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【感想】BPLS2 各チーム振り返り 【ROUND1編】

 こんにちは。4か月にわたって一気に駆け抜けたBPLS2も終わってしまいました。SDVXの開幕まで待てない日々を過ごしております。
 今回は期待に応えBPLS2の王者に輝いたラウンドワンについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。

赫き力で頂点を目指す
ROUND 1

戦績

Regular Stage 2位 勝ち点13[4勝1分2敗]50pt
Semi-Final Stage 2勝2分1敗 13pt
Final Stage 2勝4分1敗 16pt

チームへのコメント

 昨シーズンでは最強のメンバーを抱えつつもあと一歩のところで敗退となってしまったため、総合力を意識して新しいメンバーを加えてきたと感じました。
①KAC優勝3回、未だ☆12の1/4で歴代記録を保持し、苦手ジャンルを次々と得意に変えていく絶対王者U*TAKA選手
②BPLでその才能を開花させ圧倒的本番力でどんな相手でも容赦のない一撃を下す鉄人KUREI選手
③ついに浮上、ソフランなどの癖曲や純粋物量まで広くこなすオールラウンダーのI6VV選手
④悲願のプロ入りを果たし、格上相手でも圧倒的な度胸と勝負強さで果敢に真っ向勝負を挑むMAKO-G選手

 元々高い実力を持つU*TAKA選手・KUREI選手に加え、様々な譜面に対応できるI6VV選手と精度力の高いMAKO-G選手を加えたことで、ラウンドワンの優勝への執念を感じました。
 ところがレギュラーシーズンではU*TAKA選手が出場する試合ではGiGO戦を除いてすべて勝利を飾ったものの、そうでない試合では今一つ結果がふるわないことに終始苦しんだと思います。絶対王者がいる安心感がある反面チームの総合力への不安が見えており、セミファイナル以降戦い続けることができるかが疑問点でした。特に前回全体3位の獲得ポイントを記録したKUREI選手の不振がラウンドワンの不安定性を醸し出していたと思います。
 ただ、王者U*TAKAに呼応するかのようにほかの選手も本番で力を発揮し始め、最後は見事チーム全員が活躍して優勝を勝ち取ることができたことは非常にうれしいと思いました。王道を行くラウンドワン、来期以降もBPLの中心で活躍し続けること間違いなしでしょう。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

赫き挑戦者 
U*TAKA(ゆうたか)

出場回数
レギュラーシーズン 5回(5勝 中堅1 大将4) 
セミファイナル以降 4勝 中堅2、大将2
プレー曲数 
レギュラーシーズン 10曲(10勝)
セミファイナル以降 8曲
獲得pt 
レギュラーシーズン 28pt
セミファイナル以降 20pt

お前のような挑戦者がいるか

 日本国内ではほぼ敵なしKACで3度の優勝Lv11や12でさえも理論値を叩き出してしまうトッププレーヤーの中のトッププレーヤーです。昨シーズンでは引き分けでさえわずか3回、どれもアピナ相手(DOLCE.選手が2回、UCCHIE選手が1回)であり、今回はDOLCE.選手不在の中、誰がU*TAKA選手を止められるのかにも注目が集まっていたと思います。そして...
 終わってみれば全戦全勝!王者の名に相応しい無傷の完全勝利を遂げてしまいました!自選は全くもって相手の付け入る隙を許さず、他選でさえ1桁差まで詰められたのはWELLOW選手とCYBERX選手のみという圧倒的実力を見せつけました。勝ってもなお感情を出さず冷静にガッツポーズをあげる姿は完全にラスボスのようでした。この結果はチームラウンドワンの圧倒的エースとして、そして日本最強のプレーヤーとして血の滲むような努力を欠かさず行ってきたからこそ成し得たことだと思います。
 個人戦のKACだけでなく、チーム戦のBPLまで王者に登り詰めたU*TAKA選手。今後もまだまだその活躍は止まるところを知らないでしょう!

鉄人 
KUREI(くれい)

出場回数
レギュラーシーズン 6回(1勝3分2敗  先鋒2 中堅2 大将2) 
セミファイナル以降 2分1敗 次鋒、五将、三将
プレー曲数 
レギュラーシーズン 12曲(5勝1分6敗 ストラテジー 使用2 被使用1)
セミファイナル以降 6曲 ストラテジー使用・被使用
獲得pt 
レギュラーシーズン 12pt
セミファイナル以降 4pt

 昨シーズンで圧倒的なヤバさを見せつけ、2巡指名選手にもかかわらず、ストラテジーカードを4発当てられたはずなのに、全体3位となる33ptを稼いだ最強の副将です。前回見せた本番強さや、自選曲に平気で精度曲を選ぶメンタルの強さからついたあだ名は鉄人。正式に肩書きに採用された時は思わず笑ってしまいましたが、それほどまでに勝負強さに自信があることの裏付けなのでしょう。
 今回は前回ほど大暴れこそしなかったものの、シルクハット戦で選曲被りが発生した中2タテを決める、タイトーのエースRIOO選手相手に自選を取るなど要所で持ち前の勝負強さを見せ、セミファイナルではSOF-LANでCORIVE選手相手にポイントを決める、ファイナルでは2度も負けを食らったDINASO選手に最後の最後でリベンジを果たすなど、持ち前の勝負強さを十分に発揮し、鉄人の名の通りどんな相手にもブレないプレーを披露しました。
 前年の活躍を踏まえ厳しめのマークを受けてもなおしっかりとポイントを稼げる勝負強さはまさに圧巻の一言でした。これからの鉄人KUREIも更にブレない、負けないプレーヤーとなっていくでしょう!

