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【感想】BPL Season4 -DDR- Regular Stage 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。BPLS4はいよいよ2機種目のDance Dance Revolutionへ変わりました。こちらもIIDXと同様熱き戦いの数々となりました。

BPLS4 公式サイト(順位表)



BPLS4 レギュラーステージ Round1 - Round4

BPLS4 公式サイト(試合結果)

Round1 
APINA VRAMeS vs レジャーランド

 開幕戦はエースが変わった新生アピナ同じメンバーで頂点に挑むレジャランの対戦となりました。低難易度はお互い得意フィールド、BPLS4 DDRの開幕戦にぴったりのハイレベルな戦いが始まる前から約束されていました。

-GOLD STANDARD-
PO&NOTTY VS RIN-GO!!&YUK1-S

選曲(太字がpickされた曲)
APINA VRAMeS
・Roche Limit (EXPERT Lv14)
・F4SH10N (EXPERT Lv14)
・Go Down (EXPERT Lv14)
レジャーランド
・LIKE A VAMPIRE (EXPERT Lv13)
・Bounce Trippy (EXPERT Lv14)
・STEP MACHINE (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 DRAW(APINA VRAMeS 6-6 レジャーランド)

 各チーム精度系2曲+精度難1曲といった選曲を仕掛けてきました。トリッキー譜面に自信を持つアピナ、正統派譜面に強さを持つレジャーランドが1戦目からどんなチョイスをしてくるか注目でした。
 アピナの選曲からピックされたのはDDR WORLD新曲である500オーバーの物量をしっかりと踏ませるRoche Limitとなりました。試合は開幕の16分を光らせたアピナが一歩抜け出す展開となり、立ち上がりから精度を掴んだPO選手とNOTTY選手が高精度で踏み抜いていきました。しかし中盤でRIN-GO!!選手が徐々に迫っていき、400ノーツを超えたあたりでPO選手を捕らえることに成功最後はYUK1-S選手も追いつき大混戦となりましたが、結果は1点差を制したNOTTY選手が1位を死守し、RIN-GO!!選手が2位に。3位争いも1点差でPO選手が逃げ切りを決めました。初戦にしてこの大混戦、前シーズンの熱さを思い出させるには十分すぎる試合です。
 レジャーランドの選曲からピックされたのはBPM276の4分=BPM138の8分フレーズの精度を保つスキルが問われるLIKE A VAMPIREとなりました。精度が問われる譜面とあり全員横一線でのスタートとなりましたが、RIN-GO!!選手とPO選手が最後の最後まで3点差以内の超絶デッドヒートとなりました。点差がいつまでも開かない息の詰まるような戦いの結果は、PERFECT5個でPFCを叩き出したRIN-GO!!選手が1位、2点差でPO選手が2位、さらに3点差でYUK1-S選手が3位となりました。NOTTY選手は序盤にGREATを出してしまったこともあり苦しい結果でしたが、PO選手が2位を奪取しリカバーとなりました。
 結果はなんと6-6で引き分けとなりました。お互いに1-3、2-4の並びをつけることに成功したチーム戦らしい結果今シーズンのBPLが熱い戦いになることを保証する最高の開幕戦だったと思います。

Round2 
SILK HAT vs TAITO STATION Tradz

 壮絶なRound1に続いて行われるのは、メンバーが変わったチーム同士の対決となりました。低難易度帯に強い選手が加わったことでどちらが勝つか全く読めない対決、こちらも超ハイレベルな決戦になること間違いなしでした。

-WHITE TRICKY-
GINXYASU&A.N.C.B. VS YOSHIMIZ&MOO-G.56

選曲(太字がpickされた曲)
SILK HAT
・チルノのパーフェクトさんすう教室 (EDM REMIX) (EXPERT Lv13)
・Cytokinesis (EXPERT Lv14)
・阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられない (EXPERT Lv14)
TAITO STATION Tradz
・Star Trail (EXPERT Lv13)
・チルノのパーフェクトさんすう教室 (EDM REMIX) (EXPERT Lv13)
・nightbird lost wing (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 TAITO STATION Tradz WIN!!(SILK HAT 6-8 TAITO STATION Tradz)

 トリッキーな譜面を得意とするシルクハットは当然一癖も二癖もある曲を選択。対するTradzはパワーと精度を要求する譜面で対抗となりました。
 シルクハットの厄介揃いな選曲からピックされたのは、Tradzも選曲していた開幕の減速と終盤の三連符がいやらしいチルノのパーフェクトさんすう教室 (EDM REMIX)となりました。両チーム選択していた曲とあり、開幕から全員高すぎる精度で進行し点差がほとんど開かない心臓勝負になりました。最後の最後までほとんど点差が開かない極限状況の中、2点差で逃げ切ったGINXYASU選手がトップ、そしてYOSHIMIZ選手とMOO-G.56選手が同点2位を奪取したことでシルクハットは3pt、Tradzは4pt獲得となりました。いきなり美味しい同着を取ったことでTradzはかなり心の余裕を持てたと思います。
 Tradzの選曲からピックされたのは開幕の加速、中盤の減速、時折混ざる三連符が精度を崩しやすいStar Trailとなりました。こちらも全員ほぼ横一線となり順位変動が激しい戦いとなりましたが、減速を経ても点差状況がほぼ変わらず。最後の最後まで点差が広がらない戦いの行く末はA.N.C.B選手が2点差で1位、そしてなんと再びTradzの両名が同点2位で4ptを奪取することに成功。あまりにも仲が良すぎるTradzが生んだ奇跡、鋼の絆で同点同着を連続で決めてきました。
 結果は6-8でTradzの勝利となりました。シルクハットは1位を2回取ったにもかかわらず、Tradzの2連続同点2着の前に敗北となってしまいました。精度勝負がメインとなるLv13-14だからこそ成立した奇跡、Round2にしてあまりにもドラマチックな展開だと思いました。

Round3 
GAME PANIC vs GiGO

 Round3はバランス型が揃うゲーパニパワフルなプレーヤー揃いのGiGOの対決となりました。低難易度帯はどちらかと言えばゲーパニのほうが有利に見えますが、S2で圧倒的な精度を見せつけたGiGOの戦い方にも注目です。

-CLASSIC STANDARD-
HO4-KETI&GIEZ-ACS VS TSUYOSHI&UN-LIM

選曲(太字がpickされた曲)
GAME PANIC
・Second Heaven (CHALLENGE Lv14)
・NEPHILIM DELTA (EXPERT Lv14)
・Tribe (CHALLENGE Lv13)
GiGO
・Leaving… (CHALLENGE Lv13)
・Malacca (CHALLENGE Lv13)
・Diamond Dust (CHALLENGE Lv13)
試合結果
結果 DRAW(GAME PANIC 7-7 GiGO)

