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【感想】BPLS3 各チーム振り返り 【GiGO編】

 こんにちは。4か月に渡りさまざまなドラマを生んだBPLS3が終わってしまいました。しかしSDVX部門の開催が告知されており、いまかいまかと楽しみにしています。
 今回はチーム一丸となって大胆な戦略でリベンジに挑んだGiGOについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。



Get into the Gaming Oasis
GiGO

戦績

Regular Stage  Bリーグ 4位 勝ち点3[0勝3分3敗]28pt

チームへのコメント

 レジャーランド同様、数少ない全員継続契約を選んだチームです。
①得意のソフラン・スクラッチに加え、鍵盤スキルも成長を続けるエースCORIVE選手
② 高いフィジカルで、中速譜面を中心に難易度帯問わず高精度を叩き出すNUCHIO選手
③凄まじいガチ押しスキルと高い精度、時にはS-RANを駆使してあらゆる譜面を叩き潰してしまうCYBERX選手
④どんな配置の譜面でも固定オプションでみせる抜群の安定感を出してしまうLOOT選手
 
他の選手にない尖った強みを持った選手が揃っており、ジャンルに左右される面はあるもののどんな相手でも勝てる可能性を持つとんでもないチームとなっています。昨シーズンはそこに加えてここぞという場面で本番強さを見せレギュラーステージ敗退危機からセミファイナル進出という逆転劇をやってみせました。
 しかし今年はアピナ・タイトー・スーパーノバに厳しいオーダーを当てられ、2タテを一度も達成できない苦しいシーズンとなりました。個々のスコアはどれも高水準だったはずですが、2年連続同じメンバーかつ各選手の強みが尖っていたゆえに戦略が読まれやすかったのがあるのかもしれません。
 とはいえ各選手とも見せ場は確実に作り、プロらしい魅力的なプレーを何度もみせたのは事実です。今シーズンの悔しさをバネに、強くなって帰ってくることを望んでいます。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

聖鍵
CORIVE(カリバー)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(4分 中堅2 大将2 )
獲得pt
レギュラーシーズン 10pt

 BPLS2では、いきなりの1巡指名から数々のドラマを産み出したGiGOのエースです。強みのスクラッチ・ソフランの技術はキレを増し、鍵盤譜面にも力をつけて非公式大会でも活躍するなど、BPL2021からはもはや別人レベルの実力を持っています。これまでの活躍を警戒されてかかなり厳し目のオーダーを当てられたものの、予測可能・回避不可能なリーサル・ウェポン4連発で確実にポイントを攫ってきました。
 開幕戦でKENTAN選手相手に1点差で引き分けに持ち込まれたのは苦しかったですが、中堅SCRATCHでTATSU選手、Lv12でKKM*選手とWELLOW選手を刺せるそのパワーはBPLを盛り上げるのに大きな役割を持っています。今後も必殺の武器を引っ提げ、あらゆる強敵を薙ぎ倒し新たなドラマを作り出してほしいです。

魂の腕押し・改
NUCHIO(ぬちお)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(3分1敗 先鋒1 大将3 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーシーズン 7pt

 持ち前のフィジカルによるガチ押し力と、単発を光らせる技術が非常に高い選手です。オフシーズンではSDVXプレーヤーの一面を見せながら、数々の非公式大会で大暴れを見せてきました。元々の強みであった中速BPMではさらに強くなっており、難易度問わず敵なしの状態になっていました。
 今シーズンは開幕からUCCHIE選手を当てられ厳しい立ち上がりになったものの、その後は着実に自選を通す活躍を見せました。しかし今シーズンは同点こそありませんでしたが僅差で他選を取れない試合が2回もあったのが苦しかったでしょうか。昨シーズンは接戦を制して勝ち切る場面が多かったからこそ、悔しさも大きかったのではないかと思います。
 とはいえどんな相手でも最後まで折れず、GiGOの副将として大将3連投のオーダーをやり遂げたその強さはとてもカッコよいと思いました。この先も高いパワーと精度、そしてどんな相手にも屈しない姿勢で魅了していくこと間違いなしだと思います。

横浜が生んだ精密機械
CYBERX(サイバーエックス)

出場回数
レギュラーシーズン 6回(5分1敗 先鋒3 中堅3 ストラテジー使用1 被弾2)
獲得pt
レギュラーシーズン 7pt

 低難易度帯において高い精度を発揮することと何でもS-RANで叩き潰すガチ押し力が強みの選手です。昨シーズンは開幕からキツイオーダーを当てられたり、ストラテジーカードを3回もくらうなどBPLの厳しい洗礼を受けることになりましたが、今回も6戦中4回が「格上」との対決ストラテジーカードを2回くらうなど厳しい戦いを強いられました。それでも最終戦を除いて全て引き分けに持ち込んでおり、今期も変わらぬ勝負強さをみせることになりました。また今期は昨シーズンと異なりS-RANを使う回数が大きく減り、自選に中速乱打譜面を多く選んできたことが大きな変化点だと感じました。この戦略の変化もまた他チームからマークを受ける要因になったのかもしれません。
 とはいえ上で述べたように、RIOO選手からのストラテジーをカウンターしたり、TAKWAN選手との接戦を制したりと勝負強さは健在。この先も精度に磨きをかけて、ますます恐ろしい強さを発揮していくと思います。

BEMANI道に終わりなし
LOOT(ルート)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(3分1敗 先鋒2 中堅1 大将1 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン 4pt

 昨シーズンは他のどの選手よりも固定オプションを愛して大爆発を起こした選手です。スコアの安定感と守備範囲の広さが尋常でなく、さらに他チームに「恐い」とさえ言わしめたその実力は今期も健在でした。初出場となったLv12大将戦では46選手にストラテジーカードを使われ2タテを食らったものの、RAITO.選手、8S.選手と着実に引き分け、さらにNIKE.選手とは自選を取られたにもかかわらず他選を2点差でカウンターする魂の強さを見せつけました。
 今回も8曲中6回で正規系を選択と固定オプションの魔術師っぷりを発揮したLOOT選手、この「恐ろしさ」は今後も長きにわたりBPLの歴史に刻まれていくと思います。

チームへの総評

 昨シーズンはMVPチームと言わんばかりの怒涛の逆転劇を見せたGiGO。その活躍を恐れられてから今年は勝利が掴めない厳しいシーズンとなってしまいました。しかし独自性の高い武器で戦うそのスタイルは唯一無二のもので、ハマると大爆発を起こすこと間違いなしの可能性を何度も見せたが故に他チームへの大きな脅威になったと思います。
 今後もこのチームカラーを保っていくのか、そしてどのような戦略で優勝を取りに行くのかを楽しみにしていきたいと思います。

最後に

 毎シーズン選手のレベルが上がっているBPL、どれだけ「高い」スコアを出していてもポイントに繋げるのは難しいということを強く感じさせます。だからこそ自選を通すことの価値の高さや、他選をカウンターする人の恐ろしさは際立つのだと思いました。
 他のチームも同様ですが、GiGOもまたオフシーズンに様々なイベントを開いています。魅力たっぷりのこのチーム、これを機会にぜひハマってみてはいかがでしょうか。

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T2-K
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