superwhisperとLM Studioで音声ブレインダンプ
最近、MacOSおよびiOSで利用可能な書き起こしアプリsuperwhisperを使っている人が多いようで、自分も試してみた。コマンドラインでwhisperを使うことは今まであったけど、もっと日常的に使いやすいアプリでとても良い。その中でもブレインダンプ用途で試したのでそのメモ。
ブレインダンプは今まで手書きでやることが多かったが、紙と鉛筆が必要であったり、まとまった時間を要したりするため、始める際のハードルが高く、私は結局週に1回やるかやらないかという頻度だったかな。でも音声入力だとトイレ中や散歩中といった隙間時間でも容易に実施でき、わずか五分程度でも書くことよりも遥かに速いスピードで吐き出せるので、大量の思考をアウトプットすることが可能なのも良い。しかも、普段人との会話で話すスピードよりも早口になってしまうところもあって(それでもちゃんと書き起こしてくれる)、思考のスピードが間に合わないこともある。(これって思考のトレーニングになったりするのかな?というのも気になる。)
とはいえ、音声のみで記録を行う場合、発話した内容を視覚的に確認しながら次の思考を整理することが難しく、結果として出力される文章はやや支離滅裂で、雑然とした内容が羅列される。でもこの書き起こし結果を読まずにLM Studioに投げかけて整理してもらうことで、抱えている課題や次に実行すべきアクションが明確に抽出され、素晴らしいなと思った。それを最終的にはObsidianのDaily noteに貼り付ける流れになっている。少なくともこの数日は、日々のフォーカスすべき事項がクリアになることを実感している。
また、ブレインダンプ的なパーソナルな内容をクラウド上の大規模言語モデルに提供することへの抵抗感があったが、LM StudioとSuperWhisperの両方がローカルモデルで動作しているため、プライバシー面での安心感も得られて良い。何も気にせず吐き出せる。
さらに、ブレインダンプのように単に思考を次々に話すのではなく、あらかじめChatGPTに今日一日を始める前に自問自答すべき事項を十項目ほど提示してもらい、その質問に順次答えるというスタイルも試してみたりしている。これはこれでガイダンスになり良いが、他にも色々な方法を試してみたい。