【感想】BPL Season2 -SDVX- クォーターファイナル 第1試合 振り返り
こんにちは、T2-Kです。先日クリムゾンの友人相手に対戦して1勝もぎ取れたことで、自分のボルテの成長を実感しました。あと、JAEPO行きたかったなぁ…先週大阪に行ったのと、直近で関東に行くのが3回決まっているので断念しました。でも決勝は観に行きたいです。
今回もBPLS2 SDVXの感想をゆるりと述べていきます。今週はちょっと何とも言えない試合展開でしたが、いつも通りのテンションで感想書いていきます。
※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。
試合展開予想
BPLS2 公式サイト
BPLS2 クォーターファイナル 第1試合
第1試合
LEISURE LAND vs GAME PANIC
負けなし連勝街道を突き進むレジャランvs背水から逆転の道を歩き始めたゲーパニの対決です。インターリーグと違いエース24KW選手が欠席という超特大ピンチのレジャランは、勢いに乗るゲーパニをガードできるのでしょうか。
先鋒 -TSUMAMI-
PICOLTEX VS CHI8.
PICOLTEX
選曲 ヒミツダイヤル
CHI8.
選曲 Hexennacht
試合結果
予想 PICOLTEX WIN
結果 PICOLTEX WIN!!
クォーターファイナルから先鋒戦が1vs1のガチンコバトルになったことで、IIDXの試合を見ているかのような感覚に戻ってきました。
PICOLTEX選手が選択したのはヒミツダイヤル。全体的に難易度は高くないものの、ツマミと鍵盤を丁寧に拾う力が求められる曲であり、精度勝負に持ち込んだ形となりました。自選のPICOLTEX選手はその自信の通り、驚異の本番力と集中力でCRITICALすら一切出さず、BPL初のS-PUC達成の偉業を成し遂げてしまいました(S-PUC演出があることをここで初めて知ってび~っくりです)。本番だろうが簡単にS-PUC出せるような曲ではない気がしますが、おそらく気のせいでしょう。
とんでもない一撃を食らったCHI8.選手が選んだのはツマミと同時押しの精度が問われるHexennacht。PICOLTEX選手は対策済みなのかMIRRORを選択しています。勝負はPICOLTEX選手が少しだけ先行する展開が続きましたが、リードを最後まで守り切り、驚異のmax-3を叩き出して勝利となってしまいました。異次元の精度力を見せつけたPICOLTEX選手、あまりにも強すぎました。
次鋒 -MEGA MIX BATTLE-
PNT*EEB VS KAINARU
試合結果
予想 PNT*EEB WIN
結果 KAINARU WIN!!
メガミックスバトルが何度も行われると、自然と同じような選曲に固まってくることがわかってきます。今回もΦnd:youが重複していますし、対策必須でわかっていても難しい譜面であることが垣間見えました。
両者とも幅広い属性を得意としており、特定の傾向にとらわれない色とりどりの選曲という印象を受けました。ツマミも鍵盤もバランスよくできるPNT*EEB選手、KAINARU選手らしいチョイスです。
試合展開は3ターン目で頭一つ抜けたKAINARU選手が全体的に好調の印象を受けました。特に5ターン目から4ターン連続ポイントを取っており、PNT*EEB選手のEXCEED GEARを2回潰したことは今回の大きな勝因だったと思います。PNT*EEB選手もミスの誘発しやすい灼熱Beach Side BunnyをEXCEED GEAR Lv3で通したことは非常にファインプレーであるのですが、今回は13pt-25ptでKAINARU選手の勝利となりました。いままで思うようにポイントを取れなかったKAINARU選手がここにきて強さを見せたことは、ゲーパニにとって非常に大きかったと思います。
中堅 -PEAK-
PICOLTEX & PNT*EEB VS CH & CHI8.
LEISURE LAND
選曲 りむむむむむむ
GAME PANIC
選曲 夢幻泡影
試合結果
予想 GAME PANIC WIN
結果 LEISURE LAND WIN!!
