ダウン症の息子とあたしのハナシ。-生まれた日-
息子が生まれた日。
秋から冬に移り変わろうとしてる季節のある日の夜中。
息子は生まれました。
激痛でもう気を失うーーってその瞬間、元気に生まれてくれたベイビー。
あの時の喜びを今でもハッキリと覚えてる。
その数秒前の激痛がウソみたいに、ベイビーを抱き抱えた瞬間、痛さがどっかいってたな。
夜中だったから、私と息子はそれぞれ別の部屋へ。とりあえず寝よう。(痛さがカムバックして寝れなかったけど笑)
朝、改めて息子とご対面。
あー。かわいいなあ。
本当に生まれたんだ。やっと生まれてきてくれたんだ。すごいなあ。
ふと、ダウン症っぽい顔してるなぁ
って、思ったんですよ。
でも生まれたばかりのベイビーって初めて見たからあんまり気にしてなくて、
それよりも我が子への愛しさの気持ちでいっぱいで、そんな風に思ったことも忘れてて。
退院の日。
息子は黄疸がでていたから入院が一日伸びたので、私だけ先に退院になって先生からお話がありました。
ダウン症の疑いがある。
って。
頭が重くなって。心臓をギュウって掴まれてる感覚。
あぁ。あの時ダウン症っぽい顔だなって思ったっけな。
ダウン症ってなんだ?ダウン症って言葉はわかるけど詳しくは全然わからない。どうゆうことなの?息子は不自由していくの?
私は…我が子を5体満足にこの世に誕生させることができなかったんだ。
そうか…。そうなんだ…。ごめん。ごめん。ごめん。
あの感情に名前はないな。
その日の夜は、たくさん泣いたなー。
息子を想って涙が止まらなかったな。
朝、
とにかく息子に会いたい。とにかく会いたい。
会いたくてたまらなかった。
迎えに行って、
黄疸も良くなっていたから無事に退院。
ダウン症かどうかは染色体の検査をしなければわからない事、
そしてダウン症は、心臓に穴があいていたり、合併症を持って生まれることが多いからすぐに総合病院で検査したほうがいい。
と先生からお話があったので、前の日に予約した総合病院に退院したその日そのまま総合病院へ。
染色体の検査結果は1ヶ月後位だったかな?正確な日数は覚えていないけど、検査結果はすぐにはでず。
ただ、総合病院でも2人の先生がやはりダウン症の疑いがある。ってことでした。
検査結果が先であろうと、3人のドクターがダウン症の疑いというのなら、きっとそうなのだろう。
検査結果が出る前に、腹をくくったというか。なんとゆうか、
覚悟した。
かな。
検査結果の日。
染色体異常。ダウン症候群でした。
その日、結果を聞いて病院からの帰り道
息子を抱いて帰りながら、私、笑ってたんです。
「上等だよ。人生は楽しんだもん勝ちだ。
人生って勝ち負けじゃないけど、それでも楽しんだもん勝ちだ!息子よ、楽しもうね、一緒に。」
そんな風に思って帰ったな。
目の前の我が子が
かわいい
それがすべてだ。
そこから
そこから始めよう。
ネットの情報を閉じた。
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