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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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DUSK TiLL DAWN1~2考察メモ


はじめに

この考察を書いたのは双子担のため、テオ、リクター、ドクター関連を中心に考察(と言いつつ、情報量が少ないので若干都合の良い妄想寄り)をしています。根拠のないオタクの妄想はなるべく入れないようにしますが、ジャッジ緩めで読んでもらえると嬉しいです。

多分にネタバレが含まれているので、まだ本編を読まれていない方は回れ右をおすすめします。一応、このnoteは復刻DtD、DtD2のイベント期間終了後に公開します。

考察の内容については、あくまで一個人の考察なので、わたしの考察が絶対だと言うつもりはありません。異なる見解がある方はぜひお聞かせください。

考察メモ

タイトルについて

SNSではタイトルロゴの赤文字を取って「DiD」と呼ぶのが流行っているが、個人的に「黄昏から黎明まで」という英語原文の意味を無視して視覚情報で略称をつけるのがしっくり来なくて、ここではDtDと呼称するので悪しからず。
ちなみに各話のタイトルがみんな時間なのは、『DUSK TiLL DAWN』にちなんでいると思われる。シンプルだな……

リクターについて

DtDでセントラル病院に現れた、白衣を着たW.R.U.社の下級研究員。
その正体はMr.ドクターの息子のクローンであり、その中でも特に出来が良く、息子の器として、地上の研究所を通わせつつ、W.R.U.の地下研究所で育てられた。
基本的に世間知らずの箱入り息子だが、最低限の一般常識はある模様(学校に行ったことがないが、クラスメイトの概念は知っている)。

テオについて

DtD2でセントラル病院に現れた、W.R.U.社の上級研究員(ただしストーリー登場時からほとんど中身はMr.ドクター)
リクターと同じく、Mr.ドクターの息子のクローンで、リクターの予備として育てられていた。
予備と言いつつ、言動がリクターより大人びているし、リクターより先にドクターの実験に関わっていたので、リクターが生まれるまでは息子の器の最有力候補だったのでは?
リクターがやけに懐いているので、兄弟同然に育ったか、もしくはテオがリクターの世話役を務めていたかと思われる。

ドクターの息子のクローンたちについて

100年前の事故で息子を亡くしたドクター夫妻が、息子を復活させるべく始めた研究の過程で作った、息子のDNAを持つクローンたち。
W.R.U.社の地下研究所で秘密の研究を従事しているのは、全員このクローンたちで、上級研究員と呼ばれている。
上級研究員は、下級との接触が禁じられている。それはそうだ。たぶんすぐ人間じゃないのがバレるから。

ドクターの「クローンにこんなに人間らしい感情があるとはね」のセリフから推測するに、リクターとテオ以外のクローンは基本的に人間らしい感情はなく、恐らく自我もそこまでなく、ただの人形にすぎない。

最終的に息子のAIを移植するのが目的なので、クローン自身の自我はそこまで重要視されていない可能性が高い。が、何かしらの要因で、クローンの感情を育てる方針になった。感情がないことで、脳や体の感情への反応が鈍くなる(退化する)から、移植するAIが感情を持っていても、何かしらの不具合を起こしてしまう、などが考えられる。それで感情ありで器を育てようとしているのかもしれない。(※妄想強めです)

これはドクターがテオの体を手に入れてから、新たな研究が捗るというセリフにも繋がると思われる。ほとんどのクローンは忠実に命令を実行するだけの存在なので、外で人間を調達するのは困難(現状一番人間に近いのがリクターとテオであの箱入り息子っぷりなので……)。捗る理由はドクターが自ら身寄りのない子供に声をかけて調達した、ではないか。

リクターとテオの人間性について

クローンでありながら、リクターとテオの言動は人間と言われても違和感がない程度には人間らしい。
リクターは人懐っこく天真爛漫でかわiコホン、被検体をかわいそうと思い逃がしてやりたいと、一般的な人間の倫理観も育んでいる。
テオも命令に従い非人道的な実験を行いつつ、悩み苦しんでいた。またリクターと強い絆を結び、リクターが処分されそうになった際に、自らを差し出してまでリクターを助けようとした。作り物と言うには人間らしすぎている。

ドクターが「自由に過ごさせることでより息子らしくなる」と言っていたので、「息子の器」として完成度を上げるために、人間のように育てていると思われる。もしくは、上述の「感情のある器を作る」実験の途中で、息子のクローンを普通の人間みたいに育てると息子に似るとわかったかもしれない。

これは明言されていないが、恐らくリクターが下級研究員になる以前から、それこそ生まれた時から自由にさせていたと思われる。でなければ、上級研究員の頃のリクターの性格に説明がつかない。

地上の汚れた空気を吸わせたくないと言っていたので、貴重な最高の器へのデメリットを受け入れても自由にさせているのだから、今までのクローンでも多少なりとも同様に育てて、ある程度のエビデンスがあるうえでメリットが大きいと判断したのではないか。もしくは単純に息子が恋しくて、息子を感じる「感情のある器」を私情を挟みつつ作っていた?

