【感想】BPL Season2 -DDR- Quarter Final Round3・Round4 振り返り
こんにちは、T2-Kです。いよいよBPLS2 DDRもフィナーレが迫って来ました。そしてBPLS2そのものも、終わりを迎えようとしています。レギュラー放送最終回、銀座の舞台でファンを待ち受けるのはどのチームになるのでしょうか。
※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、DDRでは楽曲予想は行いません。
BPLS2 公式サイト
BPLS2 クォーターファイナル 第3試合・第4試合
Round3
GiGO vs APINA VRAMeS
圧倒的なパワーで強敵を薙ぎ倒してきたGiGOに対し、緻密な戦略と抜群の安定感で勝ち抜いたアピナが襲い掛かります。どちらも実力・本番強さはズバ抜けているため、流れを掴めたチームが勝利するとしか言えないほど激しい戦いが繰り広げられることが初めから約束されていました。
1st match -GOLD TRICKY-
TSUYOSHI VS PO
選曲(太字がpickされた曲)
TSUYOSHI
・Silly Love (激14)
・Unreality (激14)
・Vertigo (激15)
PO
・ANTI ANTHEM (激15)
・Hella Deep (激14)
・THIS IS MY LAST RESORT (激15)
試合結果
予想 DRAW
結果 TSUYOSHI WIN!!
曲数が少ないことで知られるGOLD TRICKYですが、珍しく(?)曲かぶりが発生しませんでした。これはこれで珍しいと言い切ってしまうgahouさんもなかなか毒されている気がしますが…
TRICKYの中でも精度が求められるTSUYOSHI選手の選曲から選ばれたのは、BPLでは4回目となる大人気曲のUnreality。両者とも精度力に自信のあるプレーヤーのため、かなりの接戦が予想されましたが…なんとTSUYOSHI選手は300ノーツ付近まで理論値ペースを保つ恐ろしいMarvelous力を発揮してきました。PO選手はPerfect10個という非常に良いスコアを出しておきながら、ついたスコア差はまさかの9点。すなわちTSUYOSHI選手は自己ベストタイとなるPerfect1個でPFCというとんでもない記録を出してしまいました。レギュラーステージから+11点のぶっ飛びスコア、誰が勝てるんだこれ…PO選手のスコアもTHOR選手に次ぐ全体3位の高さなのですが…
ぶっ飛んだスコアを叩き出されても諦めずに投資を燃やし続けるPO選手の選曲から選ばれたのは、2週連続となるHella Deep。ハネたリズムとBPMが変わるタイミングで判定が取りづらい曲ですが、両者とも終始うまく処理していきました。しかし序盤でTSUYOSHI選手が取ったリードを守り切り、Perfect7個でフィニッシュ。PO選手は2曲ともかなり高いスコアだったはずですが、TSUYOSHI選手があまりにも上手すぎた。その一言に尽きます。
2nd match -CLASSIC TRICKY-
HIBIKI VS MAMURU3
選曲(太字がpickされた曲)
HIBIKI
・London EVOLVED ver.A (鬼17)
・SABER WING (Akira Ishihara Headshot mix) (鬼17)
・Tohoku EVOLVED (鬼18)
MAMURU3
・Healing-D-Vision (鬼18)
・Pluto Relinquish (鬼18)
・Pluto The First (激17)
試合結果
予想 HIBIKI WIN
結果 HIBIKI WIN!!
両者とも高難易度で激しい動きをする譜面を好んでいるため、選ばれた譜面はどれも容赦なし。リミッター解除しすぎでは?
