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その仕事は何のため?
ここ数年、労働がAIやロボットに置き換わるようになり仕事が奪われると危惧されてきました。ChatGPTのインパクトはそれに拍車をかけています。
広告記事の作成や論文の要約、きれいなイメージ画像の作成など、特定の技術をもたなくても簡単にコンテンツを手に入れられるようになったため、単純にモノを作るだけでは報酬を得られなくなってきました。
少し話がそれますが、仕事に対するモチベーションについて、レンガ職人の話がよく取り上げられます。同じ仕事をしていても、向き合い方によってそれぞれ異なる回答になるという話です。
指示された通りにレンガを積んでいる
建物の壁を作るためにレンガを積んでいる
民衆がよろこぶ施設を作るためにレンガを積んでいる
それぞれ同じレンガを積む作業ですが、見えているゴールが違います。
レンガを積み上げる作業自体はロボットなどにいずれ置き換わるかもしれませんが、本来のゴールを考えたらその作業は目的の一部にすぎません。
AIやロボットに命令すれば目的の成果物が簡単に得られるようになったことで、与えられた仕事をそのままこなすことの価値は段々となくなっていきます。求められているのは、ゴールに向かって何をすべきか考えたり、新しく仕事を作り出すことです。
単純労働にかかっていたコストが減ることで、そのぶん建物のクオリティを向上できたり、別の付加価値を生み出せたり、そもそもの価格を下げたりできます。
より良いものを生み出すことが目的ならば、AIと競って疲弊したり、AIを敵視するよりも、AIをうまく利用したやりかたを見つけてうまく共存する方がかしこいやり方と思います。
自分への戒めでもありますが、人の自律の意識が大事なんだなって思います。困難が訪れるたび人類はそれを乗り越えるべく試行錯誤をしてきたように、現状のAIの台頭が良い意味で人が変わるきっかけになればと願います。
今日はここまで。おやすみなさい。