テオについても、リクターの予備なので、恐らく生まれた時の数値がリクターより劣る個体ではあるが、同様の手法で育てていたかもしれない。(上述のように、リクターが生まれるまでは最有力候補の可能性もある)

ドクターって100年前の人だよね……

ドクター夫妻は死ぬ前に自分たちのAIを作ったが、100年前に、同じ職場で働ける息子を持つ、推定30-40代前後の人間が、老衰しても50年前くらいには死んでいるはず。テオの体を手に入れたのがミナア15歳頃なので、精々十年以内でしょう。

その間ドクターはどうしているかというと、恐らくサーバーにのみ存在するAIだったと思われる。「自由に動く体があるのはいい」というセリフもあるので、体がない期間があることを示唆している。その間、何らかの方法でクローンを操り、クローンを手足として研究を続けていたんじゃないか。

クローンは何故ドクターから逃げられないか

まずほとんどのクローンは自我が薄いので、そもそも逃げることは考えていなかっただろう。

ではテオとリクターはどうだろう?ドクターに逆らったら処分されるとわかっていて、何故被検体だけ逃がして、自分たちは逃げなかったのか。
PVの手記でテオは「もうここにはいられない」と書いたので、やはり逃げようとしていたかもしれない。そうすると、ドクターに捕まってしまったのか。なら何故被検体YとZは逃げられたのか。

ここで考えついたのが、ドクターが体がない期間中にどうやってクローンたちを操っていたのか。クローンたちは何らかのネットワークを通じて、ドクターのいるサーバーと常時繋がっているのではないか。そのネットワークを通して命令される。処分するための自壊プログラムも組み込まれているかもしれない、それをサーバーから実行できるかもしれない。ならどこへ逃げても命令ひとつで勝手に研究所に帰ってしまうかもしれない。(※妄想強めです)
ただ、被検体を逃がせるということは、全クローンを常時監視できる体制にはなっていないと思われる。ログは記録されているかもしれないけど。

で、被検体については、さすがにクローンみたいに命令できないのか、警察に保護されてしまった。この時点でドクター夫婦は体を持っていなかったはずなので、連れ戻すことができなかったかもしれない。

クローンにAI移植すれば目的が果たせるのに、何故人間にAIを埋め込む研究をするのか

邪魔なI.DOLを潰すために始めたとドクターが言っていたが、そもそも「感情のある器」を作ろうとした時点で、「AI移植が邪魔されないようにクローンから自我を消す」研究を並行して行っていたのではないか。それを、人間にもできたら、邪魔者も操り人形にできるのではないかと、ドクターは考えたのかもしれない。(※妄想強めです)

PVの手記で、テオは「私たちは間違っていた」と書いたのは、もしかしたら「ドクターの息子を復活させるための実験」だと思っていたものが、いつの間にか「邪魔な人間を操り人形にする実験」になっていたのに気付いたからではないか?
クローンの数が足りないから、人間を代替として実験していると思っていたかもしれない。クローンと違って、人体実験は生きた人間に危害が及ぶので、倫理観が生まれていたテオはその危険性をドクターに訴えた。しかし、テオの知らない間に、実験の目的は人間を操ることになっていたから、人体実験は決行された、ということかもしれない。

リクターの言っていたドクター像と、DtD2のドクター像がかけ離れている

リクターの言う「ドクターたち」は優しくて面倒見の良い2人だが、DtD2のドクターがあまりにも闇落ちしてて、その落差がどうも腑に落ちない。

解釈としては、ドクターは息子に甘いので、息子に似るリクターにも優しい、というのもありえるが、個人的に「優しくしたのはテオ」説を推したい。

DtDのみ公開されていた頃、双子推しの間では「ドクター=天にぃ説」が流行っていたが、あながちない説でもないと思う。さすがにドクターが「クリーンエアーマスク~♪」をリクターと一緒に歌うイメージはないな(笑)

