![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58022943/rectangle_large_type_2_412d7f76c8a2afc481e6e8d8d106a1ef.jpg?width=1200)
【1日1題#1】千緒万端
小学生の頃、6月くらいになると、学校のつつじの花をむしりとり、花弁のはじまりの白くて細くなっている部分をストローのようにして吸っていた。つつじの花は白、ピンク、紫などカラフルで、色や木ごとに味が違っていた。その当時はどの花の蜜が甘くて美味しいか競うように吸っていた。今となってはどの色の花が美味しかったのか覚えていない。つまり、花の蜜を吸うことに関しては、今よりも小学生の時の方が精通していたということだ。年を重ねるごとに知識は増えていくと思っていたけれど、ひょっとしたら必ずしもそうとは言えないのかもしれない。