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BEMANI PRO LEAGUE -Season4 IIDX- 感想

 こんにちは、T2-Kです。BPLS4はすっかりDDRに入ってしまいましたが、遅ればせながらIIDXの感想を述べたいと思います。

・BEMANI PRO LEAGUE Season4 公式サイト


各チームの戦績

マジカル・ミラクル・イリュージョン!
-SILK HAT-

レギュラーステージ 7位
勝ち点1[1分5敗]34pt

 昨シーズンと同じメンバーで挑んだ今シーズンでしたが、初戦のゲーパニ戦からいきなり厳しいオーダーを当てられると、その後も惜しくも勝ちが届かない試合が連続してしまい、シーズン通して0勝と厳しい結果に。各選手のスコアを見ると噛み合わなかったという印象を受けるのがまた苦しい戦いだったことを伺わせます。
 とはいえ各選手の実力は確かなものです、今後も様々な場面で大暴れするところが見られるでしょう。

固定オプションの魔術師
SEIRYU(せいりゅう)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 1回 Final 3回 ストラテジー使用2 被弾2)
獲得pt
レギュラーシーズン
4分 15pt

 過去3シーズンとシルクハットの絶対的エースとして活躍し続けてきたSEIRYU選手ですが、今シーズンは2タテがない初めてのシーズンとなりました。厳しい相手を当てられたりストラテジーカードを2回も受けた影響か、他選が取り切れない場面が続いてしまったのが苦しかったです。
 ただ過去のシーズンでも何度も見られた通り、固定オプションで強烈なスコアを出すマジックは今回も健在。ストラテジーカードを2回も受けたのはそれだけ他チームにとって相手をしたくないという評価の裏返しだと思います。今後もこのスタイルで数々の大会を席巻していくでしょう。

大阪最初の希望
VELVET(べるべっと)

出場回数
レギュラーステージ
6回 (1st 3回 2nd 2回 Final 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン
2勝2分2敗 14pt

 今シーズンはレギュラーステージ全試合出場となった選手です。SOF-LANとSCRATCHを得意としている選手ですが、SOF-LANは好成績となった一方で、SCRATCHは強敵を当てられたこともあり苦しい結果となってしまいました。特にレジャーランド戦で灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)で自己ベスト-9点、アピナ戦では灼熱 Pt.2 Long Train Runningで2点差良いスコアを出したにもかかわらず負けてしまった場面は非常に苦しかったと思います。
 癖譜面のエキスパートながら厳しい結果になってしまったVELVET選手、ですがこの他に真似できない独特の強み職人っぷりは、今後のシーズンでも脅威となり続けるでしょう。

再び頂点へ
LICHT(リヒト)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 2回 Final 2回)
獲得pt
レギュラーシーズン
1分3敗 3pt

 昨シーズンはジャンル・難易度問わず様々なポジションで活躍した選手ですが、今シーズンはLv11の専門家といった出場となりました。ただ昨シーズンの活躍を恐れられてか、4回中3回も1巡指名選手を当てられる非常に厳しい対戦カードが続き、結果レジャーランド戦でしかポイントが取れない苦しい結果となってしまいました。強敵相手に惜しい戦いが続いたことから、LICHT選手のスコア水準が高いことは確かなのですが、このスコア水準でも勝ちに届かないBPLの恐ろしさを感じさせました。
 ただ上記でも述べたように1巡相手に正面から戦える強さは非常に強力です。今後もどのジャンルでも驚異的なスコアを出し続けるでしょう。

高火力の貴公子
KIDO.(きど)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 3回 2nd 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン
1分3敗 2pt

 昨シーズンは数々のジャイアントキリングを果たしたKIDO.選手ですが、今シーズンはいきなりPEACE選手に肉薄するも一歩及ばず。その後も惜しくも勝ちに届かない展開が続いてしまい、結果はラウンドワン戦で引き分けでしかポイントが取れない苦しいシーズンとなってしまいました。
 肩書を高火力の貴公子に変えて挑んだシーズンながら苦しい戦いが続いたKIDO.選手、来期こそBPLS3の時のような高火力の連続でドラマを創り上げてほしいです。