この説を説明するためには、まずリクターの記憶がどうなっているかの考察が必要だ。

リクターは記憶を全部失ったのに、DtDでは「子供の頃」の話をしていた

そう、長くもないDtD本編とこんな簡単な辻褄合わせをしないのはさすがにないと思う。

リクターはMrs.ドクターのAIを移植される際、ひどく抵抗して、自分の記憶とMrs.ドクターのAIもろとも破壊した。なら、子供の頃の記憶なんて存在しないはずだ。

ここで注目したいのは、ドクターがミナアに移植した息子に言ったセリフ。ドクターは自分の記憶も息子のAIに組み込んでいた。つまり、記憶はAIないし自我に内包されるものではなく、脳に組み込むことができるもの。

ならば、記憶をすべて失ったリクターに、例えばサーバーに残っていたリクターの記憶のバックアップやログ、テオの記憶、ドクターの記憶から都合よく取捨選択したうえで与えることだって可能なはずだ。

そこを、例えばリクターの世話役がテオだったのを、この際言うことを聞かせるために、ドクターであると書き換えることもありえないことではなかろうか。
つまり、現在のリクターの中では、テオとの記憶も、ドクターとの記憶も、ドクターとして認識されているかもしれない。

ドクターがDtDで見つかったワクチンを隠すと思えない

性格からして、ちょっと違和感があるよね。
「もしもの時のための予備」といえばそこまでだけど、パスワードが「魔法の言葉、クリーンエアーマスク」ってのが不可解。
ここでまた擦るんだけど、やっぱりこれテオの仕業だと思うのだけれどいかがか。

体の替えはいくらでもあると言いながらあっさり消されたドクター

ユアムがドクターに銃を突きつけた時、体の替えはいくらでもあるって言った。これ自体はAIだから不思議な話でもないが、その後息子とモランとルカによりあっさり消された。

可能性としては、体が死ぬ時、AI本体データはサーバーに転送するようなプログラムを組み込んでいるかもしれない。だから体を殺されても死なないので余裕だった。

ただ、息子とAI研究組がやったのは「コアの書き換え」、つまり上記のような他へ逃がすプログラムが発動する前に、本体を削除している。だから完全にドクターを消せた。
これについては、Mrs.ドクターがリクターに抵抗されて破壊されたのも、コアが損傷して逃げようがなく壊れた可能性もある。

そもそもリクターは息子の器なのに何故Mrs.ドクターを移植しようとした?

リクターは「ドクターに逆らって」被検体を逃がした。つまり言うことを聞かなくなっていた。不安要素を取り除くために、リクターのまま育てるのではなく、Mrs.ドクターが体だけを育てるつもりだったのかもしれない。

テオについても同様に、予備としてMr.ドクターが体を管理して、ついでに夫婦ともに一時的に実体を手に入れられる。

テオは体を明け渡したのに、何故自我が戻るのか

結論から言うと、ドクターの技術で「記憶を消す」のは、恐らく「記憶の削除」ではなく、「記憶にアクセスできなくする」と思われる。

テオは何の抵抗もなくドクターに体を明け渡したので、自我にも記憶にも傷をつけずに、ただ表に出られなくなっただけではないか。

ただし、この技術は完璧ではなかったように見受けられる。

テオの体のドクターがミナアの名前や、被検体を逃がす話、リクターの名前に反応するのも、テオが完全に遮断されていなかったからではないか。

ヤマーソンとミナアも同様で、消されたはずの記憶を断片的に思い出せていた。またミナアの記憶に関しては、息子AIが読み取れたと言っていたので、やはり削除ではなく思い出せなくされただけと思われる。

リクターがヤマーソンのことを会ったことがあるかと言ったのも、もしかしたらリクターの記憶をいいように取捨選択した際、抽出して与えたのではなく(技術が不完全だからできなかった?)、上記「記憶にアクセスできなくする」技術を使って不要な記憶を消しているのかもしれない。

(イメージとしては、絵画の上に白塗りしたり、違う絵を描いたりする感じ。表面を剥ぐと本来のものが残っている、みたいな。)

結果ハッピーエンドだけど、テオが報われずに終わる可能性もあった

テオは自分を差し出してまで「リクターの自由」を求めたが、結局ドクターはリクターを息子の器にしようとした。それはテオも重々承知していたはず。だけどテオもただのクローンであり、ドクターに逆らえるはずもなかった。「思考を奪われる最後の瞬間まで自分たちらしく生きていこう」という手記も、逆らう術がない諦めが感じられる。

テオが唯一切れるカードが「リクターが反抗してMrs.ドクターを破壊したから、同様に育てられたテオも同じことができるかもしれない」のみ。たとえ一時の自由でも、少しでもリクターが長く生きられるなら良いと思ったのだろう。(´;ω;`)ウッ…

ミナアが気を失う前に呟いた実験記録はミナアの記憶なのか?

