜面を仕上げてきました。そして本番での爆発力もあり、特にレギュラーステージのTradz戦で、ストラテジーカードを使われてΔMAXとPluto The Firstを投げられながら2タテで返したときは感動すら覚えました。
 ゲーパニの副将として低難易度から高難易度まで器用な立ち回りをしてきたGIEZ-ACS選手、来シーズンに向けて実力にさらに磨きをかけて無双する姿が見てみたいと思いました。

HAPPY GUY
YO4-YEAH(よしえ)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(1st 2回 2nd 1回 3rd 1回)
決勝トーナメント 2回(1st 2回 4th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 4pt
決勝トーナメント 3pt

 ゲームパニックの低~中難易度担当として活躍した選手です。中難易度帯の中でも特にリズム難の譜面に自信を持っており相手に刺さりやすい嫌な譜面を武器に戦ってきました。
 試合は先鋒役を務めることが多く、強敵相手に2タテこそ取れなかったものの、しっかりとポイントを持ち帰る活躍をしてきました。特に自選曲の詰め方のえげつなさは全チームの中でもトップクラスだったと思いました。ただあと少しの点差が届かなかったり、他選で思うようにポイントが取れないなど辛い状況も多かったです。
 とはいえ持ち前の笑顔でその辛さを感じさせずにDDRを楽しむことをファンに見せた姿は素晴らしいと思いました。今後もHAPPYな笑顔を私たちに届け続けてほしいです。

チームへの総評

 強いメンバーが揃っていながらレギュラーシーズンの結果に繋がらず、かなり苦しい思いをしたチームだったと思います。だからこそクォーターファイナルで見せた活躍の連続は非常に感動するものでした。
 結果はセミファイナルで敗退となりましたが、逆境を跳ね返してゲーパニ初の有観客試合を達成したことは間違いなく誇れることだと思いました。来シーズンこそは今回惜しくも届かなかったファイナル、そしてその先の優勝までいくことを期待しています。

がんばります