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【感想】BPL Season3 -IIDX- Regular Stage(2nd) 第7試合・第8試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。レギュラーステージも残り6試合、終わりが少しずつ近づいています。今週の試合は各チームとも懸命に努力し続けていることを考えると、本当に観るのが苦しいと感じるものでした。

展開予想

BPLS3 公式サイト

BPLS3 Regular Stage(2nd) 第7試合・第8試合


第7試合
LEISURE LAND vs GAME PANIC

 絶体絶命のレジャーランド、相手は3位争いをするゲームパニックとあって絶対に負けられません。レジャーランドにとって厳しいのは、ただ勝つのではなく最低でも8pt以上を取って勝たないといけないという条件が付いてくるところ。当然ゲーパニのオーダーは容易いものではなく…奇跡の逆転はあり得るのでしょうか。

先鋒 -NOTES-
1-PIN VS FRIP

1-PIN
予想 Let me be your cure
結果 VJ ARMY
FRIP
予想 thunder
結果 BLO§OM
試合結果
予想 1-PIN WIN
結果 1-PIN WIN!!

 今期のFRIP選手はかなり厳しい相手と戦い続けており、今回もレジャーランドのエースにして低レベル帯の精度力に優れた1-PIN選手が相手とかなり厳しいものとなりました。どこから攻めるにも難しい1-PIN選手相手にFRIP選手はどう戦うのか…
 1-PIN選手は微縦連交じりのソフラン曲であるVJ ARMYを選択。1-PIN選手はMIRRORを選択しており入念に対策してきたことが伺えましたが、FRIP選手も必死に食らいついてきました。しかしBPM160地帯で1-PIN選手が前に出て、ここで勝負が決まった…と思いきや終盤で同点に追いつくまさかの展開に。最後は自選の意地を見せた1-PIN選手が8点差で勝利となり、思わずホッとした表情が浮かんでいました。
 FRIP選手が繰り出した必殺の武器は、高速トリルが勝負の分かれ道となるBLO§OM。両者MIRRORでの対決、開幕のトリルはお互い完璧で最高のスタートダッシュに。そして2回目のトリルも差がつかず。心臓が痛くなるデッドヒートが続きましたが、最後のトリルで1-PIN選手が勝利を掴みとりました。FRIP選手は2曲とも可能性があっただけに非常に悔しい結果だったと思いますが、接戦を制するエース1-PIN選手が2タテで強さを見せた試合となりました。

中堅 -PEAK-
DINASO VS MIKAMO

DINASO
予想 Farewell to Marrakech
結果 Ganymede
MIKAMO
予想 青の洞窟
結果 セロトニン
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 DINASO選手は今期3回目となるエース選手相手の対決となりました。Lv11 PEAKはDINASO選手の得意フィールドではありますが、相手はズレ系譜面を得意とするMIKAMO選手。果たしてDINASO選手はポイントを取ることができるのか…
 DINASO選手は複雑なズレだらけの混合フレーズを捌き切る力を求められるGanymedeを選択。当然前半のフレーズは全く差がつかないですが、サビでジワジワとDINASO選手がリード。しかしMIKAMO選手が一気に差を詰めてきて最後の単発まで0点差というとんでもないことに。最後はプレッシャーに打ち勝ったDINASO選手が2点差で勝利を掴みとりました。あまりにも心臓が危ない勝負過ぎました…
 MIKAMO選手が選んだのは、爽やかなメロディに似合わない複雑なズレが襲い掛かるセロトニン。MIKAMO選手はMIRRORを選択しておりかなりの自信が伺えましたが、そのオプション選択通りの安定感を見せつけてきました。しかしズレ譜面はDINASO選手も得意なため、全然点差がつきません。最後の最後までどちらが勝つかわかりませんでしたが、ここはお返しとばかりにMIKAMO選手が4点差で魂の勝利となりました。この結果によりゲーパニは望みを繋いだと同時に、レジャーランドは大将戦2タテ必須となり大ピンチに…

