【感想】BPLS3 各チーム振り返り 【ROUND1編】
こんにちは。4か月に渡りさまざまなドラマを生んだBPLS3が終わってしまいました。しかしSDVX部門の開催が告知されており、いまかいまかと楽しみにしています。
今回は圧倒的な実力で強敵を薙ぎ倒しまくって準優勝に輝いたラウンドワンについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
赫き力で頂点を目指す
ROUND 1
戦績
Regular Stage Wリーグ1位 勝ち点12[4勝2敗]37pt
Semi-Final Stage 2勝3敗 11pt
Final Stage 1勝3分3敗 10pt
チームへのコメント
昨シーズンで優勝したにもかかわらず、二冠を狙う気満々でメンバーチェンジを図りました。その結果揃ったのは...
①実力に胡座をかかず、常に努力と進化を続ける日本最強のIIDXプレーヤーU*TAKA選手
②己の武器を正規系で安定させるアイアンハートの持ち主KUREI選手
③幅広いジャンルをこなせる高火力オールラウンダーI6VV選手
④本番をも自己ベストを伸ばしてしまう場に変えてしまう危険な勝負師NAGACH選手
新たに非公式大会で実績を持つNAGACH選手を迎え入れたことにより、本番力をこれまで以上に意識したメンバーを揃えました。
レギュラーシーズンはエースU*TAKA選手を筆頭に圧倒的な強さを見せつけ堂々のWリーグ1位通過。セミファイナルでもゲーパニ相手に接戦を制し勝利しましたが、最後はアピナの前に敗れ2度目の準優勝となりました。
とはいえ毎年必ずファイナルに進む強さは全く衰えることを知らず。この先もBPLにおける王道チームとしてまだまだ猛攻を続けていくと思います。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
頂点のその先へ
U*TAKA(ゆうたか)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(3勝1分 先鋒1 大将3 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント 4回 (3勝1分 中堅2 大将2 ストラテジー使用2)
獲得pt
レギュラーシーズン 19pt
決勝トーナメント 17pt
昨シーズンは全戦全勝。大会における安定性は言うまでもありませんが、とにかく全方向に隙がなく、日本最強のプレーヤーと言っても過言でない強さを誇ります。そこに努力を続けるストイックさも持ち合わせているため、弱点らしい弱点が一切ない選手となっています。この強さゆえ今期も全戦全勝が期待されていましたが、唯一の先鋒出場となったSILKHAT戦で、KIDO.選手と引き分けてしまいました。
しかしセミファイナルは圧倒的なパワーで連続2タテを決めてチームをファイナルに導き王者の復活を見せ、ファイナルの中堅戦でも接戦を制し2タテと大活躍。大将戦ではUCCHIE選手に引き分けとなってしまいましたが、まだまだその強さはとどまるところを知らない様子が見えました。
BPL2021で敗北してからさらに努力し、BPLS2で頂点を掴む。そして今回は敗北。ということは来シーズンは誰にも手が負えないほど強くなって帰ってくること間違いなしです。今後さらに強くなったU*TAKA選手の姿を見ることを楽しみにしています。
鉄人
KUREI(くれい)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(1勝2分2敗 先鋒2 中堅1 大将2 ストラテジー被弾2)
決勝トーナメント 3回 (1分2敗 次鋒 五将 副将 )
獲得pt
レギュラーシーズン 9pt
決勝トーナメント 2pt
3シーズン目となりすっかり定着した固定オプションで常に高水準のスコアを出し続ける鉄人です。これまでの活躍を踏まえ昨シーズン以上に厳しめのマークを受けることになり、開幕からPEACE選手、LICHT選手を当てられ完封させられる苦しい立ち上がりとなりました。
しかしその後はG*選手から来たストラテジーを跳ね返し、シルクハット戦の大将戦でSEIRYU選手を2タテするなど本来のヤバさを取り戻し、ファイナルでもWELLOW選手と激闘を繰り広げました。
不調を経験してもなお錆びない勝負強さはいつまでもBPLにおいて脅威になり続けるでしょう。
元祖 本厚木スタイル
I6VV(いがわ)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(1分3敗 中堅3 大将1 )
決勝トーナメント 3回 (3敗 次鋒 三将 副将)
獲得pt
レギュラーシーズン 2pt
決勝トーナメント 0pt
昨シーズンは苦しい戦いを送りながらも、ファイナルで優勝に繋がる大きなポイントを繋いだ活躍を見せた選手です。弱点の無いオールラウンダーゆえ今シーズンもSCRATCH・CHARGE・NOTES・PEAKと非常に幅広いジャンルを担当しました。
しかし今シーズンは昨年以上に苦難の連続となりました。MIKAMO選手や1-PIN選手といった厳しいオーダーを当てられ、さらにra'amで1点差、Next Tales 2 Oath (IIDX 20th Anniv "Ring" Theme)で3点差とギリギリの戦いを落とす苦しい場面もありました。
勝利を誓って挑んだ今シーズンは非常につらいものとなりましたが、高い鍵盤力から繰り出される強烈な火力は非常に魅力的です。来シーズンこそ悲願の勝利を目指して頑張って欲しいです。
勝負師
NAGACH(ながちゃん)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(2勝1分2敗 先鋒3 中堅2 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント 2回 (1分1敗 先鋒2)
獲得pt
レギュラーシーズン 7pt
決勝トーナメント 2pt
オフシーズン中に開催されたありとあらゆる大会に出場しまくっていた選手です。大会の場で何度も自己ベストを更新するという類を見ない能力を持っており、ドラフト会議出席が決まった時点で多くのファンを獲得していました。
プロ入り後も当然のように何度も自己ベストを更新、さらにTAKA.S選手やLICHT選手さえも2タテする猛烈な勝負強さを見せ、レギュラーステージの獲得ポイントは4巡指名選手2位タイとなる7ptとなりました。
驚異の本番力で常に「自己ベストを出されるかもしれない」という恐怖を植え付けたNAGACH選手。今後この恐ろしいスキルが何度見ることができるのか楽しみです。
チームへの総評
今年もエースU*TAKA選手を筆頭に驚異的な強さを見せたラウンドワン。強敵揃いのWリーグで4勝したことから2年連続優勝もかなり見えていたと思います。セミファイナルも接戦を制し勝負強さも十分、しかし今年はBPL2021同様アピナに敗れる結果となりました。
とはいえラウンドワンは頂点を目指すチーム、2度の準優勝はきっと不服でしょう。来年度もストイックに優勝のみを目指して全力で戦っていくと思います。
最後に
チームとして発信する量が他チームと比べると控えめと思われがちですが、毎年必ずキックオフミーティング・ファン感謝祭を確実に開催するラウンドワン。選手やチーム担当者の熱い想いが聞ける素敵なイベントなので、機会があればぜひ行ってラウンドワンの魅力を感じてきましょう!
がんばります