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【感想】BPL Season2 -SDVX- Regular Stage 第7試合・第8試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。ここ一か月くらいからボルテをプレーする機会が増えていますが、本当にこのゲームのツマミはやり方がわかりません。特に初見のツマミなんてどうやって対応しているんですかね。
 今回もBPLS2 SDVXの感想をゆるりと述べていきます。EXスコア対決、想像より面白くて毎週びっくりです。

※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。

BPLS2 公式サイト

BPLS2 Regular Stage 第7試合・第8試合

第7試合 
SILKHAT vs LEISURE LAND 

 前回の試合で驚異的な本番力を見せた両チームが対決となりました。実力の高さは言うまでもないため、BPLの本番の魔力にどれだけ飲まれずにプレーできるかを注目していました。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
082 VS PNT*EEB

試合結果
予想 PNT*EEB WIN
結果 PNT*EEB WIN!!

 ボルテのBPLではあまり関係ないと思うことが多いですが、3巡指名同士の対決となりました(みんな強いから指名順がほぼ機能していない…)。
 082選手はツマミを予習していないととんでもない目に遭う選曲といった印象です(鍵盤のイメージが強いバグスクやライオッツも、ツマミが難しいですよね)。対するPNT*EEB選手は鍵盤をキレイにとることが難しい譜面を中心に選んでいます(5曲中3曲がBlackYさんの曲なのが面白いです)。互いに別分野で尖った選曲と言えますね(メガミックスバトルは毎回そうなんですけどね)。
 試合は5ターン目でEXCEED GEAR Lv2でLubedeRを通し、PNT*EEB選手がEXCEED GEAR Lv2で選んだBangin' Burstを防いだことから、082選手が優勢で試合が進んでいきました。PTN*EEB選手は8ターン目でMirrorwallをEXCEED GEAR Lv3で通したものの、次のターンの灼熱Beach Side Bunnyで082選手にEXCEED GEAR Lv3をカウンターされてしまい、最後まで082選手優勢のまま試合が続いていきました。
 ただ、19-13で突入した運命の最終ターンにPNT*EEB選手はEXCEED GEAR Lv3を残しており、最後の一曲を取ったほうが勝ちという状況に持ち込むことができました(ここまでにEXCEED GEARをどこで発生させるかの戦略を瞬時に立てられているのが凄いです)。そして最終ターンの楽曲は自選のLastΩmegAわずかな差を制したPNT*EEB選手がポイントを取り、19-21でレジャーランドが勝利となりました。

中堅 -PEAK- 
DAIKI. & 082 VS PICOLTEX & PNT*EEB

SILKHAT
選曲 Ghost Family Living In Graveyard
LEISURE LAND
選曲 音楽 -resolve-

試合結果
予想 DRAW
結果 SILKHAT WIN!!

  この試合、ジャンルはPEAKなのですが両チームともPEAKかこれ?と言いたくなるような曲を選んでいます(ボルテのジャンルは詐欺が多い)。
 先攻のSILKHATが選択した楽曲は予習必須のツマミと二重階段ラッシュが難しいGhost Family Living In Graveyard(こいつTSUMAMIだろ)。SILKHATの082選手がMIRRORをかけていたことから、かなり入念に対策をしてきたことを感じました(前の試合でもMIRRORを使っていたので、082選手はMIRRORで研究することが多い選手なのかなと感じました)。序盤からシルクハットがリードを保ち、最終的に22点差でそのまま勝利となりました(082選手は驚異のmax-11でPUCでびっくり…なのですがPICOLTEX選手も同点でPUCしています。これ他選だよな?)。
 後攻のレジャーランドが選択したのは細かく変化するBPMへの対策が必要な音楽 -resolve-S-CRITICALでの勝負で恐ろしさを発揮する楽曲であるため、単発精度力が高いレジャーランドらしい選曲だなと感じました。が、本番に強いシルクハットは微塵も動じず。ラス前で同点にこそ持ち込まれたものの、最後は6点差で2タテを決めました(082選手がまたPUCしていますし、PICOLTEX選手とまた同点になっているんですね)。本番に強いチーム同士の対決ではありましたが、DAIKI.選手だけでなく082選手も強さを見せたシルクハット一枚上手となりました。