 体力が試されるゲーパニの選曲からピックされたのは、終盤の捻り配置が運命の分かれ目となるSecond Heaven。HO4-KETI選手はRIGHT、TSUYOSHI選手はSHUFFLEでのプレーとなりましたが、全員高い精度で終盤まで横並びとなりました。終盤の16分ラッシュでもほとんど点差がつかず、結果は譜面オプションをかけたHO4-KETI選手とTSUYOSHI選手が同点1位、2点差でGIEZ-ACS選手が3位となりました。UN-LIM選手はGIEZ-ACS選手に1点届かずの非常に惜しい戦いであり、やはり今回もハイレベルな戦いっぷりを見せてきました。
 比較的精度勝負に近い選曲を仕掛けたGiGOからピックされたのは連続する2連のステップの精度を維持するスキルが問われるLeaving…となりました。踏み始めはゲーパニの2名がマーベラスペースをしばらく保ちましたが、なんとサビで全員同点になる接戦に。1つのPERFECTすら許さない恐ろしい精度勝負の行方はPERFECT2個を叩き出したTSUYOSHI選手が1位、3個を出したGIEZ-ACS選手が2位、そしてMAX-6で並んだHO4-KETI選手とUN-LIM選手が同点3位となりました。この結果を受けてざわつきが止まらない会場、その理由は…
 結果はなんと7-7で引き分けとなりました。同着が複数回発生したからこそ起きた奇跡の引き分け、ハイレベルすぎるトッププレーヤーだからこその一戦だったと思います。プロが作り上げる息の詰まるような戦いの数々、まだまだBPLは始まったばかりなのだと感じさせます。

Round4 
ROUND1 vs APINA VRAMeS

 ついに昨シーズン優勝チームであるラウンドワンが発進となりました。アピナはすでに2試合目とあり身体が温まっていますが、ラウンドワンが前回王者のプライドを見せつけてしまうのでしょうか。

-WHITE STANDARD-
ZERO.&$RYO$ VS RINBO-&PO

選曲(太字がpickされた曲)
ROUND1
・8000000 (EXPERT Lv14)
・クリムゾンゲイト (EXPERT Lv13)
・ちくわパフェだよ☆CKP (CHALLENGE Lv14)
APINA VRAMeS
・Diamond Night (CHALLENGE Lv14)
・Confession (CHALLENGE Lv14)
・HYENA (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 ROUND1 WIN!!(ROUND1 8-5 APINA VRAMeS)

 体力が要求される譜面を選んできたラウンドワン、ピックされた曲は12分のハネたステップが終始続く8000000となりました。低速地帯まではRINBO-選手がトップ、そこにZERO.選手が追いかける展開となりましたが、低速明けでしばらくすると$RYO$選手も一気に追い上げ、ZERO.選手が1位、$RYO$選手が2位のワンツーを決めることに成功。一方のRINBO-選手も同点2位を死守し、続く自選曲に有利な条件を作ることに成功しました。
 精度勝負がメインとなるアピナの選曲からピックされたのはBPM135の16分ステップを走らずに踏む正確さが求められるDiamond Nightとなりました。BPLの場ではFASTに寄りやすいリズムのステップですが、$RYO$選手とPO選手が真っ先に抜け出しました。しかし$RYO$選手がMISSを出したことでPO選手が一気に独走して1位をキープ。ただZERO.選手と$RYO$選手が2位・3位を取り切ったことでしっかりとポイント奪取に成功しました。
 結果は8-5でラウンドワンの勝利となりました。ZERO.選手やRINBO-選手、PO選手がそれぞれ強さを見せる中、BPL初参戦となった$RYO$選手がいきなり安定感のあるプレーを見せたことが非常に大きかったと思います。初日の2戦を勝ち星なしで終えてしまったアピナは少々苦しい立ち上がりに。難易度帯が上がる次節で取り戻せるでしょうか。


BPLS4 レギュラーステージ Round5 - Round8

BPLS4 公式サイト(試合結果)

Round5 
レジャーランド vs SILK HAT

 1試合目で勝ちが取れなかったチーム同士の対決となりました。低難易度を得意とする選手が揃うこの試合は意地でも勝利を取りたいはず。精度勝負寄りのジャンルで真っ向勝負となりそうです。

-CLASSIC STANDARD-
NAYU&YUK1-S VS GINXYASU&A.N.C.B.

選曲(太字がpickされた曲)
レジャーランド
・不沈艦CANDY (EXPERT Lv14)
・NEPHILIM DELTA (EXPERT Lv14)
・Second Heaven (CHALLENGE Lv14)
SILK HAT
・volcano (EXPERT Lv13)
・HEART BEAT FORMULA (EXPERT Lv13)
・FIRE FIRE (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 SILK HAT WIN!!(レジャーランド 6-7 SILK HAT)

 密度が高めの選曲を仕掛けたレジャーランド、選ばれたのは高速・高物量で休憩の無い譜面である不沈艦CANDYとなりました。全員しっかりと判定を取っていく中、NAYU選手が460ノーツ辺りまで理論値ペースで独走し、PERFECT1個で堂々の1位となりました。2位は安定感を見せたGINXYASU選手、そして熾烈な3位争いは1点差を制したA.N.C.B.選手が滑り込みとなりました。すごく平然とした顔でMAX-1を叩き出すNAYU選手、今シーズンも恐怖しか感じません…
 判定を素直に合わせるのが微妙な譜面を揃えてきたシルクハット、ピックされたのは実質BPM120で丁寧にステップを踏み抜く力が必要なvolcano となりました。開幕は大人しい立ち上がりとなりましたが、ほぼ横一線が最後まで続いたまま進行。最後の最後までNAYU選手とGINXYASU選手が同点のまま1位フィニッシュ、そして終盤でA.N.C.B.選手がYUK1-S選手を差し切って3位となり、ポイント奪取に成功となりました。
 結果は6-7でシルクハットの勝利となりました。恐ろしい精度を誇るNAYU選手相手にGINXYASU選手が徹底的に食らいつき、2曲目に同点1着を取ったことが大きかったと思います。またA.N.C.B.選手もYUK1-S選手と微差の戦いを制しての2連続3位を取っており、シルクハットにとって非常に感触の良い戦いだったと思います。

Round6 
TAITO STATION Tradz vs GAME PANIC

 1試合目でドラマティックな勝利を飾ったTradzが、安定感を見せるゲーパニに挑みます。どちらもポイントは重ねているものの、ここで勝利をして2日目以降を優位に進めたいところ。キワモノ揃いのジャンルでぶつかります。

-GOLD TRICKY-
THOR&MOO-G.56 VS GIEZ-ACS&MAMURU3

選曲(太字がpickされた曲)
TAITO STATION Tradz
・Wuv U (EXPERT Lv14)
・stellar rain (EXPERT Lv13)
・Silly Love (EXPERT Lv14)
GAME PANIC
・Mythomane (EXPERT Lv13)
・Acid,Tribal & Dance (DDR EDITION) (EXPERT Lv14)
・Let's DANCE aROUND!! (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 TAITO STATION Tradz WIN!!(TAITO STATION Tradz 7-6 GAME PANIC)

