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60 運命の最終日 「気がついたらオタク女子に約50万ほど貸し付けていた」 その6

※2024年 8月7日の週の事情

そんなわけで。
結局、スマホ代4万5千円。肩代わりしちゃいました。
ただ、色んな事情で「これが最後だよ」ってのは伝わったかと思います。
実際、来月から忙しくなりますからね。

合計54万5千円。

ふう…。

「気がついたらオタク女子に約50万ほど貸し付けていた」その6

僕が今まで働いていた所。
どちらかといえばガテン系といいますか、肉体労働が多かったです。
そこでの同僚たち。
基本、競馬かパチンコ、スロットやってるんですよね。
朝からパチンコ屋さんの前に並んで台とったりするお話をよく聞いてました。

あとは競馬ですね。
昨今のネットの発達で、競馬場、馬券売り場へ行く必要がなくなり平日でもやってるらしく、休憩時間の話題はもっぱらそれだった気がします。

もっとマシな趣味はないのか!!
って思ったりもしますが、よく考えりゃ趣味ってつまらないものですよね。
僕もよく考えれば、趣味って言われても、昔はカードゲーム(アーケードゲーム)で無駄な体験をしまくりました。
あとは家で本を読んだり、ニコ生を見たりしてぼーっと過ごすことが多かったです。

それを考えると、なんやかんや人的ネットワークが完成されている競馬やパチンコの方が上等ともいえます。

ゲームや本、動画視聴も情報交換とかでネットワークがあるっちゃあるんですけれども、やはり実際の三次元の付き合い。この多さを考えると、やっぱり競馬やパチンコの生身での情報交換やネットワークの強いつながりには負けますね。

楽しくてつまらない趣味。これが1番ですね。
それに僕も競馬やパチンコで勝った負けたって騒いでる人の話を聞くのが好きだったりしましたからね。

さて。それが東京に来て、事務系統の仕事をするようになると、どうも様子が変わってきています。
やっぱりスマホゲームが圧倒的割合を占めるようになってきます。

当時は何だったっけ…。荒野行動ですとか、フォートナイトやエーペックス、これが結構多かったですね。男性に関してはなんですけれども。

このゲーム、荒野行動は戦士としてある戦場に降り立ち、仲間と一緒に協力してチームを勝ちに導くゲームです。
他の2つはほぼ知らないですが、似たようなものだと聞いております 笑

僕ゲームは好きなんですけれども、ああいう協力タイプのゲームを楽しめる感覚が、ないんですよね。
協力できるほどの腕前なのか?他人とプレイする腕前か?
って。もちろんは最初見ず知らずの人との協力ゲームになるんですけれども、そのあたり気になって難しく感じるんですよね。

そういうのを平然とやっている最近の若者のコミュ力ってやっぱり特殊に凄いんじゃないのかなと思ったりしたもんでした。

後は女子のオタ活です。
例の初めての事務のお仕事。期間限定だったんですけれども、最終日あまりにも仕事がなくてほぼ1日フリータイムだったんですね。

その時に隣に座っていた女性とずっと話し込んでいて、いろいろ勉強になりました。

彼女はおそらく20代半ばでしょうか?顔がちっちゃく、モデルのようなスレンダーな体型をした人です。
顔たちもかなり美形な感じです。
恐らく、他の男性たちを虜にしていたであろう見た目ですが、どこか人を寄せ付けない凛とした所がありました。

話を軽く振ると、すごい勢いでお話をしてくれるタイプのお人だったので、色々話を聞きまくりました。
このお方。そーとーな多角的オタクである事が判明しました。

2次元の、いや2次元ってゆー事が適切なのかな?
スマホゲームの中でも音ゲーと呼ばれるジャンルにハマっていたりします。

最終日、実はパソコンも使えなくなってたので、スマホも自由に使っていい状態でした。
なので、彼女が今ハマってるゲームを教えてもらい、ダウンロードしました。

画面からタッチする画面が流れてきて、そこをリズムよくタッチしていく、太鼓の達人の指バージョンでしょうか。
その後もいろいろ操作などを教えてもらい、わからないことがあれば、連絡してといった形でLINEも交換しました。

それにしても音ゲー。40を過ぎた人間がやるには、ちょっとなんかレベルが高すぎる気がします。
しばらくハマって楽しんだんですけれどもね。

他にもいろいろお話は聞きました。
そのゲームの2次元の世界の他にも、はまってることがあって、これが特撮なんですね。
特に東映の特撮ものが大好物だそうです。

ありますよね。古くは、ゴレンジャーとか。今はどんな戦隊なのかよくわからないんですけれども、
それを熱く語ってて、東映のサブサブスクみたいなのがあるらしくて、東映関連の曲ですね。それが聞き放題だったり、動画が見放題だったりするんですよ。
…。それに入らされるところでした…。

で、その人は、女優志望でもあるようで、特に戦隊モノのそれこそヒロインになりたいようです。
今でも東映の本社なり何なりがあるところの近くに住んでいて、エキストラとかの役のオーディションとかがあるかどうか、見に行くそうです。

これは…。面白い人だわ…。とか思いながら。

あとはその頃まだ存在してたジャニーズとか韓流とか。
このお話には、さらに隣の女性も加わって、そちらのオタ活について色々話を聞きました。

…。みんなすごいですね。推しにかける情熱。行動力。
菊花賞や有馬記念でどの馬がくるか?
って必死に分析してる彼らと全く遜色ない情報力でした。

とにかく、最終日に女性のオタク趣味を網羅していた彼女と話せて、軽い友達になれたのは良かったです。
最も、この縁でオタク女子に遭遇する事にはなるんですが。

では、また。

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