私とこども
私にとって子供はずっと怖い存在だった。
前提として親戚中で自分が一番年下で、関わり合う機会が圧倒的に少なくて、接し方を知らない、分からないからこその怖さがあった。
そんな私がなんで学童の先生を始めるに至ったか
幼少期の自分を思い返したときに、
保育園や学童では無邪気に走り回ったり、
その場の遊びに全力だったけど、
小さいながらに家庭環境をはじめとするいろんなことに悩んで葛藤していたことを思い出した。
すると、自分がそうだったように、こどもも人間で、
いろんなものを抱えているのかもしれない。
寄り添いたいとただ隣にいる存在になりたいと思った。
もし、話したいなら、まっすぐに目を見て心を聞ける大人に自分がなりたいと思った。
そう思っていた時に訪れたご縁。
高校時代の同期の部長が先に働いていた学童で働かないかと声をかけもらった。
昔の自分なら、怖くて断っていた。
やるって決めた自分も怖い気持ちはあったけど、
それよりも、自分以外のこどもはどんな感じなんだろうという興味や、
自分が出来ることがあるかもしれない。
そんな直観で学童で働くことを選んだ。
こどもと接していてかんじること
初日に驚いたのは、こどもの方から興味を持って近づいてきてくれること。こんにちはと言って、自己紹介が済むと今までずっと友達だったかのような距離感で関わってくれること。
そんなこども達のおかげで怖いって気持ちはいつの間にか、さらっと消えていた。
懐いてくれるととってもとってもかわいい。なっちゃんとやりたいの!とかなっちゃんまた明日ね!と言われるとキュン死しかけます。
そして、いつも楽しそう。
みんな、各々楽しいと思うことを黙々とやったり、体育館で汗びっしょりで遊んだり。。。
この前は、ポケモンの塗り絵をしてポケモン図鑑を作るお手伝いをさせてもらいました。
一方で仲間はずれにする、何かをするときにOOくんの許可がいる、同調圧力、気が短い、取り合い、激しい自己主張、思い通りにならないときの苛立ちを感じることもある。
そんな時、私はきっとこの子にも葛藤があって
内側に1人で抱えているものがあるとそう思う。
それも個性としてその子として否定せず受け止めたい気持ちと
一緒に抱えたい気持ちと、何がしてあげられるんだろう。とそんな気持ちになる。
今は、ただ目の前にいる子の目をまっすぐ見て私はあなたの敵じゃないよってもう大丈夫だよって、愛を沢山伝えていきたい。