赫き力で頂点を目指す
-ROUND1-

レギュラーステージ 6位
勝ち点4[1勝1分4敗]53pt

 過去3シーズンは準優勝、優勝、準優勝他チームと一線を画す強さを誇ってきたラウンドワンですが、初戦のGiGO戦こそ圧勝したものの、その後は苦しい戦いの連続。2勝目を掴むことができずレギュラーシーズン敗退という結果となってしまいました。
 この結果に衝撃を受けたファンは多かったと思いますが、敗北を知ったチームは強いということはよく知られているところ。今後も常に一番の優勝候補として居続けるでしょう。

王子様
U*TAKA(ゆうたか)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 1回 Final 3回 ストラテジー使用1 被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン
2勝2分 22pt

 BPL ZEROから5年間1度も2タテをされた経験がない選手です。どのジャンル・難易度にも強みを持つ日本最強クラスのプレーヤーですが、今期はチームのエースらしくLv11・12と高難易度を専任することとなりました。ただ今シーズンはSEIRYU選手、TAKA.S選手相手に痛恨の引き分けをしてしまいチームの勝ちを逃す結果となってしまいました。チームを支えるエースという立場だからこそ、ギリギリで勝ちを逃した悔しさは大きかったと思います。
 今シーズンも無敗記録は続いていますが、チームのためにはまだまだ強くなりたい気持ちは強いでしょう。IIDX日本代表として、U*TAKA選手は今日もまた研鑽を積んでいきます。

BEMANIマエストロ
1-PIN(いーぴん)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 3回 2nd 1回 Final 1回 ストラテジー使用1 被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン
1勝3分1敗 15pt

 過去3シーズンにわたりレジャーランドのエースを務め、今期はラウンドワンの副将に招かれました。元々得意としていたLv11以下での登板となった今シーズン、全試合でポイントを取る活躍を見せたものの、2タテが遠いシーズンとなってしまいました。レジャーランド戦での同点決着、アピナ戦でのギアチェンミスなどメンタルに響きそうな展開も続き、最後まで勝負の波にうまく乗り切れなかったのも痛かったと思います。
 シーズンが終わり一時休養期間に入った1-PIN選手、過去何度もチームの危機を救ってきた万能戦士は必ずや強さに磨きをつけて帰ってくるでしょう。

横浜が生んだ精密機械
CYBERX(サイバーエックス)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 2回 2nd 3回)
獲得pt
レギュラーシーズン
1勝2分2敗 11pt

 BPLS2から2シーズンにわたりGiGOに所属、今シーズンはラウンドワンへ移籍となった選手です。元々S-RANを使ってガチ押し力を活かすプレーが特徴の選手でしたが、昨シーズンから平坦な乱打譜面で精度勝負を仕掛けて勝利を掴む場面が増え、ますます低難易度における強さに磨きがかかりました。
 今シーズンはNIKE.選手を2タテ、宿敵DINASO選手と引き分けと好調、チームを支える屋台骨としての活躍を見せました。この職人芸はまだまだ今後も見られる機会が多くあるでしょう。

ガチ押しキング
LEO(れお)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 1回 2nd 1回 Final 2回)
獲得pt
レギュラーシーズン
2分2敗 5pt

 BPLS4では唯一の新規参戦選手です。CYBERX選手と近いフィールドを得意としていながら、若手ならではの成長力でLv12にも強みを持っています。ただBPLの強烈な洗礼と言わんばかりにUCCHIE選手とLv11 PEAKで、KKM*選手とLv12 CHORDで対決と絶望感しかない戦いを強いられるのは苦しかったと思います。
 それでもNUCHIO選手やFRIP選手からしっかりポイントは取っており、まだまだこの先も活躍は間違いないでしょう。LEO選手のさらなる成長から目が離せません。

Get into the Gaming Oasis
-GiGO-

レギュラーステージ 5位
勝ち点6[2勝4敗]41pt

 雪辱を果たすためにメンバー入れ替えを断行したGiGO。そんな中挑んだBPLS4はラウンドワン相手に初戦から大敗、そしてゲームパニック相手に惜敗と苦しすぎる船出となりました。その後Tradz、シルクハットに勝利したものの、Tradzと獲得ポイント差で敗退というあまりにも悔しすぎる結果となってしまいました。
 爆発力は全チーム屈指ながら2年連続レギュラーステージ敗退のGiGO、全ての歯車が嚙み合う時に魅せるフルパワーを来シーズンこそ発揮してほしいです。