違うと思う。「後に、ZはI.DOLの家系に引き取られ、ミナアと名付けられた」のようなことも言っていた。もし記憶の中の実験記録なら、研究所から逃がされるまでのことしか書かれていなかったはず。

推測だが、この時点でドクターはミナアの脳にアクセスしようとしているのではないか。この文章は言わばテストコードであり、ドクターのサーバーとミナアの間の疎通を確認するための手段だと思われる。
ミナアが呟いたのは、ミナアの記憶ではなく、ドクターが気まぐれでコピペした実験記録兼逃げた被検体の観察記録だろう。

ミナアに息子AIを移植するのに遠隔でできるの?

たぶんだけど、被検体時代に何かしら細工された可能性がある。
それなら、逃げた被検体がどこで何をしているのか把握できる理由もわかる。
また、最初緑の薔薇に反応したので、緑の薔薇の視覚情報がトリガーになっている可能性もある。

ギャザードの発生源は結局どこなの?

ストーリー中にわかった発生源は2か所。

ひとつはセントラル病院。これはドクターと院長の争いでギャザード化した警備員が元となっている。

もうひとつは、外部との繋がりもなく、内部奥深くまでギャザードがいて、扉も内部から壊されたように見えた、地下研究所。こっちの発生理由は語られなかったが、恐らく研究の最終目的である「最高の器に息子のAIを移植する」を達成できるから、証拠隠滅に地下研究所を破壊したと思われる。

クローンたちが「ドクターに逆らうとギャザードにされる」なら、意のままにクローンたちをギャザード化させる方法がドクターにあるはず。例えば命令ひとつで、自分でD-Xウィルスを注射するなど。
地下研究所で争った形跡がなかった理由も恐らくギャザードがクローンを襲って伝染したのではなく、一斉にクローンをギャザード化させたからではないか。地下研究所のセキュリティが全解除されていたのも、パソコンの電源が一切入らないのも、研究所を破棄するからではないか。
エピローグで上級研究員を確認するシーンも、緑の液体(ドロドロしたギャザードがまとっていたものの色)があったので、ギャザード化されたクローンたちを確認していたのかもしれない。

リクターとモランに届いた手紙

ドクターからリクターとモランへの手紙、リクターにはセントラル病院に来るように、モランには地下へ誘導した。

リクターは言うまでもなく、病院地下のサーバールームへ呼び出し、息子AIの移植を行うため。そのためにドクターも先に病院へ行って準備をしていた(ところを院長に邪魔された)。

モランについては、ミナア共々破棄されてギャザードの巣窟となった地下研究所に誘い出して殺そうとしたのではないか。
地下の研究を知っているのは、地下にいる(ドクターによって一斉にギャザード化されたと思われる)クローンたちと、院長と、逃げた被検体2人。証拠隠滅するなら、全員抹殺したかったのかもしれない。

同じく元被検体だったヤマーソンもDtD本編開始時にすでにギャザードに噛まれていたので、何かしらの方法でギャザードのいる場所まで誘導されていた可能性がある。

トッドをモランへの手紙に指名したのも、もしかしたらリクターへ手紙を送ったことを隠蔽したかったのかもしれない。

……いや、そもそも手紙を使う必要はあったか?リクターに直接病院に来るように命令すれば良いのでは?もしかしてリクターがMrs.ドクターと共倒れした時、クローンに組み込まれた命令系統も傷つけられたのでは?(この説が正しいならやっぱりドクターは息子に似ているリクターに甘いのでは……?)

リクターは何故ドクターに会えなかったのか

リクターが呼び出されたのは15:30より少し前、待ち合わせ時間は16:00セントラル病院。

リクターに会う前、ドクターは病院のサーバールームへ行っていた。恐らく息子AIの移植の最終調整だろう。そこを院長に邪魔されて、予定より遅くなった。

リクターの性格からして、16時過ぎた頃にドクターが見えなければ、病院中を探し回る可能性が大きい。迷子かな。かわいい。
その後ギャザードが発生して、リクターが逃げ回る。上述のリクターへの命令系統が壊された説なら、ドクターが2時間かけてもリクターを見つけられないのも説明がつく。

そして18:30頃、リクターはイオやナギストファーたちと病院を出て地下研究所を目指す。
同時刻頃、ドクターはリュースとミナアと出会う。もしかしたらドクターはちょうどいいから先にミナアを病院で始末しようと考えたかもしれない。

緑の薔薇(ドクターの印)がついていたもの

  1. リクターのクリーンエアーマスク

  2. 地下ラボ、リクターが発見した、地面に隠したワクチンの目印

  3. 最重要機密エリアの扉、ドクターの研究室の扉?

