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【感想】BPL Season2 -SDVX- Regular Stage 第9試合・第10試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。年明けすぐの放送ということもあり、BPLに込められた熱意を強く感じました。また、早くもLリーグの全試合が終わるということで、ボルテの試合数が少なすぎることに寂しさを覚えています。

※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。

BPLS2 公式サイト

BPLS2 Regular Stage 第9試合・第10試合

第9試合 
TAITO STATION Tradz VS GiGO

MURAKAMI選手完全復活となったTradzに襲いかかるのは、未だ個人成績では負けなしの悪人--H.R.--選手率いるGiGO。どちらも勝てばLリーグ1位となる可能性があり、全力でぶつかり合うことになりました。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
WANIROU VS --H.R.--

試合結果
予想 --H.R.-- WIN
結果 無効試合

 WANIROU選手はテクニカルなツマミ譜面、--H.R.--選手は高速鍵盤譜面とそれぞれ特色を出した選曲となりました。
 試合展開は4ターン目までお互いPUCを出して同点と非常にハイレベルな争いに。ただ、5ターン目からWANIROU選手にブーストがかかり、2連続でEXCEED GEARを決める、--H.R.--選手のウエンレラの氷華を跳ね返すなどで徐々に押し始めてきました。
しかし、--H.R.--選手のプレー中に気になる点が発生しました。それはやたらとBTボタンのDの反応を気にしていることでした。これがターンが進むごとに明らかに無反応が起きている様子が見て取れるようになり、10ターン目終了時には完全にボタンがハマっているのが見て取れました
この突然の筐体トラブルにより試合結果は無効となりました。WANIROU選手のパフォーマンスが非常に良いものだっただけに、残念な結果となってしまいました。

中堅 -ONE-HAND・HAND-TRIP- 
MURAKAMI & 350B1 VS SIRON. & DPE

TAITO STATION Tradz
選曲 3y3s (JMBS FUNKOT RMX)
GiGO
選曲 僕らの時間

試合結果
予想 TAITO STATION Tradz WIN
結果 GiGO WIN!!

  Tradzが選択した曲は休みのない鍵盤と片手トリルが難所の3y3s (JMBS FUNKOT RMX)を選択。片手力に自信のあるMURAKAMI選手、トリルが得意な350B1選手の強みが活かせる選曲だなと思います。試合は350B1選手以外全員ミラーというちょっと珍しい状態ですが、全体的にTradzがリードを守る展開となりました。ただ、終盤の出張で350B1選手が少し崩れた隙を突いてGiGOが一気に点差をつけ、そのまま8点差で逃げ切りました。
 後攻のGiGOが選択した曲はハネリズムに片手でリズムキープする力が問われる僕らの時間。こちらはGiGOがとにかく終始安定感抜群のプレーを見せて、合計max-24という好記録で勝利となりました(でも1位はmax-6を叩き出しているMURAKAMI選手なんですよね...)。
ここで追い込まれてしまったTradz、思わぬ不調でチームに貢献できなかった350B1選手が崩れる様子は非常に心が痛くなりました。

大将 -ONE-HAND- 
MURAKAMI VS --H.R.--

MURAKAMI
選曲 FLOWER REDALiCE Remix
--H.R.--
選曲 nostos -ark remix-
新曲 灼ナル刃、破カヰ譜
試合結果
予想 MURAKAMI WIN (MURAKAMI 5pt-2pt --H.R.--)
結果 --H.R.-- WIN!! (MURAKAMI 4pt-5pt --H.R.--)

 MURAKAMI選手が選んだ曲は強引とも言える片手処理を絶えず要求されるFLOWER REDALiCE Remix。両者序盤は全く点差がつかない拮抗勝負でしたが、中盤の片手地帯でMURAKAMI選手が一気にリード。そのまま安定のPUCでmax-16を叩き出して勝利となりました(今まで欠場していた分を一気に取り返している...!!)。
 MURAKAMI選手の勢いをここで止めたい--H.R.--選手が選んだ曲は丁寧な鍵盤処理と微ソフランに翻弄されないスキルが求められるnostos -ark remix-。ノスタルジアチャンピオンの--H.R.--選手らしい選曲です。試合は若干MURAKAMI選手のリードで進んでいたものの、最後の最後で--H.R.--選手がプライドを見せてまさかの同点に(両者max-16でPUC...ありえません)。勝ちきれなかったことで--H.R.--選手がとにかく悔しそうな顔をしていました。
 そして今週の新曲は灼ナル刃、破カヰ譜(しゃくなるやいば、はかいうた)。ONE-HANDだけでなくHAND-TRIP、TSUMAMIにゲージが広がっており、初見でやらせるには厳しい譜面である予感しかしませんでした。グラフが示す通り、全体的に強引な片手処理が多く降り注ぐ中、安定感抜群のプレーを見せたのは--H.R.--選手max-19という高スコアを叩き出して、勝利を掴み取りました
 これにより、Tradz 4pt-9pt GiGOで GiGO勝利となりました。筐体トラブルに折れずに勝ち切ったGiGOはかなり強いチームと言えるのではないでしょうか。結果としてGiGOが勝ち点5pt、Tradzは3ptとなりました。ここまで負けなしのGiGOがかなり有意なポジションに立つことができた一方で、2敗こそしたものの勝ち点を稼げているTradzもまた悪くない結果となりました。

第10試合 
APINA VRAMeS VS GAME PANIC

 負けなし無傷の王道をゆくアピナに対し、意地でも勝ちを掴み取りたいゲーパニが全力で襲い掛かります。両チームとも情け容赦ない選出となり、Lリーグ最後を飾るに相応しい対決となりました。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
KND*48TE VS KAINARU

試合結果
予想 KND*48TE WIN
結果 KND*48TE WIN!!