大将 -PEAK- 
SEATRUS VS 24KW

SEATRUS
選曲 HAELE III ~Angel Worlds~
24KW
選曲 *Feels Seasickness...*
新曲 Initiating League
試合結果
予想 24KW WIN (SEATRUS 2pt-5pt 24KW )
結果 24KW WIN!! (SEATRUS 0pt-7pt 24KW )

 鍵盤力はシルクハットの中でトップクラスのSEATRUS選手を迎え撃つのは、テクニカルな譜面を中心に広大な守備範囲を持つレジャーランドのエース24KW選手。ジャンルがPEAKのため、流れを掴んでいるシルクハットが有利に思われました。
 SEATRUS選手が選択したのは終始降り続ける鍵盤に24分が容赦なく絡んでくるHAELE III ~Angel Worlds~。SEATRUS選手らしい局所密度の高い鍵盤が降る譜面となりました。選曲を読み切っていたのか24KW選手はMIRRORでプレーしていましたね。終始SEATRUS選手が10点ほどリードしていましたが、最後の最後で直角ツマミが外れてしまい、2点差で24KW選手が先制点を取りました。森一丁さんも言っていましたが、夢に出てくるほど悔しい負け方をしたSEATRUS選手の落ち込み方が尋常でなかったです。
 勢いに乗る24KW選手が選んだのは激しいBPM変化にハネた変則リズムが特徴の*Feels Seasickness...*(こいつは絶対にTRICKYだろ!ジャンル詐称が過ぎるぞ)。譜面研究力は全選手の中でもトップクラスの24KW選手は流石の安定性を見せつけ、82点の大差で勝利となりました。
 とはいえシルクハットはまだ引き分けの可能性が残っています。その運命を決める初見曲は、EmoCosineさんとnora2rさんの合作であるInitiating League(アピナ戦でやらなかったことに配慮を感じる)。エフェクターが電撃ロブスターとあり、不穏な譜面間違いなしだと感じました。
 楽曲はBPM200の鍵盤ラッシュとあり、ボルテではよくある譜面だと感じましたが、初見のツマミに確実に対応できた24KW選手が初見UCを達成して7点差の勝利となりました。
 本番に強いチーム対決の結果は、4-10でレジャーランドの勝利となり、レジャーランドはこの時点で唯一の2連勝となりました。IIDX同様猛威を振るうレジャーランドを止められることはできるのでしょうか。

第8試合 
SUPERNOVA Tohoku vs ROUND1

 初戦で土をつけられたチームの戦いとあり、意地でもポイントを取ろうとする気迫が感じられました。ただ、この試合はKIK選手の実力が大きく光っていたと思います。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
KIK VS XD*POTE.

試合結果
予想 XD*POTE. WIN
結果 KIK WIN!!

 KIK選手はツマミを知っていないとこぼしてしまう配置が多い譜面を選択、XD.POTE選手は知識に加えて地力がないと光らすことができない曲を中心に選んできたように思えます。全体を通してトリッキーな譜面が目立ちますが、XD.POTE選手は地力で押してくる傾向にあるのが面白いですね。
 今回の試合はかなり接戦続きだったと思いますが、勝負の分かれ目となったのは5ターン目にXD.POTE選手がAYAKASHIをEXCEED GEAR Lv2で選択したにもかかわらず、KIK選手がカウンターを決めたところだったと思います。また、11ターン目にXD.POTE選手がEXCEED GEAR Lv3で逆転したにもかかわらず、最終ターンがKIK選手の自選だったことも手痛かったのではないでしょうか。結果として24-22の超大接戦を制してKIK選手が勝利となり、スーパーノバは開幕から勢いをつけることに成功したと思います。

中堅 -NOTES- 
LEON & TORIDE VS XD*POTE. & MAHINA

SUPERNOVA Tohoku
選曲 ピアノ独奏無言歌 "灰燼"
ROUND1
選曲 ペタ靴と憂夜リムーバー
試合結果
予想 DRAW
結果 SUPERNOVA Tohoku WIN!!

