【感想】BPLS2 [SDVX]各チーム振り返り 【GAME PANIC編】
こんにちは。様々なドラマにボルテらしい演出の数々でインパクトを残したSDVX部門も終わってしまいました。
今回はドン底の状況から奇跡の逆転劇を披露したゲームパニックについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
世界に轟く稲妻の闘士
-GAME PANIC-
戦績
Regular Stage Lリーグ4位 総合5位 勝ち点2[0勝2分1敗]20pt
インターリーグ 7pt
チームへのコメント
IIDXでは低~中難易度帯に強い選手が揃ったゲームパニックでしたが、ボルテではバランスの良いチーム編成となりました。
①高密度鍵盤を正確無比に捌き、精度力と本番力抜群の期待度No.1超トッププレーヤーCH選手
②並外れた対応力に加え、ガチ押し力を武器に鍛えた片手処理が光るCHI8.選手
③中難易度帯のゼネラリストで、パワーと安定感によりチームを支えるKAINARU選手
もちろんどの選手も器用なプレーはできますが、特に鍵盤に強いチームという印象を受けました。目玉選手のCH選手はもちろん、CHI8.選手とKAINARU選手は一発スコアに自信を持っており、かなり強いチームになったのではないかと思っていました。
ところがリーグ戦は魔境と化したLリーグとなり、なかなか勝利を収めることができませんでした。苦しい試合が続き、ここで勝てなければ終わりとなるインターリーグでは中堅戦まで全タテと追い込まれに追い込まれていました。しかしここでCH選手による魂の3タテを機にチームとしての勢いが大爆発。クォーターファイナルではこれまで以上に高いパフォーマンスを発揮して怒涛の快勝、セミファイナルでは惜しくもGiGOに敗れたものの、あと一歩のところまで追い詰める大健闘となりました。全体的に相手に恵まれなかったのと、レギュラーステージではアクセルがかかり切っていないような感じがありましたが、ドン底から一気に逆転するその姿は非常にカッコいいと感じました。来シーズンでは、もっとゲームパニックが勝つ姿を見たいと思います。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
愛のSOUND VOLTEX
CH(かねこ)
出場回数
レギュラーシーズン 7回(先鋒2 中堅3 大将2)
クォーターファイナル以降 4回(中堅2 大将2)
プレー曲数
レギュラーシーズン 12曲 メガミックスバトル2回(8勝6敗)
クォーターファイナル以降 10曲(6勝4敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 19pt
クォーターファイナル以降 14pt
日本トップクラスの実力者であり、圧倒的な鍵盤地力と高い精度力を持っており、特に高難易度譜面のスコア力はトップクラスの選手です。ドラフト指名でも5チームから競合指名を受けるほど高い評価を得ており、かなり注目度の高い選手だったと思います。
エースとしての期待通り驚異的な実力を次々と見せており、ゲームパニックを牽引する活躍をしてきました。特に絶体絶命となったインターリーグ、レジャーランドとのリベンジマッチとなったクォーターファイナル、そしてGiGOとの再決戦であるセミファイナルの全ての大将戦で3タテを達成しているのは非常に驚異的でした。特にセミファイナルではLv19の難曲であるGhost Family Living in GraveyardをPUCしており、BPLファンを魅了させる圧巻のプレーに感動しました。ファンやチームオーナーの期待に応え、数々のミラクルプレーを披露してきたCH選手、今後もボルテ界を盛り上げていってほしいです。
GACHIOSHIST
CHI8.(ちや)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(中堅3 大将2)
クォーターファイナル以降 4回(先鋒2 中堅2)
プレー曲数
レギュラーシーズン 12曲(5勝7敗)
クォーターファイナル以降 8曲(1勝7敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 12pt
クォーターファイナル以降 1pt
機種は違えどJAPANESE GACHIOSHI BOYの意志を継ぐ選手で、ガチ押し譜面を得意としている選手です…が、肩書に反して(?)ツマミ譜面やHAND-TRIPが得意というとんでもない罠を仕掛けていました。また片手力や純粋な鍵盤譜面にも自信を持っていることが伺えました。とにかく器用さとアドリブ力が高く、大将戦で出場したレギュラーステージTradz戦・GiGO戦ではともに初見曲で勝利しています。しかもジャンルがHAND-TRIPとTSUMAMIと初見でやらせてはいけない譜面にもかかわらず取れているのが驚きです。
後半の試合ではチームが追い込まれている中思うようなスコアが出せていない面もあったかもしれませんが、2巡指名選手目屈指の初見対応力を持つCHI8.選手の活躍をもっといろんなジャンルでも見てみたいと感じました。来シーズンではメガミックスバトルや高難易度のNOTESなどで戦う姿が見たいですね。
愛知からのムードメーカー
KAINARU(かいなる)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(先鋒2 中堅2)
クォーターファイナル以降 2回(中堅1 大将1)
プレー曲数
レギュラーシーズン 4曲 メガミックスバトル2回(1勝5敗)
クォーターファイナル以降 メガミックスバトル4回(1勝2敗 無効試合1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 2pt
クォーターファイナル以降 2pt
主に中難易度帯を得意とする選手で、中でも片手処理やトリル譜面に自信を持つ選手です。また若手選手の多いボルテのプロ選手の中でも年長組であることからか、本番でのパフォーマンスの安定性が非常に高い選手という印象を受けました。
BPLではゲームパニックのメガミックスバトル担当と、タッグバトル出の出場がメインとなりました。メガミックスバトルでは相手に恵まれていない面もあって獲得ポイントは少なく見えますが、やはりどんな相手でも、どれだけ追い込まれても安定したパフォーマンスを発揮できるのは非常に強みであり、特にメガミックスバトルにおける超越してしまった彼女と其を生み落した理由の縦トリル処理の鮮やかさは深く印象に残りました(2回選んで2回とも区間PUC出しています)。そして無効試合にはなってしまったものの、クォーターファイナル副将戦でPICOLTEX選手相手に、Lv19が飛び交う中で互角の戦いをしたことも驚きました。
中難易度帯だけでなく高難易度も華麗に捌くことができ、またツマミ処理もかなり安定性があるなど安心できる強さを見せつけたKAINARU選手。来シーズンはこの強みにますます磨きをかけて、強敵たちを一掃してほしいです!
チームへの総評
強大な相手に苦しい戦いを強いられ続けてもなお、闘志を絶やさなかった、まさにプロらしい魂のプレーを続けたチームでした。エースCH選手の活躍はもちろん、それをしっかりと支えたCHI8.選手とKAINARU選手の安定性は非常に良いものだと思いました。そして思うように勝ちが取れない中でも諦めずにプレーを続け、最終的にセミファイナル進出まで達成したことはとても素晴らしいことだと思います。だからこそ、来シーズンこそ、他を圧倒するパワーと安定感で優勝してほしいと思います。
がんばります