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56 色んなひとたち 「気がついたらオタク女子に約50万ほど貸し付けていた」その4

※2024年の7月21日ごろの事情

この辺りから、その時の事情をメモってました。
で、先週2024年の10月下旬にひと段落というか、連絡取る機会もほぼ無くなったので、このシリーズをとりあえずは書きってしまいます。

件の女子。斎藤さん(当たり前ですが、仮名)が電気代払えなくて、電気が停まってますとの事。
こういうの。困りますよね。

この時期に電気代が停まるの、冗談抜きで生死に関わりますから。
これが本当か、確かめる術もなく、時間を合わせようとする僕ですわ…。

「気がついたらオタク女子に約50万ほど貸し付けていた」

色んな人たち その1
初めての事務。
最初は思いっきり不安でした。
実は僕はそれほど若くないし、事務=女性ってイメージを抱いていたのもあり、とんでもない所へ飛び込んで、とんでもなく浮いてしまうんじゃ?
って思いがありました。

ここで、大規模な人数の募集ってのが功を奏します。
色んな派遣会社から集まってきた人数が、ほんとに100人以上いた気がします。

男女比率は4:6くらいでしょうか。3:7ほどではなかったかな。その間くらい。
思ったより男性がいました。

これでも、今までほぼ男のガテン系な職場で働いていた僕としては、女性だらけって印象を最初は抱いたもんです。
年齢も本当に幅広かったのではなかろうか。

僕も、おそらく最年長に近かったでしょうが、そこまで浮いてはなかったと‥。信じてます。

色んなタイプの人がいました。
実はコロナが猛威を奮ってる真っ只中だったんです。
なので、やむなく手持ち無沙汰になった人が多数いて、いっときのお金のために集まった感じがしました。

僕もタイミング的にその一人なんでしょうけれど。
シンプルにすごいなって人から、え?この人これから先どーやって生きていくん?って人まで。
その幅の広さはまるで公立の小学生レベルですね。

僕はその仕事の中で、わりとお仕事の手際がよく、後半、仕事の手際が良い組。6人くらいの組にいれられました。
で、この6人で色々、新しい仕事をどうこなせばいいか?ってのを試されてたり、急ぎの仕事を割り当てられたりしていました。
その人たち。割と個性的で凄い人たちでした。

名前は仮名で。ってか、そもそも名前はだいぶ忘れてます。
まず、1人目。谷口さん。
従事していた仕事。
処理するスピードが、わりと数字で現れてくるんですね。
何件処理しました!っていうのが。
それが、みんなよーいドンで始めたのに、初日から尋常じゃない処理速度をほこってる人がいました。
仮に処理件数が10件してくれればオーケーってやつで、いきなり50件くらい処理してるって人です。

結局、なぜここまで早いのかわかりませんでした。
わりと肉薄はしたかもですが、ついに追いつけませんでした。

2人目。浅野さん。
経歴がよくわからない人。
中国に留学していたのかなんなのか。
まだ若い、年齢的に多分見た目大学生くらいの人です。
で、大学に行けなかったのかな?中国に渡れなかったのかな?なんか、そこらあたりが原因で、とりあえず仕事してるって感じの人。
この人も、PCのスキルが半端なかったです。
なんでも、このお仕事の最後の方なんですが、わりとヒマになったので、そこまでPCで何をしてるかってのを細かく問われなかったんです。

もちろん、インターネットには繋がらないようになってたと思いますし、仮に繋がってたとしても、ネットのサイトを見たりとかはしない人々だったと思います。

ただ、エクセル上ではどんな操作をしてても大丈夫でした。
そこで、彼は色々操作をし、将棋を出来るようにしていたのです。
これが最後の方の楽しみになっていました。

3人目。小柳さん。
デザインの専門学校に通ってたっぽい人。
最近の若者だなーって印象の人でした。
PCのペイントかな?何かのアプリでお絵描きをしていて、もう、それが上手くて上手くて。
聞けばそういう方面で活動したいとのこと。

最後、みんなの似顔絵をPCで描写してたのは凄かったです‥。うん、どんな職場なんでしょね。ここ。

4人目。野口さん。
熱血なお人。
よく考えると、経歴はさっぱりわかりませんが、仕事に対しても何に対しても、わりと熱血なお人でした。
厄介な仕事を押し付けられる事が多いグループだったんですが、それを腕まくりして頑張るタイプ。

かといって、その熱血を押し付けてくるわけでもないので、みんなから愛されていたんじゃないでしょうか。
資格試験にご執心で、とにかくTOEICで何点か以上を目指してらした方です。

5人目。矢野さん。
お気楽な若者。
職場からわずか5分の場所に住んでいた人です。
とにかく、お調子者で、仕事は仕方なく、あとはどう楽しむかに全てをかけていた印象があります。

浅野、小柳が、何か悪だくみというか、楽しみを見つけそれに追従するタイプです。
この5人(全員男)と僕が割と固定で手際が良いグループとして活動してました。あと何人か追加されたりされなかったりだったと思います。

もしかしたら、女性も1、2名いたかもですね。

僕も最初の方は遮二無二でして。
とにかく言われた事を夢中になって必死でやってました。
それだけで、手際が良いグループに入れたので、未経験やら男やら年齢やらの問題があっても、こういう大規模な人数での募集で潜り込む事ができれば、そこで懸命に、真面目に仕事してりゃそれなりに何とかなるんだなってのがわかりました。

なので、この職場での人たちを色々観察できるようになったのは、このグループに入れられてからですね。

そこでようやっと、周りとのコミュニケーションをとる必要が出てきたのもあり、周りを観察する余裕が出てきたって感じです。

年齢層は、僕と谷口さんがおそらく似たような感じ。
年配者。

野口さんが、やや下。20代後半から30代前半。
あと3人が20代前半から中盤。
この人たちは、やっぱり何を話してもそれなりに面白く、気持ちよく仕事ができるお相手でした。

SVたちも、僕の中ではいい人たちで、ああ、事務の人たちって、こんないい待遇で働いているんだ…!
って感動したもんです。

うん。やっぱり配達、工場系の肉体労働系の環境って、本当にクソなんだなって改めて思いました。
上司も同僚も、アホばっかりやったなと。
そのアホが面白かったりもしますが、ええ加減、限度がありますよね。
僕はいい歳してますし、職場も減少する一方なんでしょうが、なんとかこちら系統でいけないかな?
って思ったもんでした。

では、また。

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