聖鍵
CORI-(カリバー)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 2回 2nd 1回 Final 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン
1勝2分1敗 14pt

 GiGOのエースながらFinalの登板がLv12 NOTESの1回のみ、そして登板ジャンルがSCRATCH2回、SOF-LAN1回と得意ジャンルを中心に出場となりました。エースらしく全試合でポイントを持ち帰ることには成功しましたが、SCRATCHで1-PIN選手、SOF-LANでMIKAMO選手とかなり厳しい相手を当てられてしまったのが今期の苦しい戦績に繋がってしまったと思います。
 BPL2021から大きく躍進しGiGOのエースを3シーズン務めるCORI-選手。より強く、より広いジャンルで進化を続ける聖鍵は来シーズンもきっと輝いているでしょう。

安定の羅針盤
NIKE.(にけ)

出場回数
レギュラーステージ
6回 (1st 4回 2nd 2回 ストラテジー使用1 被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン
3勝1分2敗 16pt

 今シーズンは得意分野のLv10以下にフル出場したNIKE.選手、初戦のラウンドワン戦は1点差、アピナ戦では3点差で敗戦したものの、ゲームパニック戦、Tradz戦では4点差、レジャーランド戦では2点差で勝利と抜群の強さを見せてチームのポイントゲッターとしての役割を果たしました。
 鋼鉄の心臓
と例えられた精度勝負の強さはいつまでも変わらず安定し続けているNIKE.選手、BPLにおける低難易度専門家のパイオニアはまだまだ長く活躍し続けていくでしょう。

Citadel of Steel
46(しろー)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (Final 4回 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーシーズン
2分2敗 8pt

 今シーズンFinalに4回登板と非常に極端な起用となりました。ただFinalに登板ということは相手はPEACE選手、KKM*選手、WELLOW選手、G*選手と強敵揃いになってしまいました。そんな中でもLv12 NOTESでWELLOW選手から、Lv12 PEAKでG*選手からポイントを獲得しており、高難易度における46選手の強さを改めて知らしめる結果となりました。
 指名巡も3巡へ上がりますます他プレーヤーから警戒されるようになった46選手、鍵盤特化の尖り切った強さでまだまだBPLに旋風を起こし続けるでしょう。

BEMANI道に終わりなし
LOOT(ルート)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 3回 Final 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン
1分3敗 3pt

 過去2シーズンは固定オプションを武器に安定感抜群の戦いを見せ続けてきた選手です。あまりにも不気味過ぎるその実力が警戒されたせいか、今期はいきなりU*TAKA選手にUCCHIE選手とエースをぶつけられ、さらにレジャーランド戦では1点差で敗北ととにかく苦しい戦いを強いられました。
 Lv11のみを担当とこれまでにないLOOT選手の姿を見られましたが、結果はシルクハット戦の引き分けのみのポイントと厳しいシーズンになってしまった。それでもこの固定オプションへのこだわりが魅せるプレーはLOOT選手ならではのもの、このスタイルがBPLに与えたインパクトはまだまだ残り続けるでしょう。

The Party Rockers here to beat.
-TAITO STATION Tradz-

レギュラーステージ 4位
勝ち点6[2勝4敗]47pt
決勝トーナメント セミファイナル進出

 BPLS4になり優勝経験2名を招き入れたTradzですが、今期はとにかくKKM*選手以外のポイントが遠い試合が多かったです。レギュラーステージはどうにか2勝を達成したものの当落線上でギリギリ踏みとどまる結果となりました。
 総合力が求められる決勝トーナメントもKKM*選手以外が2タテを喰らうといった苦しすぎる結果。この悔しさは来シーズンに必ず晴らしに行くでしょう。

THE BREAKER
KKM*(けーけーえむ)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (Final 4回)
決勝トーナメント
1回 (Final 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
4勝 32pt
決勝トーナメント
1勝 12pt

 おそらく全IIDXプレーヤーで最も高難易度の実力を持つ選手と言っても過言ではない実力者です。弱点らしい弱点は一切なく、今シーズンはSCRATCH、NOTES、CHARGE、CHORDと様々なジャンルを担当。どの曲もワンサイドゲームと言わんばかりの圧倒的な破壊力で勝利を飾っており、今シーズンはエース対決がなかったのも相まって無敗で終えることになりました。
 今シーズンの活躍はBPLを破壊しつくしたと言ってしまえるほどの完璧な戦いの数々。この破壊神はIIDXからしばらく離れてしまっても必ずさらに進化して戦いの場に帰ってくるでしょう。

