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毒舌寿司
「では今週の料理です。遠い昔に実存した日本という国の寿司という食物です」
「日本…。聞いた事があるような…」
「今から調理していきます」
「酢?酢を炊いたお米にかけてる?なぜ?」
「魚?切り身はわかるが、火は通さないのか?」
「出来上がりました」
「完成?これが?加熱するんじゃないのか?」
「こちらが完成形になります」
「誰が食べるんだ。こんなもの」
「普通に死んでしまうぞ」
「人を馬鹿にするのもいい加減にしろ」
「食べ物を出してくれ」
「ご安心を。魚に関しましては、どの魚も最新式の消毒処理と検査をしております。当時の製法ではさすがに危険ですので」
「これを食べるの?ふざけすぎ」
「思い出した!!日本って確かヘンタイの国じゃなかった?そんな国の食べ物、大丈夫なわけない」
「で、この黒い液体は?緑の物体は?もう訳がわからん。帰るぞ」
ゲスト達はひとしきり毒舌を放つ。
だがホストの強い勧めで、仕方なく寿司を食す。
ゲスト一同 「うま!!」