HIBIKI選手のキツーイ選曲から選ばれたのは、激しい速度変化に精度が取りづらい配置が続くSABER WING (Akira Ishihara Headshot mix)。イカれた自己ベストをアップ中に出してしまったHIBIKI選手、難所のフリーズアロー絡みや捻りラッシュを完璧にこなして勝利となりました。MAMURU3選手も後半が非常に上手かったのですが、Perfect18個にGreat1個を出されてはたまったもんじゃないですね…
そんなMAMURU3選手のどれをとっても地獄のような選曲から選ばれたのは、遠心分離機に例えられるほどの超高速捻り譜面であるHealing-D-Vision。SHUFFLEを使うプレーヤーも多いこの曲ですが、今回は両選手ともMIRROR。前半の低速パートは当然ほぼ点差がつかない対決となりましたが、ラストの超高速捻り地帯でHIBIKI選手が一気に前に出て勝利となりました。両チームのエース対決は立ち上がりの速さと安定感で上回ったHIBIKI選手の2タテとなりました。
3rd Match -WHITE STANDARD-
HIBIKI&UN-LIM VS MAMURU3&NOTTY
選曲(太字がpickされた曲)
GiGO
・ENDYMION (激18)
・Air Heroes (鬼18)
・Triple Journey -TAG EDITION- (鬼18)
APINA VRAMeS
・neko*neko (鬼14)
・Condor (鬼15)
・Truare! (激16)
試合結果
予想 GiGO WIN (GiGO 7-5 APINA VRAMeS)
結果 DRAW (GiGO 6-6 APINA VRAMeS)
相手を完全に叩きのめさんとするGiGOの容赦ない選曲に対し、アピナは非常に技巧派譜面揃いとなっています。窮地のアピナ、この選曲が揃っている中で後攻なのも厳しいと思いました。
そんなタガの外れたGiGOの選曲から選ばれたのは、一番マシ2週連続の選択となる休憩なしでの譜面が続くTriple Journey -TAG EDITION-。序盤はHIBIKI選手とMAMURU3選手が競っていくことになりましたが、曲が進むにつれてHIBIKI選手がどんどん前に出る形に。そしてラストのラッシュでまさかのUN-LIM選手が2位に躍り出て、GiGOがワンツーでフィニッシュするびっくりの展開となりました(HIBIKI選手、Perfect25個でPFCしています…)。わずか1点に泣いたMAMURU3選手は本当に悔しかったと思います。
アピナの選曲から選ばれたのは、解説のgahouさんお怒りのスウィングなのに等間隔譜面というギャップで精度が取りづらいneko*neko。何かを必死に計算するGiGO難易度がガクっと下がり、体の動かし方が訳が分からなくなりそうですが、MAMURU3選手、NOTTY選手ともに序盤からしっかりと判定を掴んでいきました。アピナが抜群の精度を見せる中、UN-LIM選手、HIBIKI選手も徐々に迫ってきたものの、NOTTY選手は点差を詰めさせず、そして今度はお返しとばかりに1点差でMAMURU3選手が2位につけてワンツーフィニッシュに成功。3rd Matchは引き分けとなりました。
壮絶な戦いの末、12-6でGiGOがセミファイナル進出となりました。アピナは非常に強いチームだったものの、今回はTSUYOSHI選手のMAX-1から始まり、HIBIKI選手のPFCラッシュ、UN-LIM選手の意地の強さとGiGOが完璧に流れを掴んできたことが有利に働いたと思います。ただ、どの試合も見ごたえ抜群の非常に素晴らしい熱戦でした。
Round4
ROUND1 vs TAITO STATION Tradz
圧倒的な強さを何度も見せ続けたラウンドワンが、未だ勝ち星0ながら不気味な戦略と爆発力を何度も見せてきたTradzと戦います。ラウンドワンがアドバンテージの2点を持っていますが、伝統的に高難易度に強いTradzはここからが本領発揮となるため、なかなか予想が難しい試合だと思いました。
1st match -GOLD TRICKY-
UN-RE VS MENN
選曲(太字がpickされた曲)
UN-RE
・Let's DANCE aROUND!! (激14)
・Ace out (鬼14)
・ANTI ANTHEM (激15)
MENN
・Silly Love (鬼14)
・Ace out (鬼14)
・ANTI ANTHEM (激15)
試合結果
予想 UN-RE WIN
結果 DRAW
Round3では楽曲被りがありませんでしたが、こちらはなんと3曲中2曲が重複となりました。どの曲もかなりTRICKYらしい譜面だし、もう何が何だか…
UN-RE選手の選曲から選ばれたのは、名曲激しい速度変化・停止の連続でリズムを体に叩きこまないとスコアが出ないANTI ANTHEM。とはいえ両選手とも自選に選んでいたこともあり、序盤から激しく順位が入れ替わる展開となりました。終盤までMENN選手がリードを保っていましたが、最後の連続停止交じりの交互踏みでUN-RE選手が1点逆転して勝利となりました。最後の点差を見た時に大喜びでガッツポーズをしたUN-RE選手と、完全に固まってしまったMENN選手の様子が非常に対照的でした。
MENN選手の選曲から選ばれたのは、先週に引き続き選ばれたショックアロー交じりのフレーズが踏みづらいAce out。先ほどの負けのお返しと言わんばかりにMENN選手が序盤から高い精度を発揮し、最後までリードをキープして勝利となりました。最後にGreatを出したものの、Perfect6個という超記録を叩き出したMENN選手、最高に輝いていました。
2nd match -CLASSIC TRICKY-
O4MA. VS YUDAI
選曲(太字がpickされた曲)
O4MA.