 山賊軍団Tradzはチームカラーに反して比較的素直な譜面を選択してきましたが、ピックされたのは中盤の連続停止・急加速・減速への対応力勝負となるWuv Uとなりました。全体的に精度勝負となる譜面ゆえに大きな差はつかない戦いとなりましたが、THOR選手が一向にPERFECT1つ出さない恐ろしい精度を発揮し、そのまままさかのMFCを達成BPLの場にて理論値を叩き出す雷神THOR選手の一撃が炸裂したものの、GIEZ-ACS選手がPERFECT3個で2位、MAMURU3選手が1点差でMOO-G.56選手を差し切り3位に滑り込んだことで、ポイント自体は3点ずつとなりました。
 ゲーパニの選曲はTRICKY of TRICKYと言わんばかりの癖まみれ譜面が並びましたが、選ばれたのはS2で猛威を振るった中盤の段階的減速が非常に難所となるMythomaneとなりました。立ち上がりはTradzが少し先行する展開となりましたが、GIEZ-ACS選手が徐々にスコアを伸ばしてMOO-G.56選手とデッドヒート。お互い競り合う状況が続きましたが、結果はPERFECT9個で同点1位。そこにTHOR選手がMAMURU3選手を2点差で差し切り3位滑り込みを決め、ギリギリの戦いを制することに成功しました。
 結果は7-6でTradzの勝利となりました。THOR選手が打ち立てたBPL初となるMarvelous FULL COMBOはもちろん、MOO-G.56選手もしっかりと強さを見せることに成功し、Tradzは2連勝と最高の滑り出しとなりました。ゲーパニはギリギリでポイントを逃す苦しい展開でしたが、強さは十分発揮したためここから反逆の狼煙を上げていくでしょう。

Round7 
GiGO vs ROUND1

 1日目最終試合は圧倒的な精度を見せるGiGOと、昨年度王者の強さを堂々と見せつけたラウンドワンの戦いとなりました。GiGOはエースHIBIKI選手が登場、ラウンドワンは1試合目と同じ編成、一体どちらが1日目有終の美を飾れるでしょうか。

-GOLD STANDARD-
TSUYOSHI&HIBIKI VS ZERO.&$RYO$

選曲(太字がpickされた曲)
GiGO
・50th Memorial Songs -The BEMANI History- (EXPERT Lv13)
・LIKE A VAMPIRE (EXPERT Lv13)
・Come Back To Me (EXPERT Lv14)
ROUND1
・Afterimage d'automne (EXPERT Lv14)
・共犯ヘヴンズコード (EXPERT Lv13)
・スーパー戦湯ババンバーン (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 ROUND1 WIN!!(GiGO 4-9 ROUND1)

 精度勝負を仕掛けたGiGOの選曲から選ばれたのはメドレー形式で変化するリズムへの対応が難しい50th Memorial Songs -The BEMANI History-。試合は16分のステップでHIBIKI選手が苦しむのを横目にラウンドワンの2人がどんどん突き放していきました。しかし徐々にTSUYOSHI選手が巻き返し、ZERO.選手が1位となったものの、同点でTSUYOSHI選手と$RYO$選手が2位となりました。GiGOとしては2位を取れたものの厳しい展開となってしまいました。
 STANDARDの定義を疑う選曲を並べてきたラウンドワンからピックされたのは変拍子・変則リズムからなるスコアを出すのが難しい譜面が特徴のAfterimage d'automneとなりました。こちらは序盤からHIBIKI選手が大きく飛ばしていったものの、中盤で$RYO$選手がすぐに捕らえると、今度はTSUYOSHI選手が追いつき大混戦に。次第に$RYO$選手とTSUYOSHI選手の激しい競り合いとなりましたが、最後はPERFECT6個を叩き出した$RYO$選手が3点差でトップを死守。TSUYOSHI選手は2位を取れたものの、3位をZERO.選手に獲られてしまいました。
 結果は4-9でラウンドワンの勝利となりました。低難易度を鬼門とするHIBIKI選手が苦しい結果となった一方、ラウンドワンは$RYO$選手があまりにも好調過ぎました。しかもZERO.選手が今期も好調、そしてO4MA.選手は完全に温存とまだまだ負けるつもりが一ミリもないラウンドワン、連覇に向けて好発進です。

Round8 
GAME PANIC vs SILK HAT

 ここから収録2日目、すなわちLv15-16での戦いとなりました。今回出場する選手は中難易度帯を得意としており、どの難易度帯も強いバランス型のゲーパニついにエース登場となるシルクハットのどちらが勝つかは完全に予測不可能でした。

-GOLD STANDARD-
GIEZ-ACS&MAMURU3 VS KANAME&A.N.C.B.

選曲(太字がpickされた曲)
GAME PANIC
・アドレナリン (EXPERT Lv15)
・I Love You (EXPERT Lv16)
・Never See You Again (EXPERT Lv16)
SILK HAT
・insist (EXPERT Lv15)
・GLITTER (EXPERT Lv16)
・Dance With The Dead (EXPERT Lv15)
試合結果
結果 GAME PANIC WIN!!(GAME PANIC 7-5 SILK HAT)

 ゲーパニは変則的かつ密度が高めの選曲を仕掛けましたが、選ばれたのは中盤の低速地帯や12分混じりのフレーズなど全体的に丁寧な踏み方を求められるアドレナリンとなりました。前半はスコア差がほとんどない戦いとなりましたが、低速地帯を終えてKANAME選手、GIEZ-ACS選手、MAMURU3選手がほぼ横並びとなり、最後の16分配置でGIEZ-ACS選手が4点差をつけることに成功。MAMURU3選手はKANAME選手に2点差をつけられたものの3位をしっかりキープし、自選は4pt獲得となりました。
 シルクハットはすべてリズム難で揃えてきましたが、選ばれたのはリズムキープが非常に困難な跳ねたステップが頻発するinsistとなりました。全員が微妙にズレたステップをしっかり踏み抜く中MAMURU3選手とKANAME選手が抜ける展開となりました。ただGIEZ-ACS選手も着実にスコアを伸ばしていき、結果はKANAME選手がPERFECT8個で1位だったものの、MAMURU3選手が2位、GIEZ-ACS選手が3位を維持となりました。
 結果は7-5でゲームパニックの勝利となりました。本番経験に長けたゲーパニが勝負強さを見せつけ、2曲ともポイントを確保しての勝利となりました。シルクハットはA.N.C.B.選手がBPLの魔物に呑まれる展開となる悔しい結果に。3日間集中的に行われるBPLにおいて、この後の試合に影響が出ないようリカバーできるかが注目です。


BPLS4 レギュラーステージ Round9 - Round12

BPLS4 公式サイト(試合結果)

Round9 
レジャーランド vs ROUND1

 1日目をデイリーダブルで突破したラウンドワン、次なる標的は精度力抜群ながら勝ちが遠いレジャランとなりました。レジャランが有利なジャンルではあるものの、ラウンドワンはエースO4MA.選手登場で勝ちを譲るつもりは全くなし。非常に激しい戦いが始まります。

-WHITE TRICKY-
NAYU&YUK1-S VS ZERO.&O4MA.

