俳句「くぷくぷ」
こんにちは、秋月祐一です。
ぼくは短歌を長く書いてきましたが、
2015年の正月にとつぜん思い立ち、
俳句を書きはじめました。
坪内稔典さん、池田澄子さんと同じ、
「船団」という俳句グループに参加しています。
夏の七句をご覧ください。
くぷくぷ 秋月祐一
みづいろの絵の具で影をぬる薄暑
夏服の姉の二の腕しんかんせん
きうりもみ明日の予定をもごもごと
みんなみんなここにゐたのか喜雨のなか
真夜の女子寮らんちうのくぷくぷ
ちやん付けで呼ばれてをりぬ鱧の皮
からすうり咲きあめつちの話かな
(「船団」115号より)