・Tohoku EVOLVED (激17)
・London EVOLVED ver.A (鬼17)
・Tohoku EVOLVED (鬼18)
YUDAI
・DEAD END ("GROOVE RADAR" Special) (鬼18)
・Pluto Relinquish (鬼18)
・Tohoku EVOLVED (鬼18)
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW
選曲された6譜面中、3譜面がTohoku EVOLVEDです。そうはならんやろ…そして残りの譜面もとんでもない高難易度譜面だらけなんですけど…(思わずgahouさんが動揺しているのがレアで面白いです)。
そして両チームの選曲から選ばれたのは、ともにTohoku EVOLVED(鬼)となりました。こんなジャンプまみれ・ギミックまみれ・捻りまみれの譜面を2回連続プレーするという狂気もいいところな対決ですが、1回目は序盤からほぼ横一線に。しかし中盤の超高速でYUDAI選手が少しだけ前に出ましたが、その直後にO4MA.選手が逆転し、さらに最後でYUDAI選手が4点差で勝利となりました(カメラさん、最後の1ノーツ忘れていますよ。gahouさんの解説通り、あの1歩で入れ替わる可能性がありましたからね)。まずはTRICKY譜面に強いYUDAI選手が意地を見せることとなりました。
しかし2回目はO4MA.選手がエンジン全開、序盤からどんどん点差を引き離していくこととなりました。中盤の超高速で差が縮まったものの、後半のフレーズをしっかりと光らせ切ったO4MA.選手が18点伸ばして勝利となりました。O4MA.選手、一瞬で体温まりすぎじゃないですか?
3rd match -WHITE STANDARD-
O4MA.&ZERO. VS YUDAI&THOR
選曲(太字がpickされた曲)
ROUND1
・Come to Life (鬼18)
・Cosy Catastrophe (鬼18)
・Elemental Creation (鬼18)
TAITO STATION Tradz
・New Generation (鬼17)
・Cosy Catastrophe (鬼18)
・Neutrino (鬼18)
試合結果
予想 ROUND1 WIN (ROUND1 7-5 TAITO STATION Tradz)
結果 ROUND1 WIN!! (ROUND1 8-4 TAITO STATION Tradz)
ここまで2連続引き分け、EXTRA POINTの影響でラウンドワンが有利な状況で迎えたタッグバトルの選曲はどれも体力消費量が厳しい譜面ばかりに。中でも重複している譜面が非常に重たいものですが…そこ被る?
ラウンドワンの選曲から選ばれたのは、高速の交互踏み交じりのフレーズを激しく速度が変化する中で踏みこなす必要があるCosy Catastrophe(ある意味Tradzは自選曲を選んだ形となりました)。試合はO4MA.選手とYUDAI選手の一騎打ちとなりましたが、やはりO4MA.選手の安定感はすさまじく、Perfect38個でPFCを叩き出して1位を死守。YUDAI選手は惜しくも7点届かず2位となりました。そして高難易度に強いZERO.選手がきっちり3位につけており、ラウンドワンが強さを見せつけることとなりました。
Tradzの選曲から選ばれたのは、Lv17ながら終盤の高密度配置が非常に体に重くのしかかるNew Generation。前半は大きく点差がつかない展開となりましたが、やはり最後のラッシュで順位が大きく入れ替わり、O4MA.選手がPerfect20個のPFCで一気にトップに躍り出ました。YUDAI選手は2位を守り切ったものの、最後のフリーズアローでZERO.選手がTHOR選手を1点抜いて3位につけてきました。
結果は13-7でラウンドワンの勝利となりました。Tradzは最後まで全力を尽くしてラウンドワンと戦いましたが、やはりラウンドワンが強かったとしか言えませんでした。とはいえどの選手も全力を出した姿を見ることができ、非常に面白い試合になったと思います。
次回の試合は7/1(土) 11:00~、銀座e-Sportsスタジオにてセミファイナル・ファイナルです。BPLS2の最終決戦、勝つのは一体どのチームなのでしょうか。当日は何もトラブルがなく、最高峰の戦いが繰り広げられることを楽しみにしています。
各チームの振り返り配信はこちら!
【BEMANI PRO LEAGUE】応援、ありがとうございました【23.06/28.23:00~予定】
Tradz ラジオ #60
がんばります