選曲(太字がpickされた曲)
レジャーランド
・Blew My Mind (EXPERT Lv16)
・Remain (EXPERT Lv15)
・Cosy Catastrophe (EXPERT Lv16)
ROUND1
・IMANOGUILTS (CHALLENGE Lv15)
・Monkey Business (CHALLENGE Lv16)
・Squeeze (EXPERT Lv15)
試合結果
結果 DRAW(レジャーランド 6-6 ROUND1)

 レジャーランドはソフランが多めの曲を選択してきましたが、ピックされたのは序盤・中盤のソフランへの対応力勝負となるBlew My Mindとなりました。開幕の低速はNAYU選手が完璧に決める中、ラウンドワンの二人もぴったりついていく展開に。しかし次第にNAYU選手がジワジワ点差をつけていき、粘るZERO.選手と一騎打ち状態に。最後は終盤のフレーズで6点差をつけたNAYU選手がPERFECT10個でトップ。3位争いはGREATを出しつつも精度で上回ったO4MA.選手が入ったことで同点決着となりました。YUK1-S選手はPFCを出したにもかかわらず悔しい結果に。2曲目で取り返しを狙いたいところです。
 ラウンドワンは比較的素直な譜面を並べてきましたが、選ばれたのは序盤の連続停止以降は純粋な精度勝負となるIMANOGUILTS 。レジャランが理論値ペースを300ノーツ以上保つ中、16分ラッシュでO4MA.選手がYUK1-S選手をとらえるとそこから大混戦に。NAYU選手がPERFECT2個で独走する中、O4MA.選手がPERFECT6個、ZERO.選手がPERFECT11個で決着となりました。YUK1-S選手が惜しくもPERFECT16個とかなり競っていた故に、非常に悔しさをにじませる表情を浮かべていました。
 結果は6-6で引き分けとなりました。鉄壁NAYU選手の無敵っぷりは今シーズンも健在ですが、ラウンドワンのO4MA.選手&ZERO.選手の黄金コンビもまた安定感を見せました。YUK1-S選手は今シーズンもあと一歩が遠い苦しい戦いが続いていますが、得意フィールドの中難易度が続くうちに持ち直したいところです。

Round10 
GiGO vs TAITO STATION Tradz

 初日はイマイチ振るわなかったGiGOですが、難易度が上がれば強さを発揮となっていきます。しかし相手は現在2連勝中のTradz。有利なフィールドでGiGOが押し切るか、それともTradzが勢いそのままに連勝街道を歩んでしまうでしょうか。

-WHITE STANDARD-
TSUYOSHI&HIBIKI VS THOR&YOSHIMIZ

選曲(太字がpickされた曲)
GiGO
・Starlight Fantasia (Endorphins Mix) (EXPERT Lv15)
・S!ck (EXPERT Lv16)
・Vanquish The Ghost (EXPERT Lv16)
TAITO STATION Tradz
・Starlight Fantasia (Endorphins Mix) (EXPERT Lv15)
・Straight Oath (CHALLENGE Lv15)
・朧 (dj TAKA Remix) (CHALLENGE Lv16)
試合結果
結果 GiGO WIN!!(GiGO 7-5 TAITO STATION Tradz)

 GiGOはソフラン・交互踏みが目立つ選曲、Tradzは純粋な高密度譜面が並ぶ中ただ一つ重複する譜面がありました。そうなると両チームが選ぶのはやはり何度も変化するBPMに忙しい16分踏みが頻発するStarlight Fantasia (Endorphins Mix)となりました。DDRでは楽曲が重複した場合は同じ曲で連戦になるため、まさに究極の心臓勝負が繰り広げられること必至でした。
 1回目の戦いではHIBIKI選手が開幕MISSを出してしまうもすぐにリカバーし横並びに。ただその中でもTradzの2名がスコアを伸ばす…と思いきや低速地帯でHIBIKI選手が追いつき首位争いが苛烈化。結果は最後の最後で1点差を捲り上げたHIBIKI選手が1位となりました。そして3位争いも激しくなりましたが、結果はTSUYOSHI選手が3位につけ、まずはGiGOが一歩抜け出しました。
 2回目となるStarlight Fantasia (Endorphins Mix)、開幕でTHOR選手がMISSを出してしまいましたが、TSUYOSHI選手もGREATを出してしまったことで苦しい展開に。するとHIBIKI選手とYOSHIMIZ選手が一騎打ちとなりましたが、ここは3点差でPERFECT7個を叩き出したHIBIKI選手が勝利。2位はYOSHIMIZ選手、3位はTHOR選手が付けましたが、1戦目の内容から見ると惜しくも届かずとなりました。
 結果は7-5でGiGOが勝利となりました。この試合はやはりHIBIKI選手のリカバー力が光る試合だったと思います。1回目でいきなりGREATを出しても着実にスコアを伸ばしてトップ、そして2回目は貫録のPFCとあり、GiGOのエースたる所以を見せつけました。Tradzは痛い選曲被りで苦しい結果になりましたが、2勝の貯金でまだ優位なポジションにいるため着実に取り返しを狙うでしょう。

Round11 
SILK HAT vs APINA VRAMeS

 ここまで1勝2敗のシルクハットと、まだ勝ちがとれていないアピナの対決となりました。精度勝負を得意とするGINXYASU選手・PO選手高難易度を得意とするKANAME選手・RINBO-選手が登場し選曲の傾向が読めないですが、ピックリストに掲載されたのは…?

-CLASSIC STANDARD-
GINXYASU&KANAME VS RINBO-&PO

選曲(太字がpickされた曲)
SILK HAT
・MAX 300 (EXPERT Lv15)
・MAXX UNLIMITED (EXPERT Lv16)
・Chronos (CHALLENGE Lv15)
APINA VRAMeS

・隅田川夏恋歌 (CHALLENGE Lv16)
・Shiny World (CHALLENGE Lv16)
・REVOLUTIONARY ADDICT (CHALLENGE Lv16)
試合結果
結果 SILK HAT WIN!!(SILK HAT 7-5 APINA VRAMeS)

 体力譜面を揃えたシルクハット、選ばれたのはBPM300で休みなく足を動かし続ける元祖高難易度譜面のMAX 300となりました。KANAME選手が序盤から200ノーツほど理論値ペースで踏み抜く中、GINXYASU選手とPO選手が激しく2位争いを繰り広げました。中盤の停止を抜けて徐々にPO選手が抜けたものの、最後の3連打で順位が大きく入れ替わり、RINBO-選手がGINXYASU選手を1点抜いて2位まで躍り出ることとなりました。しかし1位はPERFECT4個を叩き出したKANAME選手。一人だけ異次元のスコアを出してしまっています。
 アピナは知っていないとキツイ配置が特徴の譜面を揃えてきましたが、ピックされたのはサビのジャンプ絡みが非常に忙しい隅田川夏恋歌となりました。こちらもKANAME選手が200ノーツ付近まで理論値ペースでしたが、RINBO-選手がぴったりマークしほぼ横並びに。2度の濁流地帯を抜けても点差は変わらず、勝負は最後の地団駄で1点差をかわしたRINBO-選手がトップを奪取となりました。しかしGINXYASU選手がPO選手を1点差で捲ったことでシルクハットは2・3位の並びを決めることに成功。ギリギリの戦いを制する結果となりました。
 勝負は7-5でシルクハットの勝利となりました。今回は隅田川夏恋歌の1点差が勝敗を決めた結果となり、シルクハットとしては非常に嬉しく、アピナは悔しさが残る結果となりました。まさに天国と地獄、BPLの恐ろしさを思わせる試合でした。