大将 -NOTES-
G* VS TAKA.S

G*
予想 Arkadia
結果 dica dica→ストラテジー→IX
TAKA.S
予想 Tiempo Loco
結果 Smashing Wedge→ストラテジー→Shooting Fireball
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 若手物量型プレーヤーのG*選手ベテラン物量型プレーヤーTAKA.S選手Lv12 NOTESで対決という非常に見ごたえ抜群の対決となりました。どちらも得意譜面だらけなこのジャンル、実力を出し切ったほうが勝ちと言わんばかりでしたが…
 G*選手が選択したのは変則スクラッチにトリルと自己要素満載のdica dica…ですがストラテジーカードが飛んできました。選ばれたのはスクラッチ絡みに高速二重階段と非常にヘビーなIX。RANDOMに左右されやすい譜面ですが、今回はおとなしいものとなりました。しかし難所を悉く取り切ったG*選手が終始リードする展開となり、そのリードを最後まで守り切って勝利となりました。TAKA.S選手相手に重い譜面で勝ち切ったG*選手が確実に望みを繋ぎ、レジャーランド逆転の可能性を確実に残しました。
 しかし次は高密度譜面に自信を持つTAKA.S選手。選択したのは、BPM215で次々と降りかかる軸・トリル・二重階段が難しいSmashing Wedge…でしたがこちらもストラテジーカードにより変更となりました。選ばれたのはBPM160の乱打が休みなく続くShooting Fireball。実力伯仲の両者の点差はつかない…と思いきや序盤からTAKA.S選手が判定を掴み切ると、10点ほどのリードを保ち続ける展開に。そして縦連で差をつけるとそのまま走り切り、自己ベスト-10点で初の勝利を飾りました。ここまで勝ちを取れずに苦しい思いをし続けてきたTAKA.S選手がポイントを取ったことにより、BPLS3は全選手がポイントを取ることとなりました。

 試合結果は7-5でレジャーランドの勝利となりました。しかし冒頭で述べたようにこの試合はレジャーランドが8pt以上獲得しないとゲームパニックに内容負けが確定してしまいます。つまり試合で勝ったにもかかわらずレジャーランドはレギュラーステージ敗退となってしまいました。昨シーズン準優勝チームの脱落には衝撃を隠せませんが、悔しさをバネに再び決勝の舞台に戻ってくることを待ち望んでいます。
 そしてゲームパニックは決勝トーナメント進出が決まったものの手放しでは喜べない状態に。どうしても勝ちきれないことへの不安さを乗り切ることができるのでしょうか。

第8試合
GiGO vs TAITO STATION Tradz

 GiGOはTradzに敗北するとその時点でレギュラーステージ敗退確定という、BPLS2を思い出させるシチュエーションです。Tradzはここで負けてもまだ取り返しがつく分気持ちが楽かもしれませんが、お互いにとって意地でも勝ちを奪いたい対決であることには変わりないでしょう。

先鋒 -TREND-
LOOT VS 8S.

LOOT
予想 Summerblue
結果 Rewind Time
8S.
予想 楽園追放
結果 Summerblue
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 技巧派対決となった先鋒戦、両者ともにズレ系の譜面に自信があるため、かなり近い傾向の譜面が選ばれると予想していました。それにしても今作の譜面、癖強いやつばっかだな…
 LOOT選手は実質BPM230の8分主体フレーズを捌き続けるRewind Timeを選択。LOOT選手はおなじみの正規、8S.選手はR-RANを選択していますが、中盤までは8S.選手が少しリードする展開に。ただ中盤でスクラッチが増えてからはジワジワとLOOT選手が追い越していき、MAX-8の超絶精度で勝利となりました。後半一切崩れてないの、恐ろしすぎる…
 8S.選手は得意の24分混じりの高速フレーズを何度も処理しないといけないSummerblueを選択。LOOT選手が珍しくR-RANを選択していますが、やはり8S.選手のズレ系の精度が凄まじく、点差をどんどんつけていきます。一度付けた差はそのまま詰められることなく、MAX-36で勝利となりました。点差は大きくついていますが、自己ベストから少し下振れたスコアに思わず8S.選手は安心した様子が見えました。先鋒戦はお互い自選を通して引き分けとなり、まだまだ気が抜けない勝負が続きます。

