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【感想】BPL 各チーム振り返り 【LEISURE LAND編】

 3ヶ月にも及ぶ激闘もついに幕を閉じ、今週末には早くもセミファイナルが始まります。その前に、素人目線ながら各チームの総評と感想をここに述べさせていただきたいと思います。

挑む頂点の星 笑顔の奥に燃える闘志
LEISURE LAND

戦績

1srStage 5位通過 勝ち点3[0勝3分2敗]24pt
2ndStage 5位通過 勝ち点4 [1勝1分3敗]28pt
トータル 勝ち点7 [1勝4分5敗]52pt

チームへのコメント

 レジャーランドのメンバーを見て、率直に思ったこととしては突出した武器を持つプレーヤーがいないことでした。BPLでは安定したプレーができることは強みですが、Beatmania IIDXというゲームにおいては突出した武器がないとなかなか勝ちにつながらないという部分があるので非常に難しい戦いだったかなと思います。
 一方で早くから選手応援グッズの製作に着手していたこともあり、選手のキャラクターに注目しやすいチームだったと思います。うちわにサイリウムはもうアイドルなんよ...とくに濃いキャラクターを見せて活躍したU76NER(うなむね)さんや、感情を爆発させたエース1-PIN(いーぴん)さんの姿が印象的でした。また期待を背負い大事な場面を任され続けた若手ホープのG*(じー)くんや、振り返り配信でのトークなどでチームのムードメーカーとして場を盛り上げ、試合でも実績を残してきたDINASO(ダイナソー)さん、さらには振り返りなどの発信を積極的に行なっていたABEAR(べあー)監督と、それぞれの個性がしっかりと見えたのがチームの魅力につながったのだと思います。
 キャラの濃いチームらしく、今後も積極的に配信を行っていただければなと思います。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

強さの秘訣は圧倒的な練習量
1-PIN

試合出場回数 9回 (先鋒2 中堅3 大将4 4勝3分2敗)
プレー曲数 18曲(11勝7敗 ストラテジー 使用1 被使用2)
獲得pt 23pt 

 オールラウンダーらしく、全ポジション幅広く活躍したと思います。得点を取るべき場面では確実に稼いでおり、エースとして十分な活躍ができたのではないでしょうか。
 一方で54GAYAさんやTENINさん相手に引き分けた結果は、決定力が足りなかったと思わせる部分もあったかと思います。オールラウンダー故に尖りきれない面があるのも事実なので、今後は如何に明確な強みを持つフィールドを増やしていけるかがポイントになりそうです。
 2ndStageでのラウンドワン戦における呆然とし、悔しさのあまり涙を流す姿はBPLの残酷な部分を表に出した瞬間だったと思います。この悔しさをバネに更なる進化した姿を見せてくれることを楽しみにしています!

フィーバーロボに乗ってきました
DINASO

試合出場回数 9回 (先鋒1 中堅5 大将3 2勝5分2敗)
プレー曲数 18曲(9勝9敗 ストラテジー 使用3 被使用2)
獲得pt 19pt 

 副将ポジションらしく、十分な活躍ができたと思います。強いて欠点を挙げるとすれば決定打になる場面が少ないくらいでしょう。
注目すべき点としては強敵MIKAMO、NIKE.相手に引き分けを取り、UCCHIE戦やCORIVE戦、KUREI戦では確実に自選を通す勝負強さも見せました。
 欲を言うとポップンらしい選曲をもっとしてくれ!と思うのですが、自身の強みを十分に活かせた戦いだったと思います。いつか必ずIIDXでも、ポップンでも頂点に立ってほしいと応援しています。

物量の申し子
G*

試合出場回数 7回 (先鋒2 中堅2 大将3 0勝3分4敗)
プレー曲数 14曲(2勝1分11敗 ストラテジー 使用1 被使用0)
獲得pt 4pt 

 BPL ZEROでは大活躍のじーくんでしたが、その暴れっぷりを警戒されてか、ほとんどの試合が格上との対戦になりました。選曲は得意の物量譜面以外から攻めたところもあり、手の内の豊富さを見せられたのはいいのですが...尽く跳ね返されてしまったのが残念でした。ベテラン達大人気ないぞ!
 また、試合内容もギリギリで引き分けに持ち込まれたところが多く、今大会(9/15時点で)唯一の同点もあり決定力がまだ足りていないのかという印象を受けました。
 とはいえまだまだ20歳(!?)、これから先いくらでも伸びてくると思います。きっと5年以内には手に負えないほど強くなっているのではないでしょうか。

相手の弱点を逃さず刺す
U76NER

試合出場回数 5回 (先鋒5 中堅0 大将0 2勝2分1敗)
プレー曲数 10曲(6勝4敗 ストラテジー 使用1 被使用0)
獲得pt 6pt 

 今大会のダークホース枠の中では場をかなり荒らしてくれた人物かなと思います。唯一敗戦した勝負においても注目ポイントをしっかりと作り上げ、特に2021年の大会においてPARANOIA MAX~DIRTY MIX~を選択し、Max-2まで詰めてきた(当然ながら9/15時点で全国トップです)上に、精度の鬼であるみかもさんと6点差まで迫ったその執念の恐ろしさには誰もが震えたと思います。
 また残りの4試合全てで自選曲を確実に通しており、まさにキャッチコピーの名に恥じない活躍をしたと思います。今後の成長にも期待したいですね!

チームへの総評

 各個人の戦績の割に1st, 2ndともに5位通過となってしまったことから、全体的に決定力不足が目立つチームとなってしまいました。また、戦略を練りきれずバランスよく選手を配置してしまったことで勝ち点に繋がらなくなったのではないかという印象も受けました。
 この結果から、BeatmaniaIIDXで勝つためには尖った武器を持たなければならないこと、オールラウンダーでは負けないが勝てないことになりがちだということに気付かされました。だからこそ、このチームはさらに尖って尖って尖り切った武器を数多く持った時に大爆発すると思います。
今後の成長次第ではある意味一番恐ろしいチームと言えるかもしれません。お疲れ様でした!

最後に

 上記で述べたとおり、明確な強みを作りきれなかったところがこのチームの、ひいてはIIDX全体の難しいところだということをまざまざと見せつけられたような気がしました。
 ただ、早くからアイドル的応援グッズの展開をし、賑やかなチームの雰囲気を発信してきたことはとても良かったと思います。また選手たち、そして監督の強いキャラクター性も発揮され、応援している私たちに「笑顔」を届けてくれたことも事実です。
 もっと個性を爆発させて、レジャーランドの「楽しさ」が世の中に伝わることを願っています。

がんばります