Round12 
ROUND1 vs GAME PANIC

 前回引き分けたもののここまで負けなしのラウンドワン、そこへ挑むのは着実な強さを見せるゲーパニとなりました。ラウンドワンという強大な敵相手でもなんとか一歩抜け出したいゲーパニはここで勝利を収められるでしょうか。

-CLASSIC STANDARD-
$RYO$&O4MA. VS HO4-KETI&MAMURU3

選曲(太字がpickされた曲)
ROUND1
・Cosmic Hurricane (CHALLENGE Lv15)
・紅焔 (CHALLENGE Lv15)
・Arrabbiata (CHALLENGE Lv15)
GAME PANIC
・REVOLUTIONARY ADDICT (CHALLENGE Lv16)
・snow prism (CHALLENGE Lv16)
・隅田川夏恋歌 (CHALLENGE Lv16)
試合結果
結果 ROUND1 WIN!!(ROUND1 7-5 GAME PANIC)

 ラウンドワンが選んだのは忙しめの曲となりましたが、その中で選ばれたのは細かい16分混じりのフレーズがほぼ休憩なしで襲い掛かるCosmic Hurricaneとなりました。とはいえBPLプロにとっては平坦な譜面ゆえか、終始大きく差がつく場面はなく進行。1位から4位までほぼ横一線でしたが、終盤の16分で徐々にO4MA.選手が独走し始めそのままPERFECT5個で1位。HO4-KETI選手は少し話されるもPERFECT11個、そして激しかった3位争いは1点差を制して$RYO$選手が一歩抜け出す結果となりました。このレベル帯の(素人目線では)忙しい譜面でさえも接戦を演じてしまうプロ選手の実力が改めて怖くなります。
 ゲーパニはRound11のアピナと似たような癖の強いLv16譜面となりましたが、ピックされたのは忙しい16分ラッシュに中盤の超加速が要注意となるREVOLUTIONARY ADDICTとなりました。こちらも前半は超加速を経てO4MA.選手が頭一つ抜けるなかでゲーパニがほぼ真後ろについていきました。しかし最後までこの点差は埋まらずにO4MA.選手がPERFECT4個でトップを維持。日本DDR界の第一人者たる強さを堂々と見せつけての勝利となりました。
 結果は7-5でラウンドワンの勝利となりました。とにかくO4MA.選手のスコアが異次元となっており、一切の隙を感じさせない完璧なプレーとなっていました。そんな中1曲目で$RYO$選手がMAMURU3選手を1点差で抜いたことが今回は決定打に。未だ負けなしのラウンドワンを止められるチームは現れるのでしょうか。


BPLS4 レギュラーステージ Round13 - Round16

BPLS4 公式サイト(試合結果)

Round13 
TAITO STATION Tradz vs レジャーランド

 前回連勝が途切れてしまったTradz、ここで取り返したいですが相手は未だ勝ち無しながら抜群の精度力を誇るレジャランとなりました。ジャンルは比較的精度寄りの曲が並んでおり難しい局面ですが、流れに上手く乗れるのはどちらのチームでしょうか。

-GOLD STANDARD-
THOR&MOO-G.56 VS NAYU&RIN-GO!!

選曲(太字がpickされた曲)
TAITO STATION Tradz
・キヤロラ衛星の軌跡 (EXPERT Lv16)⇒ストラテジーカードにより無効
・Not Alone (EXPERT Lv16)
・Last Twilight (EXPERT Lv16)
レジャーランド
・最終鬼畜妹フランドール・S (EXPERT
 Lv16)
・MUTEKI BUFFALO (EXPERT Lv15)
PANIC HOLIC (EXPERT Lv16) ※ストラテジーカード使用
試合結果
結果 レジャーランド WIN!!(TAITO STATION Tradz 5-7 レジャーランド)

 体力勝負のTradzから選ばれたのはひたすら体力が要求されるキヤロラ衛星の軌跡が選ばれましたが…ここでついにストラテジーが炸裂、レジャーランドは実質2曲選べることとなりました。Tradzのピック代わりに選択されたのは、後半に怒涛の縦連打ラッシュが襲い掛かるPANIC HOLICとなりました。立ち上がりはTHOR選手とNAYU選手がまずは抜ける形となりましたが、低速地帯でも点差は全く変わらず。しかし後半の縦連打ラッシュでTHOR選手がコンボを切った隙を逃さずNAYU選手が一気に追い上げ1位を奪取。そして熾烈だった3位争いも終始安定感を見せてGFCを達成したRIN-GO!!選手が4点差で制する結果となりました。ストラテジーカードを受けたこともありTradzは苦しい展開、続く2曲目で取り返すことができるでしょうか。
 選り取り見取りなレジャーランドの選曲からピックされたのは、16分乱打がひたすら続く超絶体力勝負譜面の最終鬼畜妹フランドール・S。体力勝負とはいえ譜面自体は単純なためか全員がほぼ横一線となりました。1位争いがTHOR選手・NAYU選手・MOO-G.56選手の壮絶な争いとなりましたが、最後の最後まで崩れなかったNAYU選手がPERFECT7個で完勝。THOR選手もPERFECT11個、MOO-G.56選手もそこからさらに3点差と迫りましたが、NAYU選手の安定感に惜しくも及ばずとなりました。
 結果は5-7でレジャーランドの勝利となりました。ついに掴んだレジャーランドの1勝目NAYU選手の不敗神話継続はもちろん、PANIC HOLICでRIN-GO!!選手がMOO-G.56選手をギリギリでかわしたことが大きかったと思います。Tradzは連勝後の連敗とありますます嫌な予感がする結果に。早めに流れを掴むことができるかがこの先の勝負の分かれ目になりそうです。

Round14 
APINA VRAMeS vs GiGO

 ここまで勝ちが遠いアピナ、迎え撃つのは得意の高難易度で暴れまくるGiGOとなりました。課題曲が増えて戦い方が難しくなったGOLD TRICKTというジャンルにおいて、アピナは反逆の狼煙を上げることができるのでしょうか。

-GOLD TRICKY-
PO&NOTTY VS HIBIKI&UN-LIM

選曲(太字がpickされた曲)
APINA VRAMeS
・Rave in the Shell (EXPERT Lv16)
・C-C-C-N-N-N (EXPERT Lv15)
・BLUE FOG, SILVER BULLET. (EXPERT Lv15)
GiGO
・Euphoric Fragmentation (EXPERT Lv16)
・memory//DATAMOSHER (EXPERT Lv16)
・メンタンピンドラドラ (EXPERT Lv16)
試合結果
結果 GiGO WIN!!(APINA VRAMeS 4-8 GiGO)