鉄人
KUREI(くれい)

出場回数
レギュラーステージ
6回 (1st 3回 2nd 3回 ストラテジー使用1 被弾2)
決勝トーナメント
1回 (2nd 1回 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーステージ
1勝2分3敗 10pt
決勝トーナメント
1敗 0pt

 独特の固定オプションで安定感を見せるKUREI選手ですが、今シーズンはなんと1巡指名選手を3回も当てられるキツイマークを喰らってしまいました。SEIRYU選手、DINASO選手相手に引き分けは取れたものの、レギュラーステージ3敗は悔しい結果に。決勝トーナメントでもストラテジーカードが不発の痛恨もあり、苦しいシーズンとなってしまいました。
 BPL2021での鮮烈デビューから早4年、厳しいマークで思うように動けない戦いが続きますが、来シーズンこそ復讐の火の手を上げて突き進むでしょう。

下町の技巧派
8$.(はちしゃく)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 2回 Final 2回)
決勝トーナメント
1回 (3rd 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
4敗 0pt
決勝トーナメント
1敗 0pt

 おそらく今シーズン最も厳しい戦いを強いられた選手でしょう。初戦のアピナ戦で2点差で勝利を逃すと、そこからはCHARGE Lv11でPEACE選手、SCRATCH Lv11でCORI-選手、SCRATCH Lv12でDON*選手並のプレーヤーなら卒倒しそうなほど厳しい戦いとなってしまいました。決勝トーナメントもLv11 SCRATCHでDON*選手が相手と絶望的な戦いとなり、獲得ポイント0というあまりにも辛い結果となってしまいました。
 間違っても今シーズンの8$.選手は、少なくとも自選は惜しい結果ばかりだったことは確かです。オフシーズンで鍛錬を重ね、溜まりに溜まったフラストレーションを次のシーズンにぶつけに行くでしょう。

実りの智将  
KENTAN(けんたん)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 3回 2nd 1回 ストラテジー使用1 被弾2)
決勝トーナメント
1回 (1st1回 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーステージ
2分2敗 5pt
決勝トーナメント
1敗 0pt

 BPL2021から3シーズンにわたり、アピナで酸いも甘いも経験してきた選手です。豊富な知識と長年の経験でチームの士気を上げる切り込み隊長っぷりはTradzに移籍してもなお健在で、今シーズンも低難易度帯を中心に登板となりました。今シーズンの結果は2分2敗ですが、MIKAMO選手、1-PIN選手からポイントを獲得しており、未だ第一線で活躍し続ける強さを見せつけました。
 若手選手が台頭する中、いつまでも色褪せないプレーを見せるKENTAN選手はまだまだ戦い続けるでしょう。限界を超えたその先にある優勝目指し、IIDXと向き合い続けていきます。

世界に轟く稲妻の闘士
-GAME PANIC-

レギュラーステージ 2位
勝ち点15[5勝1敗]64pt
決勝トーナメント セミファイナル進出

 全員継続契約で挑んだS4ですが、レギュラーステージは接戦を制して勝利する場面が多かったです。とにかくダブルエースのMIKAMO選手・PEACE選手のカバー力が光っており、この2人の鉄壁のディフェンスもあり5勝をあげることができました。
 セミファイナルはアピナの猛攻に敗れてしまい、初のファイナル進出はかないませんでしたが他チームが警戒していた強さを存分に発揮したシーズンとなったのではないでしょうか。メンバーチェンジが決まっている来シーズン、今度こそ念願のファイナル進出・優勝を目指して進化したゲームパニックを見せつけるでしょう。


MIKAMO(みかも)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 1回 2nd 2回 Final 2回)
決勝トーナメント
1回 (3rd 1回 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーステージ
2勝2分1敗 19pt
決勝トーナメント
1分 5pt