 NOTESというジャンルは各選手の地力がそのまま結果に直結しやすい曲が多く、研究をしたところで他選をカウンターするのは難しいかなと思います。
 スーパーノバが選んだのは激しいソフラン対策にエフェクトなしの純粋鍵盤力が問われるピアノ独奏無言歌 "灰燼"。EXH譜面とはいえスコアを出すのはかなり厳しく、相当な地力と練習量がないとスコアが出ない曲と言えます。が、スーパーノバはツインPUCで両者ともにmax-25の超記録。PUCを達成しているXD.POTE選手1人の記録さえ上回るとんでもない精度の高さを見せつけて勝利となりました。
 とはいえここでの敗戦は織り込み済みのはずのラウンドワン。確実に通したい選曲は突発的に来る配置への対応力が問われるペタ靴と憂夜リムーバー精度の高いラウンドワンはツインPUCとなりましたが、EX SCOREの差でスーパーノバが上回って勝利となり、スーパーノバが引き分け以上を確定させました。

大将 -TSUMAMI- 
KIK VS BOLL

KIK
選曲 BEAST BASS BOMB
BOLL
選曲 Firestorm
新曲 Scat Jazz Dance
試合結果
予想 BOLL WIN (KIK 3pt-4pt BOLL)
結果 BOLL WIN!! (KIK 2pt-5pt BOLL)

 大将戦ですが、スーパーノバがコストに余裕がありツマミを得意とするTORIDE選手ではなく、KIK選手を配置した意図がかなり気になっていました。そんなKIK選手が選択したのは細かくて複雑なツマミを-丁寧に処理することが問われるBEAST BASS BOMB。点差がほとんどつかない超拮抗勝負が続きましたが、わずか1CRITICALの差でKIK選手が勝利を掴みとりました。
 意地でも見せ場を作りたいBOLL選手が選んだのは、期待通りうねったツマミと素早い鍵盤からの移行を処理する力が問われるFirestorm。BOLL選手の代名詞ともいえるこの曲で圧倒的な安定性と実力を見せつけて驚異のmax-1を叩き出して勝利となりました(max-1を出しているのにやたら悔しそうな顔をしているBOLL選手。貴方勝ちましたよね?)。
 さて、ジャンルTSUMAMIの初見曲という嫌な予感しかしない楽曲で登場したのは、ボルテ初登場のSuper Shrimpさんが提供したScat Jazz DanceエフェクターがあのHirayasu Matsudoとあり、嫌な予感しかしませんでしたが案の定譜面は複雑な曲線に縦連、出張とやりたい放題(曲はおしゃれなのに譜面が宇宙過ぎる)。前半はKIK選手が6点ほどリードしていたのですが、途中でBOLL選手が捲り上げるとジワジワと差をつけていき、最終的に12点差でBOLL選手の勝利となりました(初見S出てないことから激ヤバ譜面なのがよくわかりましたが、後日S-PUCが出ています。なんでやねん)。
 今回の試合は驚異的な勝負強さを見せたスーパーノバが9-5で勝利となりました。各チーム残り1試合をどのような戦略で挑むのか、まだまだ目が離せません。

 年明けとなる1/4(水) 21時からのLリーグ第3試合は、復活のMURAKAMI選手擁するTradzに牙を剥くGiGOと、10thKACのリベンジマッチとなるアピナvsゲーパニと注目のカードが満載です。2023年もBPLを楽しんでいきましょう!

がんばります