 GOLD TRICKYとあり、お互いギミックのキツイ譜面を並べてきました。まずアピナの選曲から選ばれたのは暗記必須の連続停止・ソフランが何度も飛んでくるRave in the Shellとなりました。各選手当然の如くギミックを攻略していきますが、ジワジワとHIBIKI選手が独走していきました。一方で下位争いはほぼ横一線と激しい戦いとなりましたが、終盤の低速地帯でPO選手がわずかに抜け、さらに最後の低速フレーズでNOTTY選手がUN-LIM選手を3点差で抜き去り2位・3位を維持。トップこそHIBIKI選手に(PERFECT8個のPFCで)渡してしまいましたが、結果的には同点決着で終わらせることに成功となりました。
 GiGOの選曲からピックされたのはシンプルなソフランに要注意の停止、そして体力必須の激しい譜面と要素が多いEuphoric Fragmentation。体力勝負となる譜面ゆえか序盤からGiGOの2名が精度をしっかりキープ。低速地帯も余裕でリードを維持し、HIBIKI選手はPERFECT5個、UN-LIM選手はPERFECT13個でワンツーフィニッシュ。圧倒的な強さを見せつけ快勝となりました。
 結果は4-8でGiGOの勝利となりました。アピナは最後まで粘り強さを見せたものの、やはり難易度が高いほど強くなるGiGOの怖さが改めて発揮される結果となりました。特にHIBIKI選手は絶好調極まりない結果となり、良い形で2日目を終えることができたと思います。

Round15 
GiGO vs レジャーランド

 ここから3日目、つまりレギュラーステージ最終日程となります。指定レベルはいよいよLv13-17となんでもあり、チームの総合力がこれまで以上に問われます。2日目を連勝で飾ったGiGOと戦うのはもう1勝で一気に立場を変えたいレジャラン。何が何でも勝利をもぎ取りたい2チームの壮絶な戦いが幕を開けます。

-CLASSIC TRICKY-
HIBIKI&UN-LIM VS NAYU&RIN-GO!!

選曲(太字がpickされた曲)
GiGO
Pluto The First (EXPERT Lv17)
PARANOiA-Respect- (EXPERT Lv16) ※ストラテジーカード使用
TRIP MACHINE EVOLUTION (EXPERT Lv16)
レジャーランド
・Go For The Top (EXPERT Lv15)
・Saturn (EXPERT Lv13)⇒ストラテジーカードにより無効

・Pierce The Sky (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 GiGO WIN!!(GiGO 7-5 レジャーランド)

 GiGOとしては当然の如く難しい譜面、かつ準ボスポジションの曲を揃えてきました。ピックされたのは初見注意のトラップに何度も来るジャンプだらけのステップが体力を奪うTRIP MACHINE EVOLUTIONとなりました。忙しい譜面ながらHIBIKI選手とNAYU選手が抜けていく展開となりましたが、ジャンプ地帯の手前でNAYU選手が崩れるとHIBIKI選手が一気に独走。一方で2位争いがほぼ横一線となり最後の最後まで激しい争いとなりましたが、最後の16分フレーズでUN-LIM選手がRIN-GO!!選手を1点抜き去り3位に滑り込み。NAYU選手はなんとか2位を死守したものの、GiGOは価値ある4ptを奪取することに成功しました。
 GiGOとは逆に低難易度寄りの選曲を仕掛けたレジャーランド、選ばれたのは16分3連のフレーズを何度も踏ませるSaturnとなりました…がここでストラテジーカードが炸裂、代わりに選択されたのは何度か来る停止とフリーズアロー拘束が要注意のPARANOiA-Respect-となりました。こちらは開幕からHIBIKI選手が大きくリードする一方、こちらも2位争いが横一線となっていきました。長い8分乱打やフリーズ拘束でNAYU選手が前に出たものの、独走するHIBIKI選手は止められずPERFECT10個でPFC。3位争いは1点差でRIN-GO!!選手が制したものの、わずかにポイントが届かない結果となってしまいました。
 試合結果は7-5でGiGOが勝利となりました。GiGOはこれで3勝となり決勝トーナメントに向けて有利な条件を維持することになりました。レジャーランドは痛恨の敗戦、残る1試合は何が何でも勝利をしなければならない状況になってしまいました。終盤の条件戦はより過酷さを増しますが、一体どのチームが生き残っていくのでしょう。

Round16 
GAME PANIC vs APINA VRAMeS

 ここで対決するのは今一つ抜け出せないゲーパニ連勝が絶対条件のアピナという、心の底から勝利が欲しいチーム同士の対決となりました。両チームにとって運命の一戦となるこの試合、勝って希望を繋ぐのはどちらのチームでしょうか。

-WHITE TRICKY-
HO4-KETI&GIEZ-ACS VS RINBO-&NOTTY

選曲(太字がpickされた曲)
GAME PANIC
・Cytokinesis (EXPERT Lv14)
・Electronic or Treat! (EXPERT Lv15)
阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられない (EXPERT Lv14)
APINA VRAMeS
・Blew My Mind (EXPERT Lv16)
・Neutrino (EXPERT Lv16)
ドーパミン (EXPERT Lv17)
※両チームからストラテジーカードが使用されたため相殺
試合結果
結果 GAME PANIC WIN!!(GAME PANIC 7-5 APINA VRAMeS)

 予習必須のクセモノ低難易度を揃えたゲーパニ、どれを選んでも嫌な選曲から選ばれたのは超変則的な速度変化が対策必須の阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられないとなりました。ここでアピナからストラテジーカードが飛んできたものの、ゲーパニもストラテジーカードを使用したため無効に。お互い真っ向勝負となりました。GIEZ-ACS選手が150ノーツ付近まで理論値ペースの精度を保つ中、大きく点差がつくような状況にはならず速度変化地帯へ突入となりました。ただ加速していくにつれゲーパニの2名がどんどんスコアを伸ばしていき、GIEZ-ACS選手がPERFECT14個、HO4-KETI選手がPERFECT21個でツインPFC。圧倒的な精度と安定感を見せてのワンツーとなり、アピナに非常に厳しい条件を突きつけました。
 ゲーパニとは真逆の高難易度ボス曲で揃えてきたアピナ、ピックされたのはBPM200のステップがソフラン付きでひっきりなしに飛んでくるドーパミンとなりました。序盤から全員が判定を合わせていく中、超加速でRINBO-選手が一歩リードとなりました。ただ2位争いはGIEZ-ACS選手とNOTTY選手が超デッドヒートとなり、低速地帯で作ったリードを最後まで守り切りGIEZ-ACS選手が5点差で制する結果となりました。
 結果は7-5でゲームパニックの勝利となりました。今回の勝利はGIEZ-ACS選手の安定感と勝負強さが大きく光っていたと思います。数々の大会経験と日頃の努力からなる実力を存分に活かした勝利だったでしょう。一方のアピナはこの時点でレギュラーステージ敗退が確定してしまいました。RINBO-選手がドーパミンでPERFECT17個のPFCと意地を見せたものの、惜しくも勝利には繋がらず悔しい結果となってしまいました。残る1戦、悔いなく戦ってほしいです。


BPLS4 レギュラーステージ Round17 - Round21

BPLS4 公式サイト(試合結果)


Round17 
TAITO STATION Tradz vs ROUND1

 Youtubeの配信上でも最終週となるこの試合で戦うのは、2連勝・2連敗と勢いに乗り切れていないTradzここまで負けなし絶好調のラウンドワンとなりました。Tradzとしては勝ち点を絶対に獲らなければならないこの状況、強敵相手に山賊が全力で挑みます。

-WHITE STANDARD-
THOR&YOSHIMIZ VS ZERO.&O4MA.