本厚木のBEMANIエンペラー 
I6VV(いがわ)

出場回数
レギュラーシーズン 6回(4分2敗 先鋒1 中堅4 大将1) 
セミファイナル以降 2分1敗 先鋒1、副将2
プレー曲数 
レギュラーシーズン 12曲(4勝8敗 ストラテジー 使用1)
セミファイナル以降 6曲 
獲得pt 
レギュラーシーズン 7pt
セミファイナル以降 3pt

 過去2度のKAC東エリア出場、そしてGRADIUS -FULL SPEED-の元歴代記録保持など本番強さと火力の高さを備えた選手がついにBPLの舞台に登場しました。様々な楽曲に造詣が深く、中でもSOF-LANをはじめとするテクニカル譜面に強みを持つため、幅広いジャンルで猛威を振るうことが予想されていました。
 ただレギュラーシーズンは苦難の連続でした。BPLの場に緊張したのか思うように実力を出し切れず、中でもレギュラーシーズン最終戦のゲームパニック戦では得意のGRADIUS -FULL SPEED-で痛恨のミスをしてしまうなど勝ちをつかみ切れない場面が多くありました。この苦境はセミファイナルも続き、自己ベストと本番スコアの乖離に悩み続けたと思います。
 それでもファイナルでは自身の持つ火力の高さと勝負強さを発揮し、先鋒戦ではsoldier's waltzを選び、序盤リードをU76NER選手に許しつつも後半で一気にまくり上げる、副将戦ではスクラッチを得意とする1-PIN選手にバッド・スイーツ、バッド・ドリームで対抗し1点差で逃げ切るといった大活躍。特に副将戦での引き分けはラウンドワンの優勝に大きく貢献したと思います。
 最初は調子がふるわなかったものの、己に勝ってファイナルで実力を発揮し見せ場を作り上げたI6VV選手。来年もこのベストパフォーマンス全開でBEMANIエンペラーの意地をもっと見せてほしいです!

新潟の正義 
MAKO-G(まこじー)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(1勝1分2敗 先鋒4) 
セミファイナル以降 2分 先鋒、次鋒
プレー曲数 
レギュラーシーズン 8曲(3勝5敗 ストラテジー 使用1 被使用1)
セミファイナル以降 4曲
獲得pt 
レギュラーシーズン 3pt
セミファイナル以降 2pt

 GiGOのLOOT選手同様、2年連続ドラフト候補者の中からプロ入りを果たした選手です。非公式大会で度々登場しては好記録を残していく場面が多く、中でも大会でmosaicなどの純粋精度曲を選曲するその度胸にはかなり注目が集まっていたと思います。
 シーズン中も精度が求められる曲はもちろん、スクラッチやズレハネにもかなり高い精度を発揮し、チームの先鋒役として試合の流れを上手く引き込む役目を果たしました。格上のVELVET選手・PEACE選手にこそ敗北していますが、同格選手相手にはしっかりとポイントを取っており、どんな相手にどんな曲を選ばれても、自選曲は全くブレを見せない安定感抜群のプレーができる強さを持つ選手であると感じました。
 勝負強さと精度の高さを兼ね備えている選手はBPLにはかなり貴重な存在であり、今後も活躍すること間違いなしのスキルだと思います。この先も練習を重ねてチームに勝利の流れをもたらす役目を果たし続けてほしいです!

チームへの総評

 レギュラーシーズンではU*TAKA選手の強さが圧倒的である一方、ほかの選手が思うように点数が取れなかったことで、特にチームの総合力が問われるセミファイナル以降で苦戦は必至だろうと思っていました。セミファイナルまでの試合はチームの勝利というよりはU*TAKA選手の勝利という印象が強く、U*TAKAワンマンチームと言いたくなってしまうような状態でした。
 だからこそファイナルになってKUREI選手・I6VV選手・MAKO-G選手の強さが発揮され、チーム全員が見せ場を作ったうえで勝利を飾れたことは心の底から嬉しいと感じました。各選手が苦難を乗り越えて点数を繋ぎ、エースU*TAKA選手がチームの想いを乗せて2タテを決める、間違いなくチーム全員が掴んだ勝利と言えるでしょう。
 次からは王者として今シーズン以上に注目を受け、激しいマークをされることになります。それでも期待や重圧を全て跳ねのけて、王座を守り続けてほしいと望んでいます!

最後に

 日本最強のU*TAKA選手に加え、勝負に強いKUREI選手・I6VV選手・MAKO-G選手がそろったラウンドワン、間違いなく優勝候補のチームでした。一方で「ラウンドワンは勝って当然」という空気もあり、他のチームがラウンドワンを打ち倒す瞬間を観たいと思った視聴者は一定数いたのではないでしょうか。そのような中でも優勝を目指し努力を続け、たとえ結果が振るわなくとも諦めず練習を重ねてきたラウンドワンは、王者に相応しいチームであると思います。
 ラウンドワンは強くあり続けるために裏でどれほどの努力をしているのか決して表に出さず、いつも仲良く楽しくしているチームです。それでもBPLS2のチャンピオンとなったことは堂々と誇ってほしいと思います。

優勝、おめでとうございます!!

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お近くにラウンドワンがある方は是非行きましょう!

がんばります