 ゲーパニ不動のセンターは今シーズンもジャンル・難易度自由自在の活躍を見せました。Tradz戦でKENTAN選手に引き分け、レジャーランド戦でDINASO選手に惜しい敗北をするなどキツイ場面はありましたが、CORI-選手にSOF-LANで引き分けたりCHP*1E選手に一歩も譲らない勝利を見せるなどエースらしい強さを発揮してチームの勝利に貢献してきました。
 4シーズンにわたりゲームパニックで活躍してきたMIKAMO選手ですが、今シーズン限りでBPLからの引退を表明しました。BPLから離れてもIIDXの第一線で活躍を続けるMIKAMO選手の今後もまだまだ目が離せません。

2STEP育ち
PEACE(ピース)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 1回 2nd 3回 Final 2回 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント
1回 (2nd 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
5勝 32pt
決勝トーナメント
1勝 8pt

 昨シーズンから無敗記録を継続するゲームパニック最強のポイントゲッターです。Lv11以下であればどんな属性の譜面でも実力の100%を出し切ってしまう本番力の高さで強敵たちを打ち倒し、終わってみれば全戦全勝のパーフェクトを2シーズン連続達成となりました。
 低難易度帯を主力とするプレーヤーに脚光を浴びせるきっかけとなったPEACE選手。惜しくもMIKAMO選手同様今シーズンでBPLからは引退となりますが、PEACE選手が作り上げた功績はBPLの歴史にいつまでも残るでしょう。

大興奮
TAKA.S(たかす)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 1回 2nd 1回 Final 2回 ストラテジー使用1 被弾1)
決勝トーナメント
1回 (Final 1回 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーステージ
3分1敗 10pt
決勝トーナメント
1敗 0pt

 昨シーズンはストラテジーカードを大量に食らいながらも強さを見せたTAKA.S選手ですが、今シーズンは持ち前の火力を存分に発揮するシーズンとなりました。GiGO戦こそNIKE.選手相手に2タテを喰らってしまったものの、NUCHIO選手相手にLv8-10で、U*TAKA選手・WELLOW選手相手にLv12でポイントを取る大活躍となりました。
 ゲーパニの高難易度担当ゆえに厳しい戦いを強いられる場面が多く、セミファイナルではUCCHIE選手相手に苦しい結果となってしまいましたが、高密度鍵盤譜面で圧倒的な火力を見せつけるこのスタイルはまだまだBPLの中心で活躍し続けていくでしょう。

TRICKSTAR
FRIP(ふりっぷ)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 3回 2nd 1回)
決勝トーナメント
1回 (1st 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
1分3敗 3pt
決勝トーナメント
1敗 0pt

 ハネリズムやズレ譜面を中心にどのジャンルにも強みを持つ選手です。昨シーズンは思うように結果が出ず苦しかったと思いますが、今シーズンもまた苦難の連続となってしまいました。Tradz戦では6点差、アピナ戦に至っては1点差でポイントを逃す結果となり、レギュラーステージはラウンドワン戦で引き分けた1回のみのポイント獲得となってしまいました。セミファイナルでも自選を1点差で逃すことになり、またしても不完全燃焼な結果となってしまったと思います。
 とはいえ持ち前の安定感やトリッキー譜面で戦うスタイルはFRIP選手独自のもの。来期以降もこの戦い方が見られることを楽しみにしています。

見据えるビジョンは勝利への道
-APINA VRAMeS-

レギュラーステージ 3位
勝ち点13[4勝1分1敗]75pt
決勝トーナメント 準優勝

 前回チャンピオンながらメンバーチェンジを断行したチームです。レギュラーステージは圧倒的な安定感を見せつつも、レジャーランドに引き分け、ゲームパニックに敗北したことで3位通過となりましたが、総力戦となるセミファイナルは快勝し連覇へ王手をかけました。
 結果はレジャーランドと最後まで競りながらも準優勝となってしまいましたが、S3優勝チームたる所以を存分に見せつけたアピナは来シーズンも優勝を貪欲に狙うでしょう。

導きの蒼い星
UCCHIE(うっちー)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 1回 2nd 2回 Final 2回 ストラテジー被弾1)
決勝トーナメント
3回 (4th 1回 Final 2回 ストラテジー使用1 被弾1)
獲得pt
レギュラーステージ
4勝1分 28pt
決勝トーナメント
1勝2分 24pt