レジャーランドが選択したのは複雑なリズムと変則的な配置が多いりむむむむむむ(RT・いいねポーズが決まっています)。この曲は選ばれることがわかっていても対策が難しい部類の譜面をしているため、レジャランの絶対に勝ちたい気持ちを強く感じました。そのため序盤からレジャランがリードを保ち、26pt差で余裕の快勝(PICOLTEX選手はなんとmax-9で、2位のPNT*EEB選手を15点上回っているバケモンっぷりを発揮しています)。次鋒戦で取られた流れを引き戻してきました。
ゲームパニックが選択したのは超高速階段が延々と降り注ぐ夢幻泡影。Lv18屈指のスコア難譜面であり、鍵盤力に自信のあるゲーパニらしい選曲です。が、ここで強さを見せたのはPNT*EEB選手。自己ベストを伸ばしmax-25を叩き出す驚異的な本番力を発揮しました。それに呼応するかのようにPICOLTEX選手も自己ベスト-5点の好成績(しかも初UCを出しているそうです)。見事なカウンターを決めて勝利となりました。
副将 -MEGA MIX BATTLE-
PICOLTEX VS KAINARU
試合結果
予想 PICOLTEX WIN
結果 無効試合
副将戦開始時点で突如テロップが表示され、この試合が無効試合であることがアナウンスされました。機材トラブルという突発的な問題があったとはいえ、クォーターファイナルという重要な場面で無効試合が発生してしまうことは非常に残念に感じます。
PICOLTEX選手は中速乱打譜面を中心に選曲しており、KAINARU選手は高BPMでトリルや階段が難しい譜面を選んでいます。両者の色の違いがはっきりと出た選曲になりますね。
試合はこれまで驚異的な本番力を発揮し続けてきたPICOLTEX選手の相手に、KAINARU選手が開幕2ターン目を連続で先取。その次の3ターン目でCalamity TempestをEXCEED GEAR Lv3で通したPICOLTEX選手が逆転したものの、さらに2ターン連続でKAINARU選手がポイントを取る展開に。そしてKAINARU選手がEXCEED GEAR Lv3で選んだ高速トリルが難しいお馴染みのDevine's BugscriptをPICOLTEX選手がブロックしてオニユリをEXCEED GEAR Lv2で通して点差をつけました。が、KAINARU選手が月光乱舞をEXCEED GEAR Lv2で通して差を詰めた上にSailing Forceをブロック。点差がつきそうでつかない大熱戦は非常に観ていて面白かったのですが…10ターン目にして突如映像が中断。どうやらこのタイミングでKAINARU選手の筐体がブラックアウトするトラブルに見舞われたようです。正直今までのメガミックスバトルで一番面白い試合だったので、この試合が中断されたことはとても残念でした。
大将 -NOTES-
PNT*EEB VS CH
PNT*EEB
選曲 Star☆Beat
CH
選曲 Lancelot ~Flame of the Rebellion~
新曲 MILITARY R04D
試合結果
予想 CH WIN (PNT*EEB 0pt-7pt CH)
結果 CH WIN (PNT*EEB 0pt-7pt CH)
副将戦でのトラブルにより、ゲームパニックは1曲でも落としたら即敗退が決まる超がげっぷちになってしまいました。インターリーグ同様対決するのはPNTEEB選手とCH選手。ゲーパニが絶対に負けられない戦い、再びです。
PNTEEB選手が選択したのはツマミとともに鍵盤を確実に捌く精度力を求められるStar☆Beat。格上のCH選手にポイントを取るための必殺の武器がIIDXのレジャランのテーマ曲と同タイトルなのは胸が熱くなるものです。試合はPNT*EEB選手が少し押す展開だったものの、最後の最後のわずかな精度差でCH選手が2点捲り上げて勝利。ゲーパニセミファイナル出場への希望を繋ぎ留めました。
逆転に向けて一歩踏み出したCH選手が繰り出した必殺の武器は無慈悲な高速鍵盤ラッシュが終始降り注ぐLancelot ~Flame of the Rebellion~。Lv19屈指の難しい鍵盤曲とあり、PNT*EEB選手を上から叩き潰す意図が読み取れます。CH選手はMIRRORを選択しており、試合開始時に笑みを浮かべていた(ように見えた)ことから相当な自信をもって選曲したことが伺えました。その狙い通り圧倒的な鍵盤精度力を見せつけて74点差の大勝。PNT*EEB選手もかなりいいプレーだったのですが、ここはCH選手が実力を見せつける形となりました。
エース不在ながらここまで健闘してきたレジャーランド。奇跡の大逆転まであと一歩まで迫ったゲームパニック。トラブル続きのクォーターファイナルの締めくくりとなる最終楽曲は、ここから優秀賞受賞楽曲となり、演出も強化されていました。そして気になる受賞曲はEnterskipさんのMILITARY R04D。BPM272、グラフがNOTES・PEAKに偏っている、EffectorがTEK-A-RHYTHM・月刊ミズタニと嫌な予感しかない要素しかないシロモノでした。実際に始まってみると予想以上に速度の暴力と言える片手・トリル・ツマミ複合の連続。BPL楽曲らしいやりたい放題な譜面ですが、ここでCH選手がmax-76、CRITICAL33個の圧倒的好成績を叩き出して勝利となりました(PNT*EEB選手もこの難関譜面を初見でしっかりSを出しているのでかなり上手いと思うのですが…)。
様々なイレギュラーの末、大将戦での三連勝によりレジャーランド 6-9 ゲームパニックでゲームパニックがセミファイナル進出となりました。とはいえエース不在でもいくつもの見せ場を作り出したレジャーランドの勇姿には非常に熱いものを感じました。ゲームパニックにはレジャーランドの意志を継いで、次の試合に突き進んでほしいと思います。
来週2/15(水) 21時からはもう一つのクォーターファイナルが放送されます。インターリーグで敗北したTradzがシルクハットにリベンジなるか、それともシルクハットが異常なほどの強さを見せ続けられるのか、非常に楽しみにしています。