【感想】BPLS3 各チーム振り返り 【SUPERNOVA Tohoku編】
こんにちは。4か月に渡りさまざまなドラマを生んだBPLS3が終わってしまいました。しかしSDVX部門の開催が告知されており、いまかいまかと楽しみにしています。
今回は大胆なドラフト指名と猛烈な本番力で爆発を起こしたスーパーノバ東北について語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
東北に煌めく超新星
-SUPERNOVA Tohoku-
戦績
Regular Stage Bリーグ2位 勝ち点10[3勝1分2敗]38pt
Quarter-Final Stage 3勝2敗 12pt
Semi-Final Stage 3分2敗 6pt
チームへのコメント
今シーズンもまたチーム解散を仕掛けてきたスーパーノバ、前年度のダブルエース構成を崩してまで作り上げたのはトリッキー&本番力で強さがデータから読みづらい不気味なチームとなりました。
①最強の安定感と精度を武器にpop'n王者からIIDXのエースに進化したTATSU選手
②どんなトリッキーな譜面でも安定して押し切る安定感を持つスーパーノバの鉄壁NIKE.選手
③大会経験に基づく勝負強さとトリッキーな選曲で確実に相手を刺し切るTAKWAN選手
④あまりにも高すぎる火力と本番力でドラマチックな勝負を繰り広げる46選手
1巡目から前年度自選ポイント率100%の元Tradz3巡指名のTATSU選手、2巡目・4巡目に元アピナで猛烈な安定感と強さを見せたNIKE.選手・46選手と前年度で猛烈な強さを見せた3選手を迎え入れる大胆なドラフトを実施。そしてニューカマーとなる独自性の高い武器を多数持ち合わせるTAKWAN選手を加入させてきました。しかしこのチームは低難易度に強い選手が多く、レギュラーシーズン2ndステージ以降でどう戦うかについて不安視されているところがありました。
ただその心配は圧倒的な本番力でカバー。レギュラーステージ前半戦は1勝1分1敗、そして後半戦では2勝を勝ち取り見事にBリーグ2位通過を決めました。クォーターファイナルではゲームパニックに昨シーズンのリベンジを喰らって敗退したものの、データからは見えない本番力でBPLの場を大きく振り回したスーパーノバの活躍は大きなインパクトを与えたと思います。この本番力を武器に、来シーズンこそ悲願の決勝進出・優勝を目指してほしいです。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
二刀流
TATSU(たつ)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(1勝3分 中堅3 大将1 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント 2回 (2敗 次鋒 副将 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン 14pt
決勝トーナメント 0pt
前年度はTradzの3巡指名選手ながら、トリッキーな譜面を武器に自選曲を100%通すとんでもない勝負強さを見せたTATSU選手が、今年のスーパーノバのエースに大抜擢されました。今年もその強さは健在で開幕戦のTradz戦では盟友RIOO選手を2タテ、GiGO戦でCORIVE選手、アピナ戦でUCCHIE選手に自選を通し、自選100%の記録を伸ばしてきました。
クォーターファイナルでは長年のライバルであるPEACE選手に2タテを連続で喰らってしまいましたが、エースポジションの期待に確実に応える強さを見せたTATSU選手。今後もまだまだ勝負強さに磨きをかけていくことが楽しみです。
安定の羅針盤
NIKE.(にけ)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(2勝3分 先鋒2 中堅3)
決勝トーナメント 1回 (1分 中堅)
獲得pt
レギュラーシーズン 10pt
決勝トーナメント 2pt
アピナの守護神がついに移籍となりました。元々得意とする低〜中難易度を中心に出場しては安定の強さを見せ続けて無敗となりました。自選曲のバリエーションは昨シーズン以上に豊富となり、精度勝負からテクニカル譜面まで様々な武器を披露してきました。またクォーターファイナルでは自選でBADハマりを起こした時に思わず笑ってしまうなど、推せるポイントが垣間見えたのもまた良かったと思います。
今年は得意のSOF-LANでの出場はありませんでしたが、二つ名通りのブレない安定性は、チームにとって非常に大きな支えになったと思います。この先のシーズンもNIKE.選手の安定っぷりを楽しみにしています。
茨城のワルツ
TAKWAN(たくわん)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(2分3敗 先鋒3 大将2 ストラテジー被弾2)
決勝トーナメント 1回 (1分 先鋒)
獲得pt
レギュラーシーズン 2pt
決勝トーナメント 1pt
非公式大会で数々の名勝負を繰り広げた若手選手が堂々のプロ入りを果たしました。しかしソフラン曲を得意としていながら今季は出場なし。そしてチームのコストとオーダーの関係からか、とてつもなく厳しい戦いを強いられ続けました。なんといっても開幕のTradz戦からKKM*選手を当てられ、続いてのアピナ戦ではWELLOW選手を当てられる惨事に。さらにはレギュラーステージ最終戦でもKKM*選手とLv12で戦っています。その影響で獲得ポイントは2ptと非常に少ないですが、得意のズレハネ譜面でCYBERX選手相手に引き分けたり、ポイントが取れなかった試合でも1桁差に迫ったのが4回もあったりなど確実に強さをアピールすることができました。
ジャンルや相手に恵まれないシーズンでしたが、存在感を十分に出したTAKWAN選手。来シーズンは今季の雪辱を晴らす大活躍をしてほしいです。
城塞
46(しろー)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(2勝2分 先鋒1 大将3 ストラテジー使用1 被弾1)
決勝トーナメント 1回 (1分 大将 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーシーズン 14pt
決勝トーナメント 3pt
昨シーズンは4巡指名選手の中では破格のスペックを誇り、数々のジャイアントキリングを達成した選手です。今季も何故か4巡指名となりましたが、登板は専ら大将戦と他の4巡指名選手とは一線を画す起用となりました。
そんな46選手は今年も圧倒的な破壊力を見せつけることとなりました。1回目のGiGO戦で大将を務めNUCHIO選手と引き分けると、セカンドステージのGiGO戦でも大将を担当。疾風迅雷とお菓子の王国でぶっ飛んだスコアを叩き出して勝利を掴むと、続くアピナ戦では強豪WELLOW選手と引き分ける結果に。その後もTradz戦でRAITO.選手を下し、獲得ポイントはチーム最多...どころか全体5位タイの14ptとなりました。クォーターファイナルでも当然のようにTAKA.S選手と引き分けており、今年もBPLに大きなインパクトを残しました。
あまりにも高すぎる鍵盤力で強敵を薙ぎ倒した46選手、世界でも数少ないNOTESレジデント達成も果たしており勢いが止まりません。来シーズンは一体どんな快進撃を見せてくれるのでしょうか。
チームへの総評
ドラフト会議時点ではチームに尖った要素が強く、低難易度よりの選手構成に心配の声が上がっていたほどでした。しかしそんな心配は圧倒的な本番力でカバーし、あれよあれよと勝ち点を稼いできました。
クォーターファイナルでは同じく驚異的な本番力で勢いに乗ったゲームパニックに悔しい敗戦をしてしまいましたが、スーパーノバらしい予想不可能な勝負の数々を繰り広げる姿は私たちファンを楽しませたと思います。今後もファンへ予測できないサプライズを繰り広げ、BPLを大いに盛り上げていくことを楽しみにしています。
最後に
昨シーズンもそうでしたが、ドラフト指名のセンスと確実にチームの期待に応える選手の姿に心が躍ったファンは多いのではないでしょうか。チーム解散が恒例となってはいますが、このメンバーで優勝してほしい気持ちがあるので来年のドラフトを楽しみにしていきたいと思います。
がんばります