 アピナのエースにして現代IIDXの第一線を走るプレーヤーです。今シーズンは元々の強みであったLv11の鍵盤で活躍する場面が多く、レギュラーステージはレジャーランド戦以外すべて勝利となりました。
 ファイナルではDON*選手、G*選手相手に引き分けてしまいましたが、アピナの快進撃を牽引するエースの活躍はチームにとってもファンにとっても心強かったと思います。真価が止まらないUCCHIE選手、来シーズンはどこまで強くなってしまうのでしょうか。

参謀
WELLOW(ういろう)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (Final 4回 ストラテジー使用1 被弾1)
決勝トーナメント
3回 (3rd 1回 5th 1回 7th 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
1勝2分1敗 16pt
決勝トーナメント
1勝1分1敗 15pt

 今シーズンから肩書をエースストライカーから参謀に変え、チームの副将としての役割に徹した選手です。元々の強みである高難易度をメインに出場しましたが、初戦となったTradz戦ではKKM*選手に襲われ、その後も46選手やTAKA.S選手といった高難易度鍵盤を得意とする選手に引き分けに持ち込まれる微妙な結果となってしまいました。ファイナルでもDON*選手に2タテを喰らってしまったことが苦しく、あまり満足とは言えないシーズンだったのではないでしょうか。
 とはいえセミファイナルではMIKAMO選手相手に引き分けを取り、ファイナルの5th matchでSOF-LANでDINASO選手に2タテを取るなど要所でチームにポイントを持ち帰っており、副将としての役目をしっかり果たしたと思います。どのチームも恐れる強力な参謀は来期も淡々とチームのために動いていきます。

型破ノ萌芽
CHP*1E(ちゃっぴー)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 1回 2nd 4回 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント
1回 (2nd 2回 6th 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
3勝1分1敗 19pt
決勝トーナメント
2分1敗 10pt

 アピナの低難易度担当としてS3から活躍する選手です。今シーズンも得意のズレ譜面やスクラッチを武器に8$.選手・CYBERX選手・NIKE.選手を2タテする大活躍。ゲームパニック戦はレギュラーステージではMIKAMO選手、セミファイナルではPEACE選手と厳しすぎる相手を当てられ敗北してしまいましたが、それ以外はすべてポイント獲得と3巡指名選手にしてはオーバースペック過ぎる成績となりました。
 昨シーズンに比べ飛躍的に強くなりすぎているCHP*1E選手、今後も低難易度帯専門家としてまだまだ強くなっていくでしょう。

真・勝負師
NAGACH(ナガチャン)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 4回 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント
3回 (1st 2回 3rd 1回)
獲得pt
レギュラーステージ
2勝2分 12pt
決勝トーナメント
1勝1分1敗 10pt

 アピナのもう一人の低難易度担当です。昨シーズンは本番で自己ベストを連発という意味不明な力を発揮してしまいましたが、今シーズンも自己ベストからの乖離が少ない安定感抜群のプレーを連発してしまいました。アピナの特攻隊長としてポイントを荒稼ぎし、気付けばファイナルの3rd match以外はすべてポイント獲得の大活躍。今年も勝負師らしい強さを見せつける結果となりました。
 緊張を知らず常にフルパワーで実力を見せるNAGACH選手、勝負の世界でも堂々とノリノリで戦うその姿はBPL、ひいてはIIDXの魅力を伝えるプロ選手らしいものだと思います。今後もNAGACH選手が勝負する姿は要注目でしょう。

挑む頂点の星 笑顔の奥に燃える闘志
-レジャーランド-

レギュラーステージ 1位
勝ち点16[5勝1分]70pt
決勝トーナメント 優勝

 過去3シーズンからガラリと毛色を変えたチームとなりました。4期目となるDINASO選手・G*選手はもちろん、新しく加入したDON*選手・NUCHIO選手とも絶好調が止まらず、レギュラーステージ無敗で1位通過となりました。決勝トーナメントでも全員が強さを見せるプレーを重ね、4年目にして悲願の優勝を成し遂げることができました。
 酸いも甘いも味わってきた4シーズン、ついに掴んだ頂点の星は簡単に手放す気はないでしょう。来シーズンからは現役王者として他チームに立ちはだかります。

中速の神
DON*(ドン)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 2回 Final 3回 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント
3回 (3rd 1回 4th 1回 7th 1回 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーステージ
3勝2分 26pt
決勝トーナメント
2勝1分 27pt