  4. ドクターからモランへの手紙(封蝋が緑色だからたぶん封蝋)

  5. ユアムたちが見つけたワクチンの箱

  6. リクターに届いた手紙

  7. ミナアに残されていた記憶の中

  8. セントラル病院の虹彩認証の扉の先の部屋

テオが使っていたのでは?と思ったが、8は100%ドクターなので、やはりドクターのマークだった。

余談だが、緑の薔薇の花言葉は「穏やか」「希望を持ち得る」。ドクター夫婦が最愛の息子を復活させる「希望」を研究に託していたのかな。

シュガーとフェイスについて

I.DOLの天才オペレーターの2人。特にフェイスはシュガーを意識している描写が多い。君ら若干ギャグ枠かな?控えめに言って好き。

ストーリーではプリン号を自動運転で空中で待機させたシュガー(地下に潜った約11時間の燃料どうなってるの……はツッコまないでおこう)と、地上にヒーロー号を停めてギャザードに破壊されたフェイスの対比で、一見シュガーが一枚上のように見えるが、ワクチンを先に見つけたのがフェイズのいるスリープ隊で(DtD 01:15にシュガーやリクターたちが辿り着いた空のケースは、DtD2 21:00にフェイスたちが見つけてトッドに接種して持ち帰ったワクチンだっただろう)、ワクチンを確保した報告もフェイズが06:00、シュガーが06:59とフェイスが早かった。いいぞこれからもバチバチやっていろ。

タマソニーのプリンドリンク

20:00に飲んで、01:15にプリンドリンク切れ。約5時間も持つ、1時間1王様プリンの環よりだいぶ燃費が良い。いや非常時だから?普段も1時間1プリンドリンク説もしかしてある?

ヤマーソンが被検体Yなら何故ギャザード化しかけた?

抗体を持ったことで処分される予定だった被検体Y、抗体を持っているなら感染しないのでは?と思ったが、人間相手に実験していたのは「人間にAIを移植する」実験で、D-Xウィルスの研究ではなかったはず。ミナアの記憶に「自我を失っていく恐怖」があったので、行われていたのは自我を消してAIを移植しやすくするための投薬実験で、それに耐性がついたから用なしになった、と考えれば色々説明がつく。

ヤマーソンの記憶にあったギャザードの声は?

地下研究所では処分=ギャザード化と思われるので、XYZ以前の被検体が処分された際に目撃した、もしくはテオとリクターに逃がされる前、ギャザードに食われそうになって危機一髪だった可能性もある。

地下研究所に何故最初からギャザードがいたのか

W.R.U.社でD-Xウィルスのワクチンを作っているので、そのワクチンを作るためと思われる。

本作のワクチンは、暴露後接種(感染して発症する前に接種する)をしている。一般的に知名度が高いもので類似しているのが狂犬病のワクチンだろう。狂犬病のワクチンは、狂犬病ウィルスを哺乳動物に感染させて培養するもの。D-Xウィルスが狂犬病に類似するパターンなら、クローンや人間をギャザード化させてワクチンの元を作っているのではないか。

結局全部ドクターのせいじゃん

最初セントラル病院で研究してたのもドクターで、D-Xウィルスをうっかり生み出したのもドクターで、息子を殺したのもドクターで、息子を生き返らせようとW.R.U.を設立したのもドクターで、色々やって本編の事態になったのもドクターのせいだよね。ちょっとかわいそうなんて思ってたけど、全部自分が悪いじゃん。

最後に再会したリクターとテオ

リクターにテオの記憶があるのか。

ここまで考察した「リクターの記憶のテオはドクターに上書きされた」とするなら、リクターはテオをあくまで「ドクター」と認識するが、二人の間の記憶は存在するので、ちょっと悲しいけど、二人で支えあって生きていけると思う。

もしくは、テオがドクターの研究をどれくらい知っていたか、もしくはI.DOLがどれくらい解析できたかによっては、歪められた記憶を正せるかもしれない。
リクターに真実を話して、一緒に記憶を戻す方法を探そう、もありえるかもしれない。

何はともあれ、生きて再会できたなら、ハッピーエンドだよ、きっと。

最後に

バンちゃん、これ続きまだあるよね?ねえ?ちょっとジャンプしてみ?

というオタクの願望は置いといて、余白のある終わり方は個人的に結構好きかな。

ストーリーの長さの制限上、色々はっきり語られていなかったところも多く、初見ではハテナを浮かべるところが多いが、考察と想像で補完しつつ、一応説明がつかないところはなさそうかな。

テオ、リクター、幸せに生きろよ……


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