選曲(太字がpickされた曲)
TAITO STATION Tradz
・爆なな☆てすとロイヤー (EXPERT Lv13)
・Grand Chariot (EXPERT Lv13)
・ナイト・オブ・ナイツ (EXPERT Lv15)⇒ストラテジーカードにより無効
ROUND1
・IX (EXPERT Lv17)
・Magnetic (CHALLENGE Lv17)※ストラテジーカード使用

・New Century (EXPERT Lv17)
試合結果
結果 DRAW(TAITO STATION Tradz 6-6 ROUND1)

 Tradzは低難易度で精度勝負、ラウンドワンは高難易度で体力勝負となりました。ここで選曲傾向が大きく分かれたということは…?
 Tradzの選曲からピックされたのは16分混じりのフレーズが延々と続き体力が厳しめのナイト・オブ・ナイツ…でしたがラウンドワンからストラテジーカードが飛んできたことにより課題曲が変更。超絶リズム難に見切りづらい低速地帯が要注意のMagneticが選択されました。全選手とも対策バッチリで前半のリズム難は難なく攻略、低速地帯でO4MA.選手、THOR選手、ZERO.選手が横並びとなりましたが、ここから並びが変わることがないまま2点差を制したO4MA.選手がトップを維持。THOR選手はギリギリまで競ったものの、O4MA.選手を最後まで捕らえることができませんでした。またYOSHIMIZ選手は低速地帯を前に失点をしてしまったのも苦しかったです。
 ラウンドワンの選曲からピックされたのは入り足注意の地団駄がスコアの難所となるNew Centuryとなりました。序盤でTradzが少し失点したものの、低速地帯ですぐにリカバーし横一線に。そこから16分地団駄でYOSHIMIZ選手が少しずつ追い上げてトップに躍り出ると、そのまま宿敵O4MA.選手を超えて1位でフィニッシュ。さらに最後の16分交互でTHOR選手がZERO.選手を1点追い抜き3位へ滑り込み。あまりに衝撃的な結果にYOSHIMIZ選手はフリーズしてしまいましたが、この結果によりTradzをチームの危機から救うこととなりました。
 結果は6-6で引き分けとなりました。Tradzはラウンドワンにストラテジーカードを撃たれ万事休すかと思われましたが、YOSHIMIZ選手魂の一撃により貴重な引き分けを奪取。シルクハット・レジャーランドに対し優位なポジションを維持することに成功しました。ラウンドワンとしてはストラテジーカードこそ空振りだったものの、十分なパフォーマンスを発揮できたので決して悪くはなかったと思われます。

Round18 
SILK HAT vs GiGO

 2勝2敗と微妙な状態のシルクハット、相対するは現時点で勝ち点10ptで2位につけるGiGOとなりました。レギュラーステージ突破のために勝ちを取りたいシルクハットと、最終試合を引き分け以上に持っていきたいGiGOによる大一番が行われます。

-WHITE STANDARD-
GINXYASU&KANAME VS TSUYOSHI&UN-LIM

選曲(太字がpickされた曲)
SILK HAT
・8000000 (EXPERT Lv14)
・シュレーディンガーの猫 (EXPERT Lv15)

・Astrogazer (EXPERT Lv15)
GiGO
・乙女繚乱 舞い咲き誇れ (EXPERT Lv13)
・TSUBASA (EXPERT Lv13)
・neko*neko (CHALLENGE Lv14)
試合結果
結果 SILK HAT WIN!!(SILK HAT 8-4 GiGO)

 全体的に低難易度寄りの選曲を仕掛けてきた両チーム、後半で精度勝負を仕掛けるメンタルの強さが恐ろしいです。シルクハットの選曲から選ばれたのは単純な乱打に後半の12分フレーズが要注意のシュレーディンガーの猫となりました。前半のシンプルな配置はやはりほぼ横一線でしたが、12分フレーズでTSUYOSHI選手が徐々に前に出ることとなりましたが、KANAME選手がぴったり後ろに付いたかと思うとGINXYASU選手も追い上げを見せ、最後はシルクハットがワンツーフィニッシュに成功。TSUYOSHI選手はGINXYASU選手と2点差に泣かされることになってしまいました。
 GiGOの選曲からピックされたのは8分主体ながらBPM210と非常に高速な乙女繚乱 舞い咲き誇れとなりました。精度勝負とあり非常にハイレベルな戦いとなりましたが、GINXYASU選手がGREATを出したことでGiGOの2名が追い上げてきました。しかし自己ベストがNO PLAYだったはずのKANAME選手がPERFECT1個で終了。TSUYOSHI選手がPERFECT2個、UN-LIM選手がPERFECT3個だったにもかかわらず1位を決めてきました。
 結果は8-4でシルクハットの勝利となりました。このラウンドは特にKANAME選手の強さが際立っており、試合終了時に感極まった姿が強く印象に残りました。GiGOは負けてしまったもののまだ総合2位、比較的余裕をもって他チームの結果を待つこととなりました。

Round19 
レジャーランド vs GAME PANIC

 ここで戦うレジャランとゲーパニですが、勝てば決勝トーナメント進出の可能性が残り、負ければその時点でレギュラーステージ敗退が確定という非常に厳しい勝負となりました。少しでも希望を繋ぎたい両者による決死の戦いはあまりにも壮絶でした。

-GOLD STANDARD-
RIN-GO!!&YUK1-S VS HO4-KETI&MAMURU3

選曲(太字がpickされた曲)
レジャーランド
・Come To m1dy (EXPERT Lv17)
・ON-DO (EXPERT Lv14)
・GLITTER (EXPERT Lv16)
GAME PANIC
・DIABLOSIS::Nāga (EXPERT Lv17)
・Golden Arrow (CHALLENGE Lv17)
・mathematical good-bye (EXPERT Lv17)
試合結果
結果 GAME PANIC WIN!!(レジャーランド 4-8 GAME PANIC)

