【感想】BPLS3 各チーム振り返り 【APINA VRAMeS編】
こんにちは。4か月に渡りさまざまなドラマを生んだBPLS3が終わってしまいました。しかしSDVX部門の開催が告知されており、いまかいまかと楽しみにしています。
今回は新メンバーで2度目の栄冠を掴んだアピナについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。
見据えるビジョンは勝利への道
-APINA VRAMeS-
戦績
Regular Stage Bリーグ1位 勝ち点12[4勝2敗]42pt
Semi-Final Stage 2勝1分2敗 11pt
Final Stage 3勝3分1敗 16pt
チームへのコメント
前年度の時点でかなり強烈なメンバーが揃っていましたが、今年はなんと大胆にもメンバーチェンジを敢行。その結果とんでもないチームになってしまいました
①全分野隙なく高水準のスコアを出し続ける新世代の日本代表プレーヤーUCCHIE選手
②BPL屈指のフィジカルであらゆるジャンルの譜面を叩き潰すWELLOW選手
③突如現れた新星、圧倒的なセンスと努力量で一気に成長を果たすCHP*1E選手
④圧倒的な経験経験値でチーム一丸となって勝利へと導く司令塔KENTAN選手
まずWELLOW選手の移籍により高性能オールラウンダーのWエースという反則じみた編成が可能になったこと、加えてNIKE.選手が移籍してしまった穴を同じく低難易度専門家であるCHP*1E選手でカバー。さらにチームの雰囲気づくりに欠かせないKENTAN選手を実質継続指名したことで、BPLにおいて大切なチームとしての強さを意識したメンバーが揃いました。
そしてこのメンバー、本番強さもピカイチとなっており、UCCHIE選手とWELLOW選手はレギュラーシーズン負けなし、CHP*1E選手とKENTAN選手も強敵相手に確実にポイントを持ち帰る大活躍でBリーグ1位を奪取しました。その本番強さはとどまるところを知らず、セミファイナル・ファイナルの熱い戦いを経てついに2度目の優勝を達成してしまいました。時を経て最強メンバーをそろえたアピナの勢いは、まだまだ止まらないでしょう。
各選手への寸評
ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。
蒼き求道者
UCCHIE(うっちー)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(3勝1分 中堅2 大将2 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント 4回 (1勝2分1敗 中堅 三将 大将2 ストラテジー被弾1)
獲得pt
レギュラーシーズン 18pt
決勝トーナメント 10pt
昨シーズンの時点で進化した姿を十分に見せつけたUCCHIE選手ですが、今回もさらにオールラウンダーっぷりが加速していました。レギュラーシーズンでは意外にも(?)Lv11のみを担当していましたが、ポイントを落としたのはスーパーノバ戦でのTATSU選手の選曲のみというとんでもない強さを発揮。さらにレギュラーシーズン最終戦ではストラテジーで引いたグッバイ宣言でトップスコア賞を獲得してしまう快挙も達成してしまいました。セミファイナルではKKM*選手に2タテを喰らう場面はありましたが、ファイナルでの最終戦でストラテジーで選ばれたquell~the seventh slave~で勝利し、チームの優勝を決めるといった活躍を見せ、名実共にエースという言葉が似合う選手になりました。
BPL2021からすっかり別人レベルで進化してしまったUCCHIE選手ですが、恐ろしいことにこの成長はまだまだ止まりません。次世代のIIDXを代表するプレーヤーとしてこれからも活躍し続けること間違いなしでしょう。
エースストライカー
WELLOW(ういろう)
出場回数
レギュラーシーズン 4回(2勝2分 先鋒1 大将3 ストラテジー使用1)
決勝トーナメント 3回 (1勝2分 五将 副将2 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーシーズン 14pt
決勝トーナメント 8pt
スーパーノバのエースがアピナへ移籍となりました。この移籍に驚いたファンは多かったと思います。元々弱点の少なさと対応範囲の広さから非常に強力な選手ではありましたが、今シーズンもレギュラーステージでは様々なジャンルで強さを発揮。引き分ける場面は多かったものの、終わってみれば今シーズン無敗を達成しており、2巡指名とは思えない強さでチームの勝利に大きく貢献しました。
BPL ZEROから出場し続けて4年でついに掴んだ栄冠。優勝インタビュー後に思わず涙が溢れてしまう姿に胸を打たれた方も多かったのではないでしょうか。これからも冷静さと情熱と顔元カメラで、IIDX界を盛り上げていってほしいです。
番狂せの鼓手
CHP*1E(ちゃっぴー)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(4分1敗 先鋒3 中堅2 ストラテジー被弾1)
決勝トーナメント 3回(2勝1敗 次鋒2 中堅 ストラテジー使用1)
獲得pt
レギュラーシーズン 6pt
決勝トーナメント 6pt
BPL界ではあるあるとなった他機種のランカーの参戦となる選手です。ドラムマニアで鍛えた精度と認識力を武器に、主に低難易度帯で登板することとなりました。ただ開幕前から噂されていた驚異的な単発力と成長速度は他チームから十二分に警戒されており、TATSU選手やRIOO選手といった強力な選手を当てられることになりました。それでも両者相手に自選を通すといった大活躍を見せ、アピナの勢いを加速させました。
ファイナルではU*TAKA選手に2タテこそされたもののあと一歩まで迫っており、さらにシーズン中にLv12全ハード達成など無限の可能性を見せつけることとなりました。今後どんどん手が付けられない存在となっていくでしょう。
逆襲の智将
KENTAN(けんたん)
出場回数
レギュラーシーズン 5回(2分3敗 先鋒2 中堅2 大将1)
決勝トーナメント 2回 (1勝1分 先鋒2)
獲得pt
レギュラーシーズン 4pt
決勝トーナメント 3pt
昨シーズンは後半から一気に調子を戻したKENTAN選手ですが、今期は開幕からCORIVE選手にNΦ CRIMEで1点差で勝利し引き分けたことからかなり好調であるように見えました。その後も8S.選手相手に怪物で5点差で勝利しており、元チームメイトのNIKE.選手に負けたりKKM*選手に破壊されることもありましたが、精度勝負で確実に勝つことで完全復活した様を見せつけることに成功しました。
決勝トーナメントでもRAITO.選手を2タテ、NAGACH選手と引き分けるといったアピナの切り込み隊長らしい活躍を見せ、2年ぶり3回目のチームでの優勝に貢献しました。今後もBPLにおける優勝請負人として衰えない活躍を見せ続けると思います。
チームへの総評
前シーズンは連覇を目指すというプレッシャーもあり、クォーターファイナルで敗退し涙を流す姿は非常に心が痛くなるものでした。しかしアピナは負けてから強くなるチーム、今シーズンは開幕3連勝を飾り圧倒的な強さでBリーグ1位、セミファイナル・ファイナルでもチーム全員がポイントを獲得して優勝という鮮やかなドラマを見せました。
BPL2021以来の優勝という栄冠を手にしたアピナ。誰にも負けないチームの団結力で連覇を狙っていくでしょう。
最後に
アピナは独自の取り組みとしてアドバイザーのヒトマスモドル先生が各選手のネームロゴを作成しており、それが非常にオシャレなものになっております。また配信レイアウトも青を基調としたスタイリッシュなものに仕上がっており、独自のカッコよさがあります。普段は騒がしいアピナですが、クールな配信レイアウトでガンガン練習する姿を見に行くのも良いのではないでしょうか。
がんばります