 新たな韓国からの刺客となったDON*選手。初戦となるアピナ戦ではUCCHIE選手とのエース対決で引き分け、続くラウンドワン戦では1-PIN選手の選曲は同点決着と強さを見せつつも今一つ爆発しきれていないところがありました。しかし得意のSCRATCHでの戦いとなったシルクハット戦・Tradz戦では高水準のスコアを連発して圧倒的な強さを見せました。決勝トーナメントでもSCRATCHで無双状態、しっかりとポイントを稼いでチームを支えました。
 中速乱打だけでなくスクラッチでも存在感を放ったDON*選手、今後のBPLでも大きな壁として各チームに立ちはだかるでしょう。

フィーバーロボに乗ってきました
DINASO(ダイナソー)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (2nd 2回 Final 2回)
決勝トーナメント
3回 (2nd 2回 5th 1回 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーステージ
1勝3分 18pt
決勝トーナメント
1勝1分1敗 12pt

 昨シーズンは苦しい結果となったDINASO選手ですが、今シーズンはTRENDにSOF-LANと癖が強いテーマに出場しながらもレギュラーステージすべての試合でポイントを獲得中継ぎ・クローザーと自由自在に活躍しチームの勝利に貢献してきました。
 自選における勝負強さは今シーズンも健在、今シーズンもレジャーランドの快進撃の中核として活躍したDINASO選手はまだまだ止まるところを知りません。レジャーランドとともにどこまでも勝利を求めて進んでいきます。

IIDXの申し子
G*(じー)

出場回数
レギュラーステージ
4回 (1st 1回 2nd 2回 Final 1回 ストラテジー被弾2)
決勝トーナメント
3回 (6th 1回 Final 2回 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーステージ
3分1敗 9pt
決勝トーナメント
2分1敗 13pt

 今シーズンのG*選手もレギュラーステージは1st、2nd、Finalすべてに自由自在に登板となりました。出場ジャンルもNOTES・TREND・SCRATCH・PEAKとバラバラですが、ゲームパニック戦を除いてすべてポイント獲得を達成しています。決勝トーナメントはセミファイナル・ファイナルともFinal matchという重要なポジションを担当し、Tradz戦こそ2タテを喰らってしまったものの、アピナ戦ではUCCHIE選手と引き分けたことでチームの優勝を決めました
 BPL ZEROで鮮烈なデビューを飾ってから5年、ついに掴んだ栄冠は心の底から嬉しかったと思います。次のシーズンからは王者としていつも以上に堂々と勝負の場に立つでしょう。

新・魂の腕押し
NUCHIO(ぬちお)

出場回数
レギュラーステージ
5回 (1st 3回 2nd 2回 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント
3回 (1st 2回 3rd 1回 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーステージ
2勝3分 17pt
決勝トーナメント
2勝1分 20pt

 昨シーズンまでとはチームと役割が変わり、低難易度を中心に登板となりました。4巡指名にしてはあまりにもオーバースペックなその実力は今シーズンも猛威となっており、高いガチ押し力を活かした中速譜面を武器に出場した全試合で自選でポイント獲得の無敗記録を達成となりました。
 自選は余裕をもって勝利し、他選はギリギリの戦いを制する理想的なポイント稼ぎを見せたNUCHIO選手。低難易度も高難易度も強みを持つバランスの良さは今後のBPLでも脅威になるでしょう。

終わりに

 今シーズンはチーム編成はもちろん、ルールも大きく変化したことで過去に類を見ないほど好調・不調の選手の差が出たシーズンとなった印象を受けました。ただ振り返ってみるとやはり優勝のレジャーランドは全選手が好調であり、他のチームと比べて頭一つ抜けていたと改めて感じました。全員が好調を最後まで維持して最高の結果を出すという理想的な動きができたレジャーランドは圧巻だったと思います。
 もちろん他チームもそれぞれの選手が個性をぶつけ合い、全力で戦ったからこそ面白い試合の連続になったのだと思います。改めまして選手の皆様、最高の試合の数々をありがとうございました。

 BPLS4はDDRが続き、そしてきっとBPLはSeason5へと進んでいくと思います。私たちファンはこれからも選手の活躍、そしてBEMANIシリーズの発展を心から楽しみにしています。


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