 レジャーランドは三者三様の選曲となりましたが、選ばれたのは超高速のスクロールに捻り・縦連が容赦なく飛んでくるCome To m1dyとなりました。序盤からHO4-KETI選手が快調に飛ばしていく中、YUK1-S選手とMAMURU3選手、そしてRIN-GO!!選手が横一線で2位争いになりました。しかし序盤の減速縦連打や変則リズム地帯でつけた差を最後まで守り切ったMAMURU3選手が2位を死守PERFECT15でPFCしたHO4-KETI選手と他選でワンツーに成功し、非常に有利な条件で自選のターンを迎えることとなりました。
 ゲーパニは体力勝負の選曲を仕掛けましたが、ピックされたのはBPM200で地団駄を踏ませ容赦なく体力を削るDIABLOSIS::Nāga。先ほどと異なりレジャランの2名が良い滑り出しを見せる中、HO4-KETI選手がすぐに追いつき混戦状態に。曲が進むにつれて16分のフレーズでHO4-KETI選手がスコアを伸ばしていき、最終的にはPERFECT18個でPFC。レジャランは2位・3位を維持できたものの、トップはHO4-KETI選手に譲ることとなってしまいました。
 結果は4-8でゲームパニックが勝利。この時点でゲーパニが2位につけたことにより決勝トーナメント進出が確定となりました。対するレジャランは悔しい悔しいレギュラーステージ敗退、前シーズンと同じメンバーで挑んだ2度目の戦いはここで終わることとなりました。まさに天国と地獄となったこの一戦、ここまでで一番壮絶だったのではないでしょうか。

Round20 
APINA VRAMeS vs TAITO STATION Tradz

 最終戦を勝利で締めたいアピナ、対するは決勝トーナメント進出最後のチャンスを掴みとりたいTradzとなりました。アピナはエースRINBO-選手にNOTTY選手と高難易度編成、対するTradzは技巧派コンビで精度勝負を仕掛けるように見えましたが…?

-CLASSIC STANDARD-
RINBO-&NOTTY VS YOSHIMIZ&MOO-G.56

選曲(太字がpickされた曲)
APINA VRAMeS
・New Decade (EXPERT Lv17)
・London EVOLVED ver.B (CHALLENGE Lv17)
・London EVOLVED ver.C (CHALLENGE Lv17)⇒ストラテジーカードにより無効
TAITO STATION Tradz
・Haunted Rhapsody (EXPERT Lv13)
・HEART BEAT FORMULA (EXPERT Lv13)

・ORION.78~civilization mix~ (EXPERT Lv13)※ストラテジーカード使用
試合結果
結果 TAITO STATION Tradz WIN!!(APINA VRAMeS 3-9 TAITO STATION Tradz)

 高難易度を揃えたアピナは後半の捻りが難しいLondon EVOLVED ver.Cとなりましたが、ストラテジーカードを保持するTradzは当然使用。代わりに選択したのは同時混じりのフレーズと中盤のスキップ地帯が要注意となるORION.78~civilization mix~となりました。Lv13での精度勝負は息が非常に詰まる戦いとなりましたが、スキップ地帯でMOO-G.56選手が前に出ていき、そのままPERFECT5個でトップを獲得。2位は5点差でNOTTY選手、3位は3点差でRINBO-選手をかわしたYOSHIMIZ選手となりました。特にTradzにとって大事な一戦ゆえか、いつも以上に試合中の空気が張りつめていたように見えました。
 Tradzの選曲からピックされたのはBPM230の8分フレーズに裏拍入りが容赦なく飛んでくるHEART BEAT FORMULAとなりました。こちらも全員が高い精度を見せてきましたが、MOO-G.56選手、そしてYOSHIMIZ選手の精度が最後まで崩れずそのままワンツーフィニッシュ。YOSHIMIZ選手はPERFECT5個、MOO-G.56選手に至ってはPERFECT2個という記録を叩き出してしまいました。
 結果は3-9でTradzの勝利、すなわち念願の決勝トーナメント進出を決めることとなりました。BPLS2では非常に苦しんだTradz、決勝トーナメントで飛躍することができるでしょうか。アピナは屈辱のレギュラーステージ未勝利となってしまいましたが、試合終わりにYOSHIMIZ選手とRINBO-選手が抱擁を交わしたシーンは、BPLS2を知っていると猶更感動的なものだったと思います。

Round21 
ROUND1 vs SILK HAT

 最終戦はBPLS2で決勝を争った対決となりました。引き分け以上でレギュラーステージ1位通過が決まるラウンドワン、ここまで来たら勝ってレギュラーを締めたいでしょう。対するシルクハットは引き分け以上でボーダーのGiGOを撃墜できる条件。濃密なBPLS4のレギュラーステージはどのような結末を迎えたのでしょうか。

-CLASSIC TRICKY-
$RYO$&O4MA. VS KANAME&A.N.C.B.

選曲(太字がpickされた曲)
ROUND1
・Pierce The Sky (CHALLENGE Lv16)
・TRIP MACHINE EVOLUTION (EXPERT Lv16)
・Pluto Relinquish (EXPERT Lv17)⇒ストラテジーカードにより無効
SILK HAT
・bag (CHALLENGE Lv13)
・Pluto (EXPERT Lv14)※ストラテジーカード使用

・London EVOLVED ver.A (EXPERT Lv14)
試合結果
結果 DRAW(ROUND1 7-7 SILK HAT)

 ラウンドワンは高難易度譜面で固めました。その中からピックされたのは激しいソフランに容赦のない高速ステップのPluto Relinquishでしたが、もちろんシルクハットからストラテジーカードが飛んできて曲が変更、なんと原曲である激しすぎる速度変化に入りがムチャクチャなリズムが頻発するPlutoとなりました。少しも気を抜けない極限の精度勝負ですが、開幕はラウンドワンが好調な滑り出しを見せました。しかし2回目の高速地帯でKANAME選手が追い上げ$RYO$選手に追いついてものの、最後のジャンプでKANAME選手がPERFECTを出したことでまさかの同点決着。O4MA.選手が3位につけたこともあり、ストラテジーカードを受けたラウンドワンが1ptリードで2曲目を迎えることとなりました。
 変な曲揃いのシルクハットの選曲からピックされたのは低速地帯とラストの交互が鬼門となるLondon EVOLVED ver.A。序盤はシルクハットがリードしていましたが、減速のタイミングでKANAME選手がGREATを出したことでO4MA.選手が2位に浮上。そこから徐々に追い上げ1位に躍り出ましたが、なんとA.N.C.B.選手が最後まで精度を崩すことなく走り切り同点トップを死守シルクハットの窮地を救う魂のプレーを見せました。
 結果は7-7で引き分け、この結果によりレギュラーステージ3勝3分のラウンドワンが1位で決勝トーナメント進出、そしてシルクハットが勝ち点でGiGOに並んだことで、獲得pt差でシルクハットが決勝トーナメント進出となりました。GiGOはレギュラーステージ3勝にもかかわらずまさかの敗退、非常に悔いの残るシーズンとなったのではないでしょうか。
 大混戦のレギュラーステージはここにきてなんとTradz・ゲームパニック・シルクハットが勝ち点10、獲得ポイント40ptで並ぶ前代未聞の結果になりました。各チームの直接対決での獲得pt差を加味した結果、Tradzが2位、ゲーパニが3位、シルクハットが4位となり、決勝トーナメントはラウンドワン対シルクハット、そしてTradz対ゲームパニックとなりました。

 あまりにも激しすぎたBPLS4 DDR、衝撃の展開の連続の末いよいよ決勝トーナメント進出の4チームが決定しました。来たる12/21(土) 10時より、esports 銀座 studioにてセミファイナル・ファイナルが行われます。BPLS4 DDRの頂点に立つのは一体どのチームなのか、その時を楽しみに待ちましょう。

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