中堅 -NOTES-
CYBERX VS RIOO

CYBERX
予想 Secrets
結果 ハイテックトキオ
RIOO
予想 デッドボヲルdeホームラン
結果 デッドボヲルdeホームラン→ストラテジー→SOLID WYVERN
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 ファーストステージに続き2回目の対決。Lv11 NOTESはRIOO選手の得意フィールドであり、意地でも2タテを決めたいところ。しかし中速乱打にさらなる磨きをかけたCYBERX選手にも有利な曲が多く、戦い方が難しいところだったのではないかと思います。
 CYBERX選手はBPM165の乱打に加え、MSSを丁寧に取るスキルが求められるハイテックトキオを選んできました。両者とも高い精度を発揮しますが、MSS前の乱打でRIOO選手が一気に優位に。ここでついた点差が決定打となり、そのままRIOO選手が自己ベスト-3点で余裕の勝利となりました。
 他選を食い荒らして勢いに乗るRIOO選手が選択したのは激しいズレリズムが延々と続くデッドボヲルdeホームラン…でしたがこんな曲を許すはずもなくストラテジー。選ばれたのは同じくBPM165の乱打が休みなく続くSOLID WYVERNCYBERX選手に寄った選曲とありRIOO選手は苦しいと思われましたが、ほとんど点差がつかない接戦に。しかしCYBERX選手がわずかにつけた点差を最後まで確実に守り切り、自己ベストを1点更新して勝利となりました。RIOO選手も自己ベスト-3点とかなり安定していたと思われましたが…ここは引き分けで終わることとなり、チームの命運は大将戦に委ねられました。

大将 -SOF-LAN-
CORIVE VS KKM*

CORIVE
予想 Y&Co. is dead or alive
結果 Fascination MAXX
KKM*
予想 ピアノ協奏曲第1番”蠍火”
結果
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 Tradzからは当然"THE BREAKER" KKM*選手の登板となりました。が、なんと戦うフィールドはLv12 SOF-LAN、すなわちCORIVE選手の"聖域"です。BPL2021で魅せたあの伝説が再び実現するのか…それとも…
 CORIVE選手は激しい速度変化に疑似停止・長い長い軸・縦連とやりたい放題のFascination MAXXを選択。CORIVE選手が正規、KKM*選手はMIRRORと真っ向勝負となりましたが、差がついたのは序盤の長い軸が抜けた後の同色階段。CORIVE選手が20点ほどリードを作ると、若干差を詰められつつもそのままキープ。そして問題の縦連地帯ではKKM*選手がまさかのガチ押し(良い子は絶対マネしないでね!)。しかし全く差がつかず。そして最後のフレーズで点差が詰まって0点差、全員が息をのんだ中、最後は3点差をかすめ取ったCORIVE選手が勝利を決めてきました。まさにBPLの主人公と言わんばかりのジャイアントキリング再び、BPLS3もCORIVE選手の伝説が打ち立てられることとなりました。
 そんな中KKM*選手はまさかのIIDXお馴染みの"ラスボス"である冥を選択。CORIVE選手を真っ向から"破壊"する本気の選曲に戦慄する視聴者も多かったのではないでしょうか。CORIVE選手はR-RANを選択しましたが、珍しく銀座ランダムが大当たりしてしまい、あまりにも無慈悲な実力で3815点を叩き出して勝利となりました。大会一発で出していいスコアじゃないんですけど…

 この結果により、GiGO vs Tradzは再び6-6で引き分けとなりました。直接対決は決着つかず、両チームとも決勝トーナメント進出がまだ確定せずとなりました。Tradzは引き分け以上、GiGOは勝利必須という条件はお互い安心しきれません。果たして笑うことができるのはどちらのチームなのか…

 次回の試合は9/20(水) 21:00~、この試合の結果次第ではGiGOとTradz、どちらが決勝トーナメントに進出するかが決まってしまいます。両チームのファンにとって非常に心臓が痛い一戦、見守りましょう。

各チームの振り返り配信

【GiGO戦振り返り】Tradz ラジオ #66 #BPLS3 #TAITO_Tradz


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T2-K
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