 KND*48TE選手は高難易度の高速鍵盤譜面を中心に選んでいます(今回はかなでちゃんおやすみ)。対するKAINARU選手は研究必須のツマミが混ざるテクニカル譜面を選択してきました。剛のKND*48TEと技のKAINARUといったところでしょうか。
 試合展開は最初3ターンはお互いPUCで引き分け。4ターン目でKAINARU選手が超越してしまった彼女と其を生み落した理由を通しましたが、5ターン目でKND*48TE選手がEXCEED GEAR Lv2でMeteorGlow Aftermathを通し、6ターン目のSakura Mirageをガードしたことで勝負の流れを掴み取りました。その後は接戦が最後まで続きましたが、ラストターンのGame Overで貫禄のPUCを見せたKND*48TE選手が21-18の僅差を制して勝利となりました。KAINARU選手はあと一歩惜しいところでの敗北となり、かなり悔しかったのではないでしょうか。

中堅 -NOTES- 
 KND*48TE & PAPER. VS CH & CHI8.

APINA VRAMeS
選曲 響く静寂
GAME PANIC
選曲 Afterimage d'automne
試合結果
予想 DRAW
結果 GAME PANIC WIN!!

 アピナが選んだ楽曲は均等な鍵盤を捌き続ける力が求められる響く静寂。いわゆる心臓勝負に持ち込む選曲となりました。アピナの選曲ながらCHI8.選手はミラーを選択しており、対策は万全といったところでしょうか。序盤でゲーパニ側がつけた差を最後まで守り続け、脅威のmax-5を叩き出して勝利となりました(CH選手がmax-2で、CHI8.選手がmax-3...???KND*48TE選手もmax-5とかなり健闘しているのですが...)。
 ゲーパニが選択した曲は猫叉劇団特有のハネリズムと局所難が非常に光らせにくいAfterimage d'automne。S-CRITICALを狙うのが非常に難しい曲のため、研究力で上回る意図を感じました。当然自選のゲーパニは全くブレず、20点の差をつけての勝利をとなりました(アピナはツインPUCを達成しているにもかかわらず、EXスコアではかなり差がついています)。この試合ではゲーパニの怖い部分が遺憾なく発揮されたと言えますね。

大将 -ONE-HAND- 
YU11 VS CH

YU11
選曲 Touch My Body
CH
選曲 神話に芽吹く
新曲 最果ての勇者にラブソングを
試合結果
予想 CH WIN (YU11 2pt-5pt CH)
結果 YU11 WIN!! (YU11 4pt-3pt CH)

現代サウンドボルテックスを代表するプレーヤー同士の対戦となりました。両者実力は言うまでもなく、どちらが勝ってもおかしくない試合と言えました。
 YU11選手はツマミと鍵盤の混合フレーズを捌くのが難しいTouch My Bodyを選択しました。高速譜面を得意とするYU11選手のイメージにはあまりない曲のため、意外性の高い選曲だと思いました。大きな点差こそつかなかったものの、混フレ地帯で優位に立ったYU11選手がわずか3点のリードを守り切って勝利となりました。
 続くCH選手が選択したのはLv18屈指の厳しい片手処理を要求される神話に芽吹くを選択。両者抜きつ抜かれつの激しいデットヒートを繰り返しましたが、最後の最後で崩れずに安定感を見せたYU11選手が捲り上げて逆転となりました
 ゲーパニの勝利が潰えた中迎えた最終戦の初見曲は最果ての勇者にラブソングを。全体的に鍵盤に寄ったグラフではあるものの、今回のジャンルはONE-HAND。あまりいい予感はしませんでした。BPM268という猛烈な譜面ではあるものの、対応力で上回ったのはCH選手中盤からじわじわと差をつけ、最後はmax-25の好記録に。最後の最後で意地を見せ、試合結果は引き分けとなりました。
 Lリーグの結果はアピナがGiGOと勝ち点5で並ぶこととなりました(抽選でGiGOが1位、アピナ2位となったようです)。ゲーパニは勝ち点2で4位となったものの、ポテンシャルの高さは遺憾なく見せつけているため、まだどうなるかはわかりません。インターリーグも引き続き楽しみにしたいと思います。

 次回の試合はRリーグ最終戦。絶好調レジャランや背水のラウワン、そして確実にポイントを取れているシルクハットにスーパーノバと、どのチームが勝つかわかりません。1/11(水) 21時より、激